【超朗報】大阪府猟友会、狩猟アカデミー開校へ!
公開日:
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最終更新日:2016/09/21
狩猟よもやま話

「ハンターを志した、または実際に狩猟免許を取ってはみたけど教えてくれる人が誰もいなかった」
ということは案外あるようです。僕のブログにもそういったメールが届いたりします。
地元の猟友会に入ればいいんじゃ? という声もありそうですが、入ってみても「罠でやってる人しかいなくて銃猟について教えてくれる人はやっぱりいなかった」ということも聞いたことがあります。師匠が3人もいる(鹿師匠、鳥師匠、地元の師匠)僕などは大変にめぐまれているのでした。(・∀・)
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そんな状況を知ってか知らずか、僕の地元である大阪府猟友会がなかなかに画期的なことを始めるようです。
なんと今年の4月から、大阪府猟友会のベテランハンターが若手ハンターに講義や実地研修などの指導をする「狩猟アカデミー」を開校するとのことです!!!
育て!若手、大阪府猟友会がアカデミー開校へ(YOMIURI ONLINE)
公益社団法人・大阪府猟友会は4月にも、若手に狩猟技術を伝える「大阪ハンティングアカデミー」(仮称)を開校する。野生のシカやイノシシによる農作物被害が府内で年1億円を超える中、ハンターの減少や高齢化に歯止めをかけるのが狙いで、府も運営費の一部を負担する。
前述の「教えてくれる人がいない」という迷える子羊な人たちには朗報です。
ただ、大阪などはまだ人口が多いだけにシューターやハンターの絶対数も多いはず。射場だって大阪総合射撃場・岸和田国際射撃場・高槻国際射撃場と府内に3か所があり、近郊にも京都笠取国際射撃場・須磨綜合射撃場なんかがあって、全国的に見ても充実した環境。
これが他の地域になると、県内に射場がひとつもないところもあると聞いています。競技人口の少なさゆえに。
そういう場所だと、更新時に射撃の経験者講習が必要な装薬銃の所持自体が非常にめんどうな作業になってしまっているようです。気軽に練習もできないだろうし、手放す人が多いのも無理ないですね。銃猟ハンターの増加には充実した射場環境も必要です。(-_-)
射場環境も含めてこういったアカデミーは人口の少ない地域にも、というかそんな地域にこそ必要なんじゃないかと思いますが、大阪の狩猟アカデミー開校がそういった動きの先駆けになればうれしいし、心強いんですけどね。
アカデミーでの養成期間は1年間で、ベテランハンターの指導の下、講義や実地研修を受ける。この3年間に免許を取得した約670人(平均40歳代後半)に案内を送付する。
平均40代後半か、ここでも僕はまだ若手だな! (・∀・)
4年前か5年前、ハンターを始めた頃は空気銃オンリーでいくつもりだったので2種狩猟免許を取得しました。その後装薬銃も欲しくなって、1種を取り直したのがおととしの夏。3年以内です。
もしかしたら僕のところにも案内がくるかもしれません。その場合には、都合が合えば人柱? がてらに潜入して、内容をレポートできればと思います。
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Comment
私は、この話は免許を取るために、師匠の所を訪れた時に聞いていました。
それまでは、和歌山県の振興局主催の講習会に2度ほど参加していましたが、主に罠に関することでした。実技が無いので、分かりにくい所もありましたが、今の罠作りの参考にはなりました。
お声がかかれば、参加するつもりではいています。
>>私は、この話は免許を取るために、師匠の所を訪れた時に聞いていました。
早耳ですね! 僕などはネット新聞で見るまで知りませんでしたよ。(^∇^;)ゞ
講習会はあんがいいろんなところで開催されてるみたですね。もっと周知を徹底してもらいたいところ。いい講習会があっても知られなければ参加者は集まらないわけですし。
大日本猟友会員数の減少は毎年2~4%だったらしいですが、昨年は1%でどうやら下げ止まりの様です。増加に転じる為にも色んな仕掛けが必要でしょうね。ネット情報だけでは分からない事も多いですし。
ちょっとずつ歯止めがかかってきてるんでしょうかね。一気にプラスにもって行きたいところ!
もっと狩猟というものが露出する機会を増やしたいところです。ハンターでない人の日常生活に、たとえ単語だけでもいい、もっと狩猟に関したコンテンツが登場できるようになれば・・・ (; ・`д・´)
はじめまして。
私も最近狩猟免許を取りました。
大阪ハンティングアカデミーの開校楽しみですね。
所属する猟友会の人からも開校の話を聞き、勧められました。
お声がかかれば参加しようと思います。
もし講習会で会えたらよろしくお願いします。
はじめまして! (・∀・)
ハンターの世界へようこそ! いい運動にもなるし食物に対して真摯にもなれるし、いい趣味ですよ狩猟は。せっかく免許を取った以上は存分に楽しみましょう。講習会が楽しみですね! (≧▽≦)
記事読みました。
私は27年度からデビューした新人です。
学校開設は、京都と長野にあったと思うんですが、狩猟が一般的な趣味として扱われるようになれば嬉しいと思います。
学校でどのようなことを教えるかわかりませんが、新人の私としては、猟の出来る場所、グループ猟の存在募集案内など、技術的なことはネットでどうにかなるので、コミュニティ作成ができる環境であればいいな。 と思います。
いくらハンターマップでは猟場に指定されてても、近隣住民の問題や、その場所で猟師が問題を過去起こしたなどで、免許を持っていても猟場に入りにくいのが、私の初狩猟の感想なので、ベテランが連れ回してくれる環境ができるというのならば、とても良いことだと思いました。
個人や私的団体でのレクチャーはいくつかあったように思いますが、猟友会レベルでの公的指導となると今回の試みが最初っぽいですね。
コミュニティ作成となると、地元猟友会に加入していても銃猟経験者がいないことがあったりで案外簡単ではないようなので、このアカデミーで輪が広がるとうれしいところ。
確かにハンターマップだけでは見えないことも山ほどあります。
完全一匹狼だと巻き込まれる必要のないトラブルに遭遇する可能性も上がるので、ベテランの方にいろいろ質問できる機会が設けられたというだけでも意義はあるかと。(・∀・)