人生初MTB。マウンテンバイクで猟場の林道を走ってきた。
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最終更新日:2016/09/21
林道(MTB)
こないだ買った人生初のMTB、MERIDAの20-MD。一度近所をぐるっと走ってみて、自転車ってこんなに速いのかとビックリ。MTBの入門用モデルでもママチャリとはワケが違う! (゚o゚)
MTBということで決して街中で真価を発揮するタイプじゃないし、舗装路用のロードバイクとかだともっと速いんだろうな。ううむ。適度に疲れるし、漕いだら漕いだだけ走るし、こりゃ面白いかもしれん。
ともかく、今手元にあるのは「マウンテン」バイクだ。山を、林道を走るためにある。真価を発揮するのは南河内の道路ではない。
ということで、チャリンコをサンバーの荷台へ積み込んで、いつもの猟場へと向かいました!
なめてかかった林道デビュー orz
奈良県某市の山中。過去にサンバーでは何度か、途中までだけど入ったことのある林道にしました。ここなら林業のおっちゃんとも話して、ハンターってことで立ち入り許可ももらってるし、地形もわかってるし、それほど厳しい場所じゃなかったはずだし。(・∀・)
しかし、初心者チャリンカーが始めてのMTBで林道を走るのは、サンバーで走るのとはまったくわけがちがいました。
四駆の四輪だと
「よく揺れるなぁ (´・з・) 」
で済んでいたガッタガタの林道は、油断してると一瞬でバランスを崩してこけてしまいそうになるおそろしい道に変貌していました!
考えてみりゃまともに自転車に乗ること自体、高校卒業以降なかったもんなぁ。20年とかそこらぶりか、そりゃ難しいわけだ。orz
しかも最下位グレードのくせに無駄にディスクブレーキがついていて、これがまた異様に効いてくれるので、下り坂だと未舗装路面の低摩擦とあいまっていとも簡単にタイヤがロック、テールハッピーなスライド状態におちいります。
事前にお店の人に「前のブレーキを強くかけて前輪がロックするとコントロールができなくなるので、ブレーキは後ろをメインに使ってください」と聞いていたけど、後輪のロックもこわいぞこれ。
なんなんだ、ぜんぜん気が抜けないじゃないか! MTBってこんなに物騒な乗り物だったのか! ( ;゚Д゚)
しかし人間とはたいしたもので、悪戦苦闘を10分も続けているとなんとなくコツがつかめてきました。
タイヤがスライドするのはこわいけど、それを恐れて止まりそうな遅さで走ってるとかえってコントロールしにくい。MTBとはタイヤをズルズルさせながらもそれを頭に入れてある程度のスピードで走った方が安定する乗り物のようだ!
ということに気づいてからはまずまず快調に走れるようになりました。
ぶっといブロックタイヤのおかげで、大きめの石を踏んづけてもザザーッと後輪が流れても、なんとか体勢を立て直せる。びびればびびるほど乗りにくい、度胸を据えてブレーキレバーを放せ! ( ゚∀゚)
上りは上りでコツがあるようで、普通に立ち漕ぎすると後輪が空回りして進んでくれません。かといってギアを重くすると今度はぜんぜんスピードが出ず立ちごけ。
結局、足がパンパンになるばっかりできつい上りのほとんどは押して歩くことになりました。コツをつかめば上れるようになるのかな。それともチャリ用の足腰がまだできてないだけなのか。(´・ω・`)
何度も攣る太ももを労りながらも先を進むと、見晴らしのいい場所に出ました。ヘリで木材を出す場所なのか、こういった開けた場所がところどころあります。でもここは違うか、広葉樹ばっかりだし。
このへんも軽トラ一台ギリギリで通れるかどうかといったところ。路肩の土が流失したのか、以前より若干せまくなっています。もう二度三度、大雨や嵐が来たらアウトになりそう。自転車で来てよかった。
多少慣れてきたといっても飛ばすのは危険。このあたりはとても崩れやすいのです。
こんなところから落ちたら忍者でも死にます。安全第一。
予想以上に汗をかいたので、持参した500のペットボトルはあっというまに空に。途中の沢で水分補給します。ここの水なら大丈夫でしょう。ふうー生き返る!
この自転車にはスタンドがないので、水分補給の間は転がしておくしかないのでした。スタンドつけよう。(´・ω・`)
間伐材の枝やなんかを幹に巻き付けた若い杉の木。シカやらカモシカやらに樹皮を食われるのを防ぐためかと思われます。
あっちこっちの林道をたっぷり3時間半ほど冒険してまわり、行き止まりになっている場所、意外なところにつながっている道を数カ所リサーチできました。やはり中には倒木でとおせんぼされていたところもあり、サンバーだと引き返すのに難儀したはず。
MTBは未踏破の林道探索に有効であることが証明されました! 疲れたけど心地いい疲れだ、また別の林道も探索してみよう!(・∀・)
・・・と決意を固めて帰宅し、数時間経ったころに猛烈にケツが痛み始めました。痛い痛い、なんじゃこりゃ!
調べてみると、多くの初心者チャリンカーが同じような目にあっている様子。姿勢が悪いのが主な原因だそうです。(´;ω;`)
これは、しかし、アレだ。自転車のサドルってのは初心者のケツをなるべく痛めつけるように設計されてるのか? 痛くならないように設計してこれなのか?
今までどれだけの初心者がケツを葬り去られてチャリンカーへの道をあきらめただろうか。自転車業界にはこの問題をどうにかしてもらいたい。
初心者のケツにやさしいサドルの開発を! ヽ(`Д´)ノ
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Comment
MTBデビューおめでとうございます&お疲れ様でした。
下り坂で後頭部に来るチリチリ感がたまりませんな(笑)
ぶっちゃけサドルって山道ではほぼ使いません。というと御幣がありますが、
サドルよりヒザに体重をかけほぼ立ち漕ぎに近い状態でもって走ります。
テクニックは動画を探して頂くのが一番ですけども
足への負担が気になる時はサドルやサドルに合った自転車用のジャージ等を用いたり、
フルサスのマシンに替えたりと色々ありますが。
100均にある小さい低反発枕をいい感じに縛りつけたりする人もいるようです。
最後に老婆心から言わせて貰うなら
サポーター(下手するとこけても平気な安心感から無茶をしてしまう)とまでは言いませんが、
せめて軍手を履いて頂くほうが何かと捗ると思います。
ありがとうございます。何度か転倒はしましたが、笑い事で済むレベルで、(ケツ以外は)ほぼ無傷で帰って来れました。(・∀・)
なんせ始めたばかりなのでテクニックは勉強不足でして。背中をアーチ状にして走るものだと思ってました。あれは街中での話なのかな。
来た状態ではスタンドすらついてなかったので、現在ヘルメットなどの防具とライトなどを注文しています。軍手はうちにあるので今度は持っていこうと思います!
http://www.nikovland.jp/
ここの店長が時々林道ツーリングやってますので参加してみてはいかがでしょうか?
サイト見てみましたが、店長の経歴に親近感がわきました。バックパッカーだったそうで。僕も一時期東南アジアをうろちょろしてたので、話合いそう。
一見さんでも連れて行ってもらえるのなら、一度ここの林道ツーリングに行ってみたいと思います。(・∀・)