サンバー買うならここ!名古屋のサンバー専門店・よもぎ商会

公開日: : 最終更新日:2018/07/13 狩猟車・猟用車

サンバー専門店よもぎ商会

※残念ながら、よもぎ商会さんは2018年6月末日をもって閉店となりました…orz(2018年7月13日追記)

中古車を買う上で心配なことのひとつは

「・・・ハズレ引いたらどうしよう (´・ω・`)」

という点だと思います。

品質がほぼ均一でちょっとしたトラブルでも手厚い保障を受けられる新車とはちがい、基本的に中古車の品質は個体によってバラバラ。

なので、当たり外れを運否天賦にまかせるのでなければ、中古車の購入は信頼できる店をみつけられるかどうかが大きな要素になってくるかと思います。

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その点で言えば、次期猟用車としてサンバーの購入を決めた僕にとってサンバー専門店の存在は非常にありがたいことでした。

サンバー専門店よもぎ商会

名古屋にある「よもぎ商会」。この中古車店のヤードは見ての通りサンバーで埋めつくされています。なぜならサンバー専門店だからです! スズキとダイハツの看板が出てますがサンバー専門店なのです!

サンバー専門店よもぎ商会

サンバーに限らずスバル車は整備面で気難しいところがあるようで、スバル車だというだけで自動車整備店に嫌な顔をされたり、またちょっと特殊な造りになっているサンバーの構造をよく知らないがために中途半端な整備しかされない、なんてのも聞いたことがあります。

サンバー専門店よもぎ商会

これはサンバーのリアバンパーを外したところですが、こんなところにエンジンがあるのもそのひとつ。それもちょっと傾いた状態で稼働するよう設計されています。ボクサーエンジンといい、スバルはシリンダーを垂直以外の角度でマウントするのが好きなようです。( ̄∇ ̄;)

そのせいでオイル交換をサボるとオイル漏れがよく発生したり、あとは後ろにあるエンジンに空気を送るための構造として中空になったシャシーフレームの中を通して吸気させているということで、特に雪国で走っていた個体はここが錆び錆びになってるのも少なくないのだとか。

サンバーフレーム錆び

画像は「SRたいむ」より

参考画像。サンバーの持病のひとつだそうです。これはひどい。(´;ω;`)

シャシーフレームがやられたら車検通らないどころか場合によっちゃ廃車コース。特にサンバーに詳しいわけでもない中古車屋だとこういった車種特有の症状なんか知らず、対応なんかしていないかもしれません。

サンバー専門店よもぎ商会

これは僕が買ったサンバーのフレーム周り。の、よく錆びるといわれているあたり。

部分部分で軽度の錆び処理をした形跡はありますが、全体的には問題なし。シャシーブラックまで塗ってくれています。今猟期の防錆は大丈夫そう。見えにくいところにきっちり手が入っているというのは気持ちがいいものです。

しかし錆びは見た目だけではわからないのでハンマーでひと通り叩いてみましたが、頑丈そうな音が返ってきました。もちろんサンバーのことをよく知っているお店の人はここが錆びまくっている車両など仕入れないのでしょう。

こういったところでも、その車種を専門に扱っているお店というのは安心感があります。( ´∀`)

サンバー専門店よもぎ商会

もちろん自社整備工場も完備していて、部品取り車から取っておいた中古部品も豊富にストックしてあるとのこと。

ストックヤードも別の場所にあるそうですが、この画像にもいろいろ写ってますね。台車には部品取り用のエンジンとおぼしきものまでのっかってます!

