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絵+文章=とっつきやすい。ここらで狩猟マンガをチェックしてみよう

公開日: : 最終更新日:2017/11/19 狩猟よもやま話

狩猟マンガ

僕はマンガは優秀な表現方法のひとつだと思っています。文章と絵のいいとこどり。かっこよく描かれ、しびれるような台詞を放ち、しっかり設定されたワールドを縦横無尽に、はつらつと躍動するキャラクターたち。波長の合うマンガを前にして感情移入するなって方がそりゃ無理ってもんですよ!(・∀・)

“マンガ=子供の読むもの”という向きも根強いのも、それはマンガという表現方法が読解力の低い人にも受け入れられやすい、ということの裏返し。
あとは題材、内容次第ですね。それ次第で子供向きにもなれば、大人のハートをわしづかみにするマンガだって生み出せるのです。

そこで今日はどちらかというと大人向けな題材、「狩猟」が登場するマンガをいくつか紹介したいと思います!

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狩猟ブームの火付け役?「山賊ダイアリー」

まずは今の狩猟ブームをもたらしたと言われている狩猟マンガの雄、山賊ダイアリー。これを語らずして狩猟マンガを語ることはできません。僕も全巻持っています。(^-^)

この作品はそのゆるさというか、等身大感が魅力。「狩猟とはこういうものである、こうあるべきであるッッッ!」という大層なお題目や押しつけがましさがなく、作者の岡本健太郎氏とその仲間たちの狩猟風景が淡々と描かれています。

見栄を張ることも卑下することもなく、あったことをあったように、ただ素直に表現しているような印象。言うなれば、有名なキャッチコピー「なにも足さない。なにも引かない。」を地でいくような自然体なところに好感が持てます。

ところどころのボケも、笑わせてやろうという感じではなく、あったことを描いて笑ってもらえればいいな。ぐらいに思ってそう。押しの弱さに逆に惹かれる狩猟マンガです。

作品は7巻でいちおう完結。今はセカンドシーズンともいうべき「山賊ダイアリーSS」の連載が始まっています。今作では海での漁がメインになっている模様ですが、こちらは未読なので詳細はわからず。

この「山賊ダイアリー」時の岡本氏の相棒は空気銃、エースハンター。今はFXのサイクロンを使っているらしいですが、そちらは登場しません。いずれは装薬銃猟をテーマにした「山賊ダイアリーSSS(仮)」を発表してもらいたいものです。

…と、この記事を書くに当たっていろいろと調べていると、岡本氏が原作、 さがら梨々という人が原画を務めている「ソウナンですか?」というマンガを発見してしまいました。

飛行機事故のせいで…。今日から青春、無人島っ……!! なんにもないからーー、なんでも作る!! なんでも食べる!!!!(泣) 知恵と勇気の無人島JKサバイバル。あたしたち、けっこう元気です! 【1巻収録内容】セミの食べ方、罠の作り方、簡易アレルギーテスト、ヤドカリの食べ方など…。

僕は無人島脱出ものが大好物でして! サバイバルキッズとかもはまったなぁ。これもちょっと気になってます。作画は岡本氏とちがって(失礼)気合い入ってます。買ってみよかな…

蝦夷地の自然とアイヌ文化も魅力。「ゴールデンカムイ」

日露戦争帰りの日本兵、数々の修羅場をくぐってきた“不死身の杉本”がアイヌの少女、アシリパの力を借りて、惚れた女の病を治すためにアイヌの金塊を追って旅する明治浪漫譚。『このマンガがすごい!2016』のオトコ編第二位に選出された作品でもあります。これも全巻持っています。(^-^)

テーマは金塊の争奪戦であって狩猟ではありませんが、アシリパがアイヌの猟師ということもあって、アイヌの知恵を駆使した狩猟法や調理法があちこちで紹介され、死人が続出する物語で一服の清涼剤的な役割を担っています。

