ハンターになってわかったハンターに向けられる反対者からの視線

公開日: : 最終更新日:2017/04/29 ハンターになってわかったこと

非友好的

母が亡くなってからもうずいぶんになりますが、彼女は「動物大好き」な人でした。その息子はハンターなんてことをやってますけど。( ̄∇ ̄;)ゞ

当然、狩猟なんてのも野蛮、反対も反対。といったスタンスで、父が狩猟をやめるに至った原因のひとつも母のそういった態度であったとつい最近聞きました。

クマが住宅地に出没、猟友会員が射殺。といった、忘れた頃に流れるニュース。母はそういったニュースなんかにも

「なんで殺さなあかんの? 山へ帰したらいいのに!」

と憤る人でした。

僕がハンターになったのは母の死後。その頃はまだハンターではなかった僕にとってもクマの脅威というものは自分に関係のないことで、母と同じような考え方をしていたものです。

魚を釣って食べることは当時からしていましたが「魚はOK、動物はアウト」という考えでした。僕も昔は「動物大好き」で狩猟には反対な人だったのです。…いや、今でも動物は好きなんですけどね。

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月日は流れ、母は亡くなり、僕は何の因果かハンターになって以前よりクマについての知識もつき、住宅街でのクマ射殺についても手間ひま経費、再発の可能性、その場合の人的被害その他もろもろを考えるとやむなしと考えるようになりました。

立場が変わることによって見方も変わったのです。

その一方で、立場が変わったけど変わらないものもあります。

トロフィーハント

http://karapaia.com/archives/52197940.htmlより

自分もハンターのくせになんかイラッとくるハンティングがあるのです。

ハンターだけどイラッとくるハンティング

トロフィーハント

http://karapaia.com/archives/52197940.htmlより

こういった画像の出所はアフリカのトロフィーハンティング。そのための狩猟可能枠が定められ、狩猟者は費用を支払って狩りをするシステムで、現地では合法であるとのこと。違法ではないのです。

動物600頭の狩猟権オークション始まる(ナショナルジオグラフィック日本版)

なんで合法な狩猟なのにイラッとくるのか。自分でもうまく説明できません、不思議なことに。

食べるならおkだけど食べないだろうからアウトだとか、なんか獲物をバカにするような構図や表情だとムカッとするだとか、草食動物だとそれほどでもないけど肉食動物が獲物だと倍率ドンさらに倍ではらわたが熱くなるだとか、なんらかの関連性はあるようだけど、今のところまだ明瞭に言語化できません。

確かに食べるか食べないかは大きな要因、でもそれじゃあどれぐらい食べればセーフなのか、一口二口食べればライオンでもおkなのか。こういった狩猟は富裕層のものだそうだから、ひょっとしたら僕はねたんでいるのか。

などといった考えがぐるぐると脳内をめぐりめぐり、そうこうしているうちに、日本でもハンターは動物愛護家に嫌われてるけど、ひょっとしたらベースとなってる感情は同じなんじゃないか。という考えが芽生えました。

もちろん頭(理屈)では理解していたんだけど、自分がハンターになってからは、心(感情)では共感できなくなってました。食べるんだから、生態系の維持に貢献しているんだからいいじゃないか。という大義名分のせいかもしれません。

が、大義名分ということであれば、アフリカのトロフィーハントも種の保全に役立っている、という意見もあるのです。

SCI基金の保全担当責任者メリッサ・シンプソン氏は、2013年にナショナル ジオグラフィックのウェブサイトに意見記事を寄稿し、「米国で一定の管理のもとに狩猟が認められているのと同様に、アフリカでも管理された狩猟は保全活動に重要な貢献をしている。特に狩猟で訪れる旅行客は、地域社会や野生生物保護団体へ貴重な収入をもたらしている」と書いた。

(中略)

 DSC代表のベン・カーター氏もナショナル ジオグラフィックに対し、きちんと管理されたトロフィーハンティングは、健康で強い個体群を保つために野生生物管理当局が使う手段であると語る。「非生産的な個体を群れから取り除けば、群れはむしろ繁栄するものです」

