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狩りバカ日誌 2016年3月14日(散弾銃・流し猟)

公開日: : 最終更新日:2016/10/24 狩りバカ日誌2015

雨一時雪 4℃-1℃

猟期の終わりも近いというのに、今日の予報は一日中雨。山間部では雪に変わるという。なんてこった。orz

こんな天気の日にキャリアの浅い猟師が山を歩き回ると思わぬ事故になりかねない。最終の15日にも休みを取っているので、今日のところは流し猟にしとくか。遠くで立っているシカを発見する目を養うには流し猟もいい方法だ。

何かがいる!

・・・?

山間部とはいえここはまだ集落の間近だが、丘の上に違和感を感じて車を止めた。

何かがいる!

・・・やっぱり! いた! これは我ながらよく見つけたな。

見下ろすカモシカ

拡大してみると・・・

見下ろすカモシカ

このとおり、コンデジのズームでは手ブレ補正もきかないほどの距離からカモシカがこちらを見ている。カモシカを見るのは今年4回目か5回目ぐらいか。数が増えているというのは本当のようだ。

林道

さていよいよ本格的な林道に入る。

山紫水明

窓の外はこんな感じ。山紫水明。(・∀・)

林道上のカモシカ

ま た お ま え か 。

林道上のカモシカ

何キロも離れているので先ほどとは別の個体にはちがいないが、それにしてもよく見かける。

カモシカは好奇心が強いのでなかなか逃げない。カモシカがまだ狩猟獣だった頃はこの性質のせいで大量に獲れたという。当時の人からすると味もよかったのだそうな。真偽はともかくとして「牛肉の味に近い」という話を聞いたことがある。

カモシカ

最終的には10mぐらいまで近寄ることができた。立射でもまず外さない距離。シカもこっちを見つめてたたずんでいることはあるものの、そういう場合はたいていスラッグの射程外なので簡単には仕留められないが、カモシカはこの距離でもこっちが大人しくしているとじっと動かない。

このまま数が順調に増えるとまたいつか狩猟獣に指定されるのかもしれないが、そうなったらなったでまたあっというまに数が減るかもしれないな。(´・ω・`)

シカ林道流し猟概要図

カモシカエリアから300mほど走ったところで本命の獲物、シカ発見! まずまず立派な角のオスが不遜な態度でこちらを見下ろしている。やはりオスは角がある分目立つが・・・頭が高いぞこんちくしょう! (`・ω・´)

車中からの射撃は耳がやられる、以前に公道上から撃つと基本的には違法なので、獲物を発見すると高鳴る胸を抑えながら知らん顔で通りすぎておいて、獲物から見えないところに車を止めてから撃てるところまで忍び寄るのが流し猟のスタイルだ。

バコーン!

今回は60m弱ぐらいまでしか近寄ることができず、発砲と同時にシカは全速力で逃げていった。

あーあ。あのスピードであの斜面を登れるってことは完全に外したな。(´・ω・`)

落石注意

そのしばらく先で林道は行き止まりに。Uターンして戻ると、来るときにはなかった大きな石が道路に横たわっていた。落石注意!(((( ;゚Д゚)))

3月の積雪

別の林道を行く。予報通りに雨は雪に変わり、みるみるうちに路面は雪に覆われた。霧もかかりだし、あたりはすっかり真冬の情景に。

今年は暖冬なので猟期終了を待たずにノーマルタイヤに戻そうかな、と思っていたが・・・換えなくてよかった。スタッドレス+サンバーのPT四駆なら林道の上りであってもこの程度の雪は楽勝。(・∀・)

積雪の森でシカを狙う

吹きさらしの杉林で「耳を広げてこちらを正面に見つめる」典型的な形のシカを発見。立派な体つきのメス!

とりあえずやり過ごしておいてブラインドに車を止め、音を立てないためにドアを閉めずに忍び寄る。レッドバードの12番コンペティションロードはすでに薬室に込められている。ようやくシカの姿を捉えた! が、同時にこちらも発見された!

バコーン!

多少狙いは甘かったはずだが、シカは一瞬体勢を崩してから駆け出す。どこかに当たったか!?