猟用車候補としてサンバーが浮上した時点であれこれ情報収集を開始したのですが、先のオイル漏れやフレーム錆びのことをよもぎ商会さんにメールで聞いてみました。

すると翌日すぐ返信があり、それら問題への対処であるとか、他にもサンバーの長所や短所などなどが丁寧に書かれてありました。これは信用できそうだ! (・∀・)

そして9月下旬に名古屋まで足を運んで店舗を訪問、お店の人と話をしてみてそれは確信に変わり、この時点で二代目猟用車にサンバーが正式決定したのでした。

このよもぎ商会さん、ほとばしるサンバー愛がどうにも止まらないようで、お店のブログでこんな動画も公開しています。

サンバーが好きすぎてマフラー&タコ足まで作ってしまったようです。

サンバーって軽貨物車っすよ? マフラーだけならともかく、なんでタコ足まで・・・。しかもかなりええ音してるし! (; ゚∀゚)

と、このように、サンバーの知識と愛に満ちあふれた1軒のお店が、名古屋のよもぎ台で今日も営業しています。

猟用車としても先輩猟師からいろいろといい話を聞いているこの車。興味が出てきた方は、一度のぞいてみてください。^ ^

よもぎ商会

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Comment

  1. ltchughes より:

     そんな構造で雪国ではさびやすいって、、、それは設計上問題なのでは?

     良い店があるのですね。買い換えで中古でサンバーは、少なくとも10年以上先になるかと思いますが、マニアックな専門店のご紹介、ありがとうございます。参考になります!

    • spinicker より:

      問題な気がしますね。エンジンを後ろにのっけるための方策が凶と出てしまっているようです。( ˘•ω•˘ )

      サンバー以外にもいい車はいっぱいある上にすでに絶版車でもあるので、10年後はまた別の車をお探しになられるといいかと思います。( ̄∇ ̄;)

  2. 藤屋 より:

    車に限らず、昨今、新聞トップの傾きマンション問題。見えない所を「手を抜く」か「手を入れる」かで技術者の本性が分かりますネ。

    • spinicker より:

      下回りの防錆は自分でやろうと思っていたため特に注文は出していなかったのですが、きっちりやってくれているのを見て軽く感動しました。「猟師やってまして雪の積もった林道を走ったりします」とは言っていたので、そのへんを考慮してくれたのかもしれません。(^∇^)

  3. トキハ より:

    下回りが錆びるのは別にサンバーに限ったことではありません。
    並行輸入の欧州車ではよくある話です。
    融雪剤を多用する欧州からの車の殆どは下回りにサビが出ています。安いからといって下を見ないで買うと痛い目にあいます。
    これは北海道や東北の車でも同じことで、関東からスキーに行った帰りには下回りを洗車場で洗うのは常識です。そうでないと塩カルで段々と腐食が進みます。
    サンバーだけが吸気の構造設計でサビが出やすい造りだなんて考えられませんし、はっきり言ってそれは設計がおかしいかコジツケでしょう。
    以前の職場で作業車を買う際に、軽トラのサンバーはリヤエンジンなのでという理由で却下されました。バックして後ろが当たるとエンジンを押してしまい修理に金が掛かって厄介だからです。
    4気筒だから静かだとか、トルクが有るとかのメリットよりも修理での出費の方が痛いです。
    遊び車と仕事用の車では違いますからね。

    メーカーとしての人気度とは別に結果的に廃番になった車は、売れなかったという事実があるわけで、好き嫌いは別としてヒストリーカー同様にこの先修理や部品の調達などでご苦労があると思いますよ。

    • spinicker より:

      リアエンジンはそれが悩みどころですね。追突くらった場合のダメージがでかい。ここは確かにちょっと考えました。

      下回りの錆びはどの車でも起こりうることでしょうが、サンバーはフレームが特に錆びることが多くて困りものなようです。ちょっと調べてみただけでも鉄板を溶接した応急処置の事例がかなり出てきますし、お店の人もそんな感じのことを言っていました。

  4. スバルサンバーTA-TW1 より:

    追突食らう=追突側が修理代負担
    追突でエンジン故障=全損扱い
    信号待ちで食らったら被害側は負担ゼロ

    事故るなら追突希望のサンバー乗り

    • spinicker より:

      サンバーはエンジンの位置的に追突されるとダメージでかいですよね。今までの人生で一度もオカマ掘ったことも掘られたこともないのでこれからも継続したいものです。

      もしサンバーが廃車になったら…次はデッキバンかハイゼットジャンボかな。晴れの日は最近ずっとバイクだし。

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