このアシリパたん、だまってれば美少女なのに、なぜかいろんなところでかなり気合いの入った変顔を披露してくれていて、そこもまたこの作品のみどころ。

本日現在(2017年10月6日)、kindle版で1巻と2巻が無料になっています。この機会にどうぞ。(・∀・)

罠マンガならこちら!「罠ガール」

罠ガール

とある田舎町で暮らす女子高生の朝比奈千代丸。家が農家である彼女は、畑を荒らす野生動物を捕獲するため、18歳にして「わな猟免許」を所持している。本作では、動物とのガチな知恵比べが展開する千代丸のリアルな罠猟っぷりをのんびりとお届けしていきます。

こちらは現状まだ単行本化されていないwebコミック。電撃マオウにて連載されている罠猟をテーマにした作品です。

罠もやりたいんですけどね。獲物との知恵比べ。特にくくり罠は奥が深いそうで。

でもこればっかりは見回りを密に行う必要もあればいつ獲れるかもわからないものなので、なかなか時間的に敷居が高い…。移住は裏庭に罠かけられるような場所がいいなぁ。

罠ガール(電撃マオウ)

てか、マンガの記事はついつい読みふけってしまってさっきからめっちゃ時間かかってます。ただでさえ筆遅いのに…orz

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貴重な現代の装薬銃猟マンガ。「東京カリニク鉄砲隊」

東京カリニク鉄砲隊

“「新人猟師」兼「漫画家」”の狩猟伝説、ここに始まる!
東京で猟師(ハンター)になれるの!? ノリと勢いと私利私欲から新人猟師となった作者が、かけたお金の元を取るため(?)獲物をバンバンとってお肉をいっぱい持って帰って、ついでにブームに乗った狩猟本でも出してひと儲けするぞ…!と勢い込むのだが…。
前代未聞の「在京狩猟行楽記」、レッツ・ハンティング♪

ここまで挙げたマンガは上から空気銃猟・明治時代の猟・わな猟。現代の装薬銃猟のものはないんですよね(僕が寡聞なだけかもしれませんが)。そこでこの「東京カリニク鉄砲隊」の出番なわけですよ!(・∀・)

作中に

「初めての獲物に弾ぶっかけるとは 外したとはいえ立派なモンだ!」

とありますが、これは正にそのとおり。初めての巻き狩りってなかなかイメージも心構えもわからなくて、なんかもう一瞬で通りすぎて行ってしまうんですよねぇ。倍率の高いスコープとかだとどこ見てるかわからなくなったりするし。

空気銃猟は静的みたいなものだから、空気銃猟から入った人は特にそうかも。昨期猟隊に入ってきた新人さんも、初日に彼の待ちへシカ走ったけど、撃てなかったって言ってたし。そういうもんです。

あまりない現代装薬銃猟ものなのでがんばってほしい作品なんだけど、更新がずっと止まってますね…。連載中の作品には入ってるので、今後に期待したいところです。(´・ω・`)

東京カリニク鉄砲隊(少年エース)

狩猟マンガのさきがけ?「マタギ列伝」

1972年から1974年にかけて連載されていた矢口高雄氏の狩猟マンガ。僕らの世代だと「釣りキチ三平」で有名な人です。この作品自体は僕が生まれるよりも前のものですけどね。

残念ながらまだこの作品は未読ですけど、今でも猟師が口にする、木のように動かず獲物の注意をそらす「木化け」という単語はこの作品で登場して世に広まったものだと聞いたことがあります。

時代的にも今のように狩猟がカジュアル化されてはいないだろうし、マタギの話とのことなので、ここまでに紹介した作品よりも内容はカッチリしてそう。先人に学ぶ、という意味でも一度は読んでおきたい作品です。

冒頭でも触れたように、マンガは優れた表現方法だと思っています。魅力的な狩猟マンガが数多く世に出れば、狩猟の普及に今以上に力になってくれるでしょう。追いつけ追い越せ山賊ダイアリー!