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/020400045/より

狩りバカ日誌2017年2月12日

これは僕がしとめたシカ。僕が横に笑顔で写ってるわけじゃないけど、動物愛護家からするとやはりトロフィーハンターと同類なんでしょう。(´・_・`)

狩りバカ日誌2017年2月12日

確かに食べました、このシカを。

けど、肉片のひとかけら残さず、というわけではありません。廃棄した部位もあります。となると、どれだけ食べればおkでどれだけ食べなければアウトなのか以下ループ。

食べる食べないということなら、僕らミートハンターはもちろん獲物を食べるけど、動物愛護家は食べないわけですからね。「自分が食べないものを殺している」という点では、日本のシカ猟もシシ猟も、海外のライオン猟もゾウ猟も同列なんでしょうね。

(家畜は食べてるだろう、というのはこの際おいといて)

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上では自分の考えを言語化できない、と書きましたが、もしかすると「実は自分もトロフィーハンターとそう大きな差はないんじゃないか」という考えが深層心理にあって、そのせいなのかもしれません。イラッとくるのは同族嫌悪の一種なのか。(´・ω・`)

かと言って狩猟もブログもやめるつもりはないけれど…。ハンターを嫌いな人がハンターに抱く感情に、ハンターでありながら、頭での理解だけでなく心でも共感できたような気がするので、今後は狩猟反対な人への配慮をもうちょっと強化しようかな。という気になりました。

かと言って狩猟もブログもやめるつもりはないですけどね(大事なことなので二回言った)。

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Comment

  1. うさぎさん より:

    なんとなくその気持ちわかります( ̄^ ̄)
    いや、自分は狩猟をしているわけでもありませんがトロフィーハンターとかそう言った方々を見るとなんか違うんじゃないかという違和感を感じます。
    この問題は明確なラインのようなものがあるわけではなくもうほとんど個人の感性によるところがあるかと思います。
    そのぶん難しい問題でもありますが答えが出なくても考えることをやめずに向き合い続けるべきなのかな、と思います( ´∀`)

    • spinicker より:

      でも動物視線だとミートハンターだろうがトロフィーハンターだろうが同じなんですけどね…。やはりラインをどこに設定するか、どの立場で見るかが鍵なんでしょうね。
      なんにせよ、ミートハンターがトロフィーハンターを見る目と、動物愛護家がミートハンターを見る目は同じような感じなんだろうなと感じています。(´・ω・`)

  2. ltchughes より:

    ご指摘の通り、私たちはトロフィーハンターと同列だと思います。

    私もトロフィーにはイラッときますが、恐らくそれは、「食いもんを粗末にするな!」的なものだと考えています。

    でも狩猟反対派の人たちは、最悪な存在だと思います。見ず知らずの人たちに殺戮をさせ、その結果スーパーに並んだ肉や魚を食べて生きていて、そのくせハンターを非難する訳ですから。

    • spinicker より:

      >見ず知らずの人たちに殺戮をさせ、その結果スーパーに並んだ肉や魚を食べて生きていて、そのくせハンターを非難する

      そういうことに気づけるのも、ハンターをやってるからこそだと思います。僕もハンターになる前はクマ殺すな派でした。( ̄∇ ̄;)
      こういう問題は人に諭されて考えが変わる可能性は低いと思うので、極論、お互い関わらないようにするのがベスとかなという気もします。

  3. 天之 より:

    トロフィーハンターがムカつくのは、「デカイ面をしている」からですねわたしの場合
    自分が殺生をしたと自覚しているなら笑顔で記念撮影など出来ません
    もちろん会心のショットで仕留めた時など「やった!」と言ってしまうし。脂の乗ったカモを手にすれば思わず顔もほころびます、ハンターって業が深いですね
    でもそれを写真に残さない程度の自制心はあるつもり
    まあこれは地域がかつて一向宗の盛んな土地だったからかも

    • spinicker より:

      表情の影響は大きいですね。
      でも、自分の表情は確認できないけど、僕もしとめた獲物を回収できた時はたぶん顔はほころんでるんだろうなと思います。
      けどそれは殺したことに対してというより、作戦がうまくいった、射撃がいいところに当たった、回収できた、猟隊のメンバーに喜んでもらえる…などが合わさってのものなんですけどね。そのために獲物の死が必要であるというのも事実なので複雑です。(´・_・`)