二の矢をかけようとM870をしゃくって排莢&次弾装填、SD-33のドットを疾走するシカに重ね合わせる。と、すぐ横からもうひとつ小さい影が飛び出した! もう一頭いたのか、サイズからすると子供か!

ワンテンポ遅れて子供が出てきたことで狙いが幻惑され、結局それ以上矢を掛けることはできなかった。(´・ω・`)

シカの寝屋

シカは致命傷をくらっても100m以上走ることがある。先ほどの反応からすると当たっている可能性も少なからずある。

確認のために斜面を登ると、子ジカが寝ていた寝屋の痕跡は発見できたものの、それ以外にこれといった血痕などは発見できなかった。消化器系の内容物が漏れた時のにおいもない。単に雪で足がすべっただけだったようだ。orz

春の足音

親子がいた場所にはこのような、枯れ枝にしか見えない植物がたくさん生えていたが・・・

春の足音

枯れているように見える枝のところどころには、今にもほころびそうな新芽が緑の季節を待っていた。

春はもうすぐそこ、猟期はもうすぐ終わり。名残は尽きない。

【本日の猟果】
発砲 2
失中 2(シカ2)
半矢 0
捕獲 0
回収不能 0

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曇りのち晴れ 6℃/-3℃ 画像はwikipediaより[/caption]

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Comment

  1. monndou_n より:

    雪の中、お疲れ様でした。来期に期待ですね。私は、また鹿との格闘が始まりますが…。網張り、エアーガンで追い回す等。
    14日に、夏タイヤに交換するために田舎まで行ったのですが、大雪が降って積もっていたので、夏タイヤを積んでそのまま帰って来ました。

    • spinicker より:

      お疲れさまでした。最後の最後にスタッドレスががんばってくれました。(・∀・)

      柵やネットは設置より維持する労力が大変なんでしょうね。一か所でも破断があれば根こそぎいかれる可能性があるわけだし。

  2. 55G より:

    カモシカの肉は美味いですよ。
    確かに牛肉に似てました、スイスでは食べられます。
    普通に道の駅みたいな所で売ってました。

    燻製になってるものを味見して、即お土産用に買いました。

    • spinicker より:

      スイスですか、いいですねー。ヨーロッパは行ったことないっす。時間もカネもない・・・ orz
      静岡とかだったかな、地域によっては調査捕獲があると聞いたこともありますが、日本でもまた狩猟獣になったりするのかな。

  3. ltchughes より:

    スイスでは食べられるのですね。

    ウィキで調べましたら、カモシカは、ウシ目(偶蹄目)ウシ亜目(反芻亜目)ウシ科ヤギ亜科ということで、牛の仲間だから牛っぽい味なのも納得ですね。

    • spinicker より:

      そう言われると気になりますね。
      ただ、やはりジビエである以上は牛っぽいとはいっても牛を超えるところまではいかない予感。畜産業の歴史と努力は偉大です。(´・ω・`)

  4. トキハ より:

    この時期でも雪が振りましたか、やはり紀伊半島は奥に行くと条件が過酷なのかな、大台ヶ原の例を見るまでもないですけどね。

    >さていよいよ本格的な林道に入る
    この写真を見た時に、コンクリート製の擁壁脇に大量の土砂が流れてきているのを見た時点で、雨が降るとかなり危険な状態の山だとわたしには思えました。
    台風の後や大雨の後にはこういう場所から鉄砲水が出て、それこそガードレールまで埋まるくらいの大量の土砂が流れ落ちます。
    通い慣れている場所でなければ、なかなか日々のことはわかりませんので、こういった特徴を発見する癖を身につけるとよろしいかと思います。
    鹿を探していて落石に乗り上げてバーストや、枝を拾ってパンクもよくある話です。

    カモシカは石を投げても当たるまで逃げませんよ。食べたことがあると言う先輩は「うもうないよ」(おいしくないよ)と申しておりましたけどね。

    • spinicker より:

      おひさしぶりです(・∀・)

      いちおう舗装はされているものの、かなりの悪路でした。鉄砲水かどうかはわかりませんが、併走する川はたしかにかなり岸の高いところまで岩や流木なんかが転がってたので、あんなところまで水が来たってことだなぁ、と驚きました。

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もうかりまっかPC01

  • ハンターたる者、常により良い狩猟車を追求するべし! (`・ω・´)

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