ここに挙げた作品にも、また、これから出てくる狩猟マンガにも、より一層期待したいと思います。(・∀・)

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Comment

  1. John Smith より:

    私は子供の頃に見た某朝ドラで猟に興味を持ちました(´・ω・`)

    • spinicker より:

      狩猟のエピソードが出てくるような朝ドラがあったんですか? なんか…すごい。そんな時代もあったんだなぁ。数年前には「狩猟雪姫」って単発の狩猟ドラマやってました。再放送してほしいなぁ。(´・ω・`)

      • John Smith より:

        「おしん」です。子供だった私は猟師になって山で一人で暮らしたいと思いました。ちなみに猟師役は中村雅俊さんでした(´・ω・`)

        • spinicker より:

          僕も一人大好き人間です。寂しいという感情がいまいちよくわかりません。「退屈」ならわかるんですが、退屈とはまたちょっと違うらしいですね。まぁ今はよくても何十年か先に困るのかもしれませんね。(´・ω・`)

  2. Naoo より:

    罠ガールという作品は知らなかったので、早速読んでみました。
    作品中の罠が、自分のとは構造が違っていたり、読んでて面白いです( ゚∀゚ )
    こういう作品が増えて、狩猟に理解をしてもらえる人が増えるといいですね。

    ちなみに私が今期使う罠は自宅の裏庭で土を被せて、ニオイ消しの真っ最中です。

    • spinicker より:

      若い女性が主人公というのもいいですよね。「この子らでもできるなら自分でもできそう」と思ってもらえるのが利点。主人公がごっつい益荒男ならそれだけで読者はなんか難しそう、とか思うでしょうし。

      くくり罠は特にいろいろあるみたいですね。なんかジャンプしてくくるのとか。ああいうギミックが好きな人は仕掛け考えるだけでも一日やそこら暇つぶしできそうw

  3. morimori より:

    ネタかぶりすいません。
    実は私の次回の記事ネタ「山賊ダイアリー」です。このタイミングだと、「プア」さんのパクリと思われても仕方ないほどです。でもですね、時期は同じでも「オリジナル」です。
    ただ「ゴールデンカムイ」のほうは、私のほうがちょうど1か月前にネタにしました❤
    あと「マタギ列伝」で「木化け」って話でしたが、私は「釣りキチ三平」のほうで「木化け」を見たことがあります。

    • spinicker より:

      このネタかぶりってのはなんともやりにくいですねえ。いかんともしがたいものだとはわかっていても…。orz
      余談ですが、僕も先日、ストックとして置いてあるドリルマシンについても誰かがTwitterでつぶやいているのを見て、少なからずガックリきまして。。。
      まあ、読む人には比較対象ができるという点でいいことであるはずなので、あまり気にしないで行きましょう。

      釣りにも木化けが必要なんでしょうかね? 渓流魚なんか警戒心強いっていうし…。渓流釣りはやらないのであまりわかりませんが。(´・ω・`)

  4. りゅーじ より:

    狩猟漫画、ぼくも一通り持ってます(笑)

    罠の免許取った後に山賊ダイアリー知ったんですが(^_^;)

    うちの支部長曰く、結構狩猟ブームみたいになって、若者が来るらしいですが免許を更新する人はごく少数らしいです…
    やはり実際に殺生を目の当たりにすると「うわぁやっぱ無理!」
    となるようです。

    あとくくり罠って手軽にできて、一番危ないですね…巻だと逃走する方向ですが、掛かった獲物は100%向かってきますしねぇ(゜_゜)

    • spinicker より:

      僕も山賊ダイアリーを知ったのはハンターになってからでした。「山賊ダイアリー読んでハンターなったの?」って聞かれることもありますけど。(^∇^;)ゞ

      免許だけ取って一回も出猟しない人もいるそうですよ。解体は見た目もそうだけど、臭いも慣れないときついですからねぇ。慣れたらなんとでもなるけど、慣れるまで続けられないということでしょうか。もったいない気がします。(´・_・`)

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