狩猟シーズンオフの体力維持に登山! その4.岩湧山
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最終更新日:2015/07/16
大阪府の山歩き
休日の天気に恵まれなかったり恵まれてもテナガエビを釣ってきて食べたりで、1ヶ月ほど遠ざかっていた登山を再開しました。今回は我らが南河内、河内長野市の岩湧山へ登ってきました。
先日の日曜日、ひさびさの好天。暑さをさけるべく早朝には登り始めようと思っていたのですが、わりと豪快に寝過ごして気がつけば9時すぎ・・・。登山口につく頃には10時前になっていました。
9時半の時点で気温は28℃! まだ上がるだろう、これはきびしくなりそうだ。。。orz
今回のルートは『登山口駐車場→岩湧寺→きゅうざかの道→東峰→山頂→東峰→いわわきの道→ぎょうじゃの道→登山口駐車場』と設定しました。
(使用地図アプリ:山と高原地図iphone版)
登山道入り口。なかなかいい感じ。ちなみに周辺の駐車場は無料。助かります! ^o^
入り口からしばらくは石畳の道になっています。これ、見た目はかっこいいのですが、表面にうっすらとコケが生えていてたまにズルッと足が滑ります。ご注意を!
今日は新装備を投入しています! (`・ω・´)
以前、山ですれちがった人の装備をまねして、リュックのショルダーベルトに装着できるこのボトルホルダーを導入してみました。
これがあれば飲み物を肩のすぐ横に固定しておけるので、飲み物を出すためにリュックを下ろしたりせずに済んで大変に便利です。
岩湧寺方面へ向かう道とぎょうじゃの道の分岐ちょっと前に水場があります。が、山と高原地図には記載なし。(´・ω・`)
これから進む予定のきゅうざかの道には水場がないので、ここで十分に喉を潤していきます。水筒が350mlのしかなかったのでちょっと不安・・・
晩秋に成熟するはずのジョロウグモがもうこんな大きな巣を張るぐらいに成長してました、ふざけんな。おまえらさえいなければ俺はもっとワイルドに藪でもどこでも突っ込んで行けるんだ。クモこわいよう。(´;ω;`)
ぎょうじゃの道との分岐を右に進み、しばらく歩くと岩湧寺が見えてきます。あじさいの植え込みの先にそびえ立つ多宝塔。きれい。
今回の登山ルートは岩湧寺の猫の額のような境内を突っ切って通る形になっています。境内を抜けると一転、車道に出てしまいました! (゚o゚)
登山道から車道に出ると、なんか道をまちがったのかという気になってしまいますが、今回はこれで正しいのです。あわてずさわがず50mほどこの車道を上っていくと
左手に再度登山道が設定されています。今回は登山道に入ってすぐ右に折れる「きゅうざかの道」へ。
きゅうざかの道に入ってすぐ後悔しました。きゅうざかの道、マジ急坂! orz 後半は急坂というほどでもないのですが、前半はかなりの勾配です。
しかも登山道ってのは急な坂がしばらく続けばその後ちょっと平坦な道or勾配のゆるい道になってたりして、ある程度は息抜きができるところがたいていです。少なくとも、大阪南部の初心者向けの低山では。
ところがこの岩湧山のきゅうざかの道は息をつける場所がなく、ただひたすら急勾配の登りオンリー。看板にいつわりなし。階段ばっかりなのも歩きにくさを倍増させてくれます。
できれば「山のきびしさ」も追加しといて・・・。暑い、暑いぞ今日は。 orz
・・・!? デブじゃねえ! 超ふくよかなだけだ!
最後の方では100m歩いては休み、100m歩いては休み。。。をくり返し、ようやっと平らなところキタ━━(゚∀゚)━━! やっぱり登山は平らな道に限る! ・・・ん? なんか矛盾してるような? まあいいか。
ここまできたら山頂はもうすぐです!
東峰からの尾根道を進むと、開けた場所に出ます。大和葛城山の頂上付近と雰囲気が似ています。もうすぐてっぺんだ!
上の画像元のこのサイトによると、てっぺん付近の草原はススキ畑だそうで、ススキのシーズンにはこうなるのだそう。なんか・・・胸にしみる日本の原風景。
♪カン○リ~ロ~ド この道~ ずっと~ 行けば~ あの街に~続いてる~ 気がする~ ○ントリ~ロ~ド
・・・と、歌い出したくなるような道。
ついたどー!
すごい! 周りが開けてるから、空がめっちゃ広い!
眺めも抜群! 岩湧山より標高の高い金剛山よりよっぽどいい眺望。山って標高だけじゃわからんもんだなぁ。大阪湾のはるかその先、神戸の向こうの六甲山脈まで見えます。
ここは二上山とか金剛山とか大和葛城山とかとちがって、頂上近辺に売店も自販機もないので、注意が必要です。ここでは水分補給できません。
二上山にも同じような看板はありましたが、ここでもやはりササユリは取ってはいけないそうです。ちょっと調べてみると、ササユリは種から花が咲くまで7年かかるのだとか。成長の遅い花なようです。取ってはいけません! m9(`・ω・´)
十分に眺望を楽しんだので下山します。東峰を直進していわわきの道へ。このあたりはアップダウンもそれほどない、歩きやすい尾根道です。
いわわきの道との分岐。案内板もあってわかりやすい。
いわわきの道はきゅうざかの道とちがって階段はほとんどない、人の足で踏み固めた細い道がほとんど。やっぱり階段よりこっちの方がいいわー。
滑落防止のロープが張られたところもあります。
「みはらしの道」との分岐のちょっと前に沢がありました。きゅうざかの道で水を飲み干してしまっていたので、ここで飲んでいきます。ついでに水筒にも詰めて、と。
こういった沢でくんだ水は塩素も防腐剤も入ってない正味の天然水なので、1時間以内ぐらいには飲んでしまいたいところ。
みはらしの道はスルーしてぎょうじゃの道から下山します。ぎょうじゃの道との分岐するところには、山と高原地図アプリにも載っている水場があります。
ぎょうじゃの道はこの水場から流れる沢に沿って設定されている登山道。こういうところに生えてるんだよなぁ、と探してると・・・ありました、オニグルミ。若い実も根元に落ちてました。
おそらく去年のものであろう実には動物の食痕が。前後2ヶ所に穴が開いてるってことは・・・アカネズミの仕業だな。「哺乳類のフィールドサイン観察ガイド」に書いてあったぞ! (`・ω・´)
ぎょうじゃの道も場所によってはそれなりに危険な場所もあります。画像のところは地面がギザギザした大きな一枚岩になっていて、ところどころ湿ったコケが生えているので、ここで転倒すると思わないケガになるかも。
軽く沢渡りをするようなロケーションもあって、