  4. りゅーじ より:

    うーん、確かに複雑な気持ちにはなりますね。トロフィーハンター…
    僕も釣りでの魚は「わぁ美味そう(*^。^*)」
    鶏も田舎の爺さんが昔僕がチビのころに遊びに行くと捌いてくれて、すごく美味しかった記憶があるので平気。

    うちの家庭も親父も、母親も、僕も生き物は大好きで動物番組は欠かさず見るくらいですが、僕の狩猟というものには納得してくれています。
    親父のほうの田舎は桃農家で、母親のほうは米と柑橘です。
    鳥にやられる悔しさ、猪に荒らされてダメになる悔しさが分かるから。

    カラス数羽殺して変わるのか!?
    猪や鹿を数等殺して変わるのか!?

    愛護派の人は言うでしょうが、森の植林でも数十年単位で見ないと結果なんて分りません。
    でも、何もせずに飯の種を奪われていくのを手をこまねいて見ているわけにもいきません。
     
    ネットが発達してすぐに炎上する時代です。だからこそ現代のハンターは色々な事を思って、逡巡して発展する可能性を秘めてると思います。少子高齢化社会ですし、若手ハンターの意識やアイデアがこれからの農業や漁業(養殖放流稚魚が増えすぎたカワウなどに食べられる)に活路を見いだせるかも(゜_゜)
    ジビエ料理なんかも模索してる方いますしね。

    ということを思って銃を握ってます。

    なので

    いぇーい\(^o^)/デカ角の鹿きたわー

    とか

    象牙とってポイ

    とか

    百獣の王ライオン撃ったし\(^o^)/

    とか

    本当に遊びで動く的撃って遊ぶだけのようなゲームハンティングは嫌いですね(゜Д゜)

    獲物の事、英語じゃゲームって言いますが…

    • spinicker より:

      人間は勝手なもので、僕はミートハンターですが、動物愛護家に責められると文句を言い返したくなります。でもトロフィーハンターが動物愛護家に責められると「動物愛護家がんばれ!(゚∀゚ )」ってなります。

      獣害のことも、「人間は都市に住めばいい」なんて言うけど、農村だって必要だし、そもそも都市だって動物の住みかだった山林や野原を切り開いて開発したわけで。

      結局は、どこに線引きをするか、その線引きはなぜ正しいのか。というところなんだと思います。それが人それぞれちがうので紛糾するわけで。(´・ω・`)

  5. 白熊 より:

    私はまだ狩猟免許を取ってませんがいずれ取ろうとは思ってます。そして、私もトロフィーハンティングはとてもイラッとします。
    個人的には、こう考えてます。
    まず、ライオン達は有害駆除ではないこと。もし有害駆除するほど居るのであれば、それは現地の方が駆除するべきであって、外国の裕福層が娯楽目的で参加するべきでは無いと思ってます。大体、ライオン達肉食動物は生態系でのトップでとても重要な位置に居ます。主催している側は狩りつくすことは無いでしょうけれど。
    でも、これ以上に儲かる産業が無いのでしょうね…
    ジンバブエでは特にそうですし。

    • spinicker より:

      >これ以上に儲かる産業が無いのでしょうね…

      手っ取り早くて需要もある、という点はまちがいなさそう。言いたいことはいろいろあるけど、だいたい世の中のことってどっちかの言い分が100%正しいとかってのはないのでよけいにもどかしい。立場が変われば正義も見方も変わるわけで。
      ミートハンターがトロフィーハンターを見てイラッとくるように、ミートハンターを見て動物愛護家(ミータリアン)がイラッときて、動物愛護家(ミータリアン)を見てベジタリアンがイラッときて、ベジタリアンを見てヴィーガンがイラッときてたりするのかもしれませんね。(´・ω・`)

  6. 自信持って より:

