使わなくなった猟具たち その1―カモフラージュネット＆鴨デコイ

人間誰しも失敗するのはいやなもの。僕のような形から入るタイプであればなおさら。失敗するのいやだから、やってみる前からなんだかんだ揃えたがるんですよねー。(´・ω・`)

でも伝聞やネットなんかで集められる情報には限りがあって、やっぱり自分の実体験が一番。他人とは猟のスタイルも感性もちがってくるわけですから。

というわけで、このシリーズでは「とりあえず買ってはみたけどいつのまにか使わなくなっていた」という猟具を、後進のために紹介していこうかと思います。

栄えある？一回目はこのカモフラージュネット。見ての通り、風景に溶け込むための道具です。

実は、最初はこういうギリースーツにしようかとも思ったんですけどね。こんな格好でカモ血祭りに上げてるの誰かに見られたら通報必至なのでこっちはやめときました。orz

理由：流し猟には向かず…

届いてしばらくはうれしくて、猟に持っていっては池のほとりでこいつを頭からかぶってじっとカモが降りてくるのを期待してました。

でもね、超寒いんですよ。狩猟って冬場のものだし、鳥は目がいいから日陰の暗いところに設置してたしで。

その後、新規狩り場、水場を開拓していくにつれて、それぞれを車で巡回して姿がなければ次の池へ、という流し猟がメインになり、獲物ゲットの効率もそっちの方が断然いいものだから、いつのまにやら出番はなくなってました。

同じ理由でこの鴨デコイも使うことはなくなりました。

これ、確かに効果あります。これがあると降りてくる確率上がる…気がするし、なんといっても降りてくる時はこの近くに降り立つことが多いので、かなり狙いやすくなります。

けど、やっぱり流し猟の効率には勝てないのでした。あと流しだと、流している最中にカモ以外の獲物にも会えるのが楽しかった、というのも使わなくなった理由のひとつ。

このへんの猟具は、こういう簡易の鳥屋猟で使うといいものだなあと感じました。

こんな感じでテント張って、仕上げにカモフラネットかけて、中でラーメンやコーヒーをすすりながらデコイを浮かべて、一日のんびりとカモが降りてくるのを待つ鳥猟。いいもんです。( ´ ▽ `)

なんとなく「あったらよさそう」という段階で入手するのもひとつの手だけど、実際に猟場を歩いてみて「これは要るなぁ」と身にしみてから買うようにした方が、この手の不経済は減らせます。

猟具は逃げません。慎重に吟味しましょう。

…お金が有り余ってる人はどんどん買って僕の代わりに経済を回してください！（・∀・）