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狩猟の質問「銃(空気銃)は単発でおk?連発が必要?」に答えます!

公開日: : 狩猟の質問答えます!

使用前ペレット01

少し前からじわりじわりと人気上昇中のマンガ、ゴールデンカムイ。明治時代の蝦夷地(北海道)を舞台にした冒険活劇です。アイヌ民族の狩猟とジビエ料理(それがメインテーマではありませんが)も劇中に登場することから猟師にも愛読者が多い様子。

その登場人物に「二瓶鉄造」という人物があります。彼の得物は単発式の村田銃。初弾で仕留めそこなうとなかなか次を発射できない銃です。

そのことを指摘されると、

「五発あれば五回勝負できると勘違いする」

と返し、その直後にヒグマを一発で倒すシーンがあります。3巻の見せ場の一つです。

そのシーンを読んでいて、メールで来た質問を思い出しました。

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その質問とは、

「空気銃猟は一発で仕留めるのが基本だそうですが、ならば単発のもので十分なのでしょうか?」

というような内容。

5連発のプレチャージ式空気銃は中古でも絶賛高止まり中。20~30万円台といったところが主流のようです。中古でこの値段ではなかなか手が出ないですよね…orz

対してエースハンターなどのポンプ式単発銃であれば5万円前後の値がついていることが多く、ハードルはぐっと下がります。

でも値段はいいとして、性能は? という疑問から上記のようなメールが届くことになったのでしょう。

常にうまくいくとは限らない

確かに毎度毎度一発で決められるのであれば単発式でも問題ないわけです。しかしそうはなかなか問屋がおろしてくれません。(´・ω・`)

僕の空気銃でのカモ撃ちの場合、環境にめぐまれていることもあってたいていは50m以内で勝負できています。銃はレインストーム後期型で精度も悪くない当たり個体。

しかし、過去に大ガモ(マガモorカルガモ)への初矢が命中したケースで考えると、その一発で仕留められたのは…7割もないでしょうね。おそらく6割程度だと思われます。(´・ω・`)

残りのうち3割強は初矢以降に命中弾を浴びせてゲット、最後に半矢でロストが1割未満。といった感じの内訳。

環境や自分の腕の影響で、必ずしも一撃必殺が成るわけではないということです。

一度、カルガモを相手にこんなことがありました。

  • 1発目→後頭部をかすめる。ふらつきながらも泳いで植え込みへ逃げようとする
  • 2発目→喫水線近辺に着弾して水柱が上がる。ダメージは不明
  • 3発目→2発目と同様→1発目の影響かその場でくるくる回り始める
  • 4発目→よく覚えていない→マガジン交換
  • 5発目→よく覚えていない
  • 6発目→よく覚えていない
  • 7発目→よく覚えていない
  • 8発目→よく覚えていない
  • 9発目→命中したかは不明もついに動かなくなる→回収

なんせあせっていたので定かではないところもあります。途中からは早く止めてやりたい気持ちと一刻も早くその場から離脱したい気持ちでいっぱいでしたが、仕留めるまでに9発撃ったのはマガジンの残弾数がふたつとも0だったことから明白です。

(最初にセットするマガジンには4発しか詰めません)

僕の腕が足りなかったのと木々の枝を縫っての射撃だったこと、あとは苦手な急角度の撃ち下ろしだったこともありますが、こういったことは誰にでも起こりえます。

五発あれば五回勝負できるかどうかはわからないとしても、チャンスが増えるのは確か。腕や道具、工夫でそこへ近づける努力はするべきですが、必ず一発で仕留められるというのはフィクションの世界だからこそ。

そういった経験から、一般的な5.5mm(22口径)・30ft/lb前後の空気銃でカモキジ撃ちをするのなら、状況が許せばやはり5連発のものを予備マガジンつきで運用することをおすすめしたいところ。

(6.35mm(25口径)だったりもっとパワーがあったりであればまたちがってくるかもですけどね!)

逆に二の矢の必要性が薄い、というかほぼないのがヒヨドリ猟などの小物撃ち。これならエースハンターの4.5mmなどは最適な一挺でしょう。

予算と猟のスタイルに合わせて後悔のない選択をしてください!(・∀・)

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Comment

  1. ltchughes より:

     賛成です。あと、いくら1発で終わる事が出来る環境でも、特に私のような初心者は、動作を少なくしたいです。弾が既に弾倉にあれば、ボルトを引くだけ。単発式の場合、ボルトを引いて、別で管理している弾を取り出してゴミの付着や変形が無い事を確認して、、、大変ですね。

     私はカラスを撃ちますので、連続してたくさん撃てないと困ります。お葬式に集まってきたカラスを何羽か撃ち続けますから。

     あと罠の止め差しにも使っていますが、10~20メートルの距離とは言え激しく動き回りますので、「急所に」どころか、単に当てる事さえ何発も要したりする事があります。

     何を対象にどんな猟をしたいのかによって大きく左右されますから、そのように迷われている方は、実際の猟に同行して、自分のイメージをしっかり作る事が良いかもしれませんね。

     でもその方、すでに自分で答えを言ってますね。「一発で仕留めるのが ”基本” だそうですが、、、」基本と現場の実際とが違う事は誰もが知っている訳ですから。。。

  2. spinicker より:

    日本の銃メーカーにももっとがんばってほしいんですけどねー。一時はシャープチバから連発式のプレチャージ空気銃が出るとかも聞いてたのですが…その前に潰れてしまいましたね。(´・ω・`)

    くくりわなにかかったやつでも複数発あったほうがいいんですね。そこまでは思い至りませんでした。(; ³0³)

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