    こんにちは。私は動物達の権利について興味があってネットサーフィンしていたらこの記事にたどり着きました。長くなりますがどうかお読み下さい。私の見解を申しますと多くの日本のハンターとトロフィーハンターは全く違うと思っています。理由は2つ有るので順番に述べます。まず最も大きな違いは殺す理由の重さの違いです。あなたのような日本のハンターは仕方ない理由で動物を殺害します。「人が熊に殺されないように」「増えすぎて農作物に被害が出るから仕方なく」などです。これらの理由は人間の生存に深く関わっている理由です。しかしトロフィーハンターはくだらない理由で動物を殺害します。「殺しを楽しむため」「剥製が欲しいから」「思い出作りのため」などの理由です。資金の為と言っていますがトロフィーハンターが狩っている動物達は殆ど貴重な絶滅危惧種であり、殺さずに収入源にする方法などいくらでも有るはずですがハンター達が「殺しの権利」を得るために大金を積むのでそれに目がくらんでいるだけです。しかしアフリカは貧困で悩んでいるためアフリカ側を非難するのは酷な話です。非難されるべきはアフリカの弱みに漬け込んで殺しを楽しむ金持ち達です。だいたいアフリカを助けたいなら普通にアフリカ旅行でもして金を払えばいいだけなのです。それに群れの繁栄のために邪魔な個体を殺すというトロフィーハンター側の主張は何故自分達が非難されるかをまるで理解していません。くだらない理由で殺される動物一匹一匹の自由に生きる権利が踏みにじられているから非難されているのであり、群れの繁栄の話などしてないのです。それに群れの繁栄に本当に繋がったとしてもやはり一個体の命を奪っていい理由にはなりません。例えば日本では高齢者が増え若者の負担が増えていますが日本の繁栄のために老人を殺していいなんて思いませんよね?それはあなたが老人にも感情があり生きる権利があると認めているからです。動物についても全く同じなのですが彼らはそれを分かっていません。分かっていれば別の方法で群れの繁栄を目指すはずです。(そもそも殺す対象が絶滅危惧種であるため個体数の調整ということもできず「群れの繁栄」などという表現にしているのではないか?)日本のハンターは仕方ない理由で殺しますが、これは殺す以外の対処が困難という点でどうしても更生の余地がない死刑囚を殺すのと似ています。しかしトロフィーハンターのやっていることはただの殺戮であり、後からそれっぽい理由をつけているだけです。2つ目の理由はやはりネット上での振る舞いでしょう。自分で殺した動物の死骸の横でニタニタと笑っているハンターの姿には誰が見ても殺意を覚えます。動物を自分のおもちゃにできて楽しいという気持ちが否が応でも伝わって来るのですから。しかもネット上にはそういった写真が山程アップロードされています。敵が増えるのも当たり前です。残念ながらこの点においては日本のハンターにも該当する方がたまに居るのでやめて頂きたいですね。長くなりましたが要するに自分をトロフィーハンターみたいなサイコパス連中と同一視しないで欲しいのです。日本の動物の個体数調整のために誰もやりたがらない「殺し屋」の仕事を引き受けているのだからもっと誇りを持って下さい。ハンターがいないと日本は鹿で溢れかえってしまいます。だからあなたの仕事が必要なんです。

    • spinicker より:

      この手の話は、結局「どこで線を引くか」に尽きると思うのです。ただそれが人によってちがうのでもめるという。僕は、撃つなという人の意見も、獲る側の意見もどちらも一理あるとは思うのですが、トロフィーハンターのやってることは理解に苦しむ…とも実は言い切れないんですよね。僕だってでかいのが獲れたら、やっぱり達成感は大きいですし。
      ただ、こときれた獲物の横で笑顔で写ってるやつ。あれは共感しかねます。記録として置いておくのならまだしも、自慢げに公開する神経はちょっとわからないです。長年やってると神経が麻痺してくるのかもしれません。自分も気をつけようと思っています。

    • 自信持って より:

      返信ありがとうございます

      線引きは大事ですね
      上手く線が引けると罪悪感が軽くなります

      私はずっと悩んでいました
      昔オーストラリアで原住民をスポーツハンティングして楽しんだ白人達と、鹿や猪が個体数調整されている日本で恩恵を受けている自分との明確な違いは何だろうかと

      その結果「生きる為に必要かどうか」が私にとっての線引きになった訳であります
      殺す時に楽しむのか悲しむのかはあまり重視していません。だって殺される側にとっては同じですから。むしろどうせ殺す必要があるなら楽しめる人間にハンターをやってもらった方がいいとすら思っています

      しかし問題は他人の線引きに異を唱える事の是非ですかね
      私は被害に合う動物が減るなら異を唱えるべきだと思っています
      あまりハンターさんにはいい顔をされないかもしれませんがこれが私の考えです

  7. 猟師 より:

    トロフィーハンターやエンジョイハンターはその根本にあるのが「動く的を殺して楽しみたい」という薄汚い欲求しかないからではないでしょうか。
    確かに職業猟師にもそういった感情がないわけではないでしょうが、ここまで気持ちいいという理由だけから他の生物を殺す(圧倒的優位な時だけ)というのは人間の倫理観的にいいものだと捉えられることはありえないと思います。
    人間同士に言いかえれば、職業猟師を兵士とするならこの手のハンターは快楽殺人者ですから。

    • spinicker より:

      トロフィーハンター諸氏からすると「殺される側からすれば食べられようが食べられまいが同じだろう」って意見もあるようで、ミートハンターも言ってしまえば肉がトロフィーという言い方もできなくはないわけで。僕は回収した獲物の肉を持って帰らないなんてことはないのでミートハンターになるんだろうけど、立派な角や牙が欲しくなる気持ちもわからなくはない…一方でライオン踏んづけてめっちゃ笑顔のハンターを見るとモヤモヤした気持ちも胸に湧くので複雑です。(´・ω・`)

  8. まつの より:

    こんにちは、たまたまたどり着いた者です。
    自分はハンターではありませんが、トロフィーハンターが好きではありません。
    自分の射撃の腕前や力を誇示したい側面が強いからです。
    南アフリカにはライオン、ヌー、シマウマなどを飼育する農場が何カ所もあって(主に農場主は白人)、ライオンの場合は子ライオンの頃は観光客にミルクをあげさせる体験や写真撮らせるなどに利用し、人に危険な年頃になるとハンティング用として農場の外に放します。
    散々人に慣れ薬物も与えられているので至近距離から撃つことができるそうです。
    また高額チップ次第ではガイドが保護区内へハンターを連れて行くこともあるそうですが、これは問題となります。
    名前は忘れましたが、ジンバブエから南アフリカに移住しヌーを飼育している白人農場主は、見栄えの立派なヌーはキャンドハンティング用、そうでないものは食肉用だそうで、最優先は自分の農場の収入を最大化することで種の保存は副産物だと言い切っていました。
    キャンドハンティングは仕留めた動物を食べるハンティングとは明らかに違うと思うのです。
    いろいろ考えさせられます。

    • spinicker より:

      このへんは何度も考えて自分の中では線引きができた、はずなんだけど…どうもやはり今でもモヤモヤしたものはなくなりません。僕の場合は獲ったら必ず肉を持って帰りますが、獲物の側からするとそんなの関係ないだろうし、じゃあ宅地開発の際に他の生物を蹂躙するのはなぜOKなのかとか。そういういろんな見方をとりまとめる拘束力のある決め事が法律なので、じゃあそれさえ守ってればいいのかとか。簡単なことならすでに誰もが納得のいく答えが出てるんでしょうね。(´・ω・`)

  9. ああああ より:

    多分、あなたがトロフィーハンターにイラっと来る理由って、彼らが「生命の尊厳」を軽んじてるからじゃないかと。自然の摂理として、食うために殺す。殺したものを食うというのは、動物だろうが植物だろうが基本的には変わらない。自然の摂理として野生の命もまた、同じように相手の命を奪う立場にあり、己の意志と自分の能力で生きながらえる可能性という自由の下で、生きている。

    それを一方的に奪い、摂理に反し、単なる己の楽しみのみで命を奪う者に怒りを感じるのではなかろうか、と思った。

    しかし、結局は現実を知って初めて理解出来ることもある。知性があれば世界ではなくその成り立ちに意識を傾けるべきだが、それが出来ない人たちによる醜い行いは続く。

    食わないのに殺す、で言えば、アシダカグモは食べないゴキブリも殺すし、イタチは獲物を食べずに子供に狩りの練習のために与えて、子供にいたぶらせることがある。

  10. えいこ より:

    最近ジビエ料理が流行ってるからか、鹿狩りの番組をやっていて初めて観ました。捕まったキィーキィー鳴いてる鹿を生きたまま解体するような番組です。それを観てから気分が落ち込んで鬱状態ですもともと鹿は食べないですが、本当に可哀想に思い最後まで観れませんでした。今まで豚や牛を食べてましたが、それも気分が悪くなりそうです。TV局にお願いしたいです。そんな番組をしないでほしい。
    この鬱状態をどうしたら良いか
    どこに投書したら良いか分からず、こちらにコメントさせて頂きました。ごめんなさい

    • spinicker より:

      生きたまま解体というか、生け捕りにして食肉処理場へ持って行くという形かと思います。場所によっては、そうしないと世に流通させられる食肉にならないところがある、とかだったかと。
      僕は銃で猟していますが、個人的には生け捕りには反対の立場です。恐怖や苦しみの時間をなるべく短くするために、頭や首を狙撃してその場で即倒させるのを目標としています。

      ただ、衛生上、外傷による消化器官内容物の漏れなどがないよう、生け捕りにしたものしか流通に乗せられないなどの事実を周知するため、そういった番組が放映されるに至ったものかと。
      ハンターの僕もかわいそうであるとは思います。けど、この世には「かわいそう」より重要なこと、重視すべきこともあると考えています。
      共感してもらえないのは仕方ないですが、理解をいただければ幸いです。

  11. ジョー より:

    私はトロフィーハントに感じる嫌悪感の一番の原因はその動物の種類にあると思います。彼らはライオン、キリン、ゾウなどの死体と共に写真撮影していますが、それがイノシシだったらどうでしょうか?恐らくここまで炎上はしていないはずです。
    私たち人間は動物の命を無意識にカテゴライズしています。これは家畜、これはペット、これは保護されるべき、これは駆除されるべき。そうした認識の中で本来人間に殺されるべきではない動物が殺された際には強い嫌悪感や違和感を感じるのだと思います。ライオン、キリン、ゾウなどは多くの人にとって動物園などでしか見ないですし、人が殺すべき動物という認識は普通であれば持っていません。他にも例えばイルカ漁に対する反発や犬や猫を食べる文化に対する拒絶反応なども大元はこうしたカテゴライズに起因していると考えています。

    またトロフィーハンターとミートハンターという肩書で分類すべきではないとも思います。なぜならミートハンターと言っても皆が皆生きるために仕方なく、害獣駆除のために仕方なく殺している人ばかりではないと思うからです。ミートハンターでも狩りそのもの、つまり動物を追い殺す行為自体を楽しみ、肉を食べる行為がその副産物に過ぎない場合だってあると思います。「狩りを楽しむ」という本来の目的を「食べるため」「害獣駆除のため」という理由で誤魔化し正当化している、言い訳しているとしたら、それはむしろ楽しむために狩りをしていると公言しているトロフィーハンターよりもある意味では性質が悪いかもしれません。そうした人は少数派だと信じたいですが・・・

  12. 石狩クマ子 より:

    難しい事は解りませんが反対する権利は私にはありません。ただ一つの尺度として

    「その殺生が自分にとって必要だったのか否か」で考えれば良いんじゃないかなと思います。

    狩った獲物を美味しく頂いてるので良いのかもしれません。山奥で仕留めて土を掛けて去るようなハンターは殺しの快楽だけを求めているのでしょうが、そんなハンターは少数派だと信じております。

    • spinicker より:

      焼肉は大好きだけど自分は牛を殺してはいないから美しい人間だと考えるかどうか。世の中は細分化が進み過ぎて絶対的なオールマイティな回答が出なくなりました。個人的には「どこで線引きするか」だと思っています。線の位置は人それぞれです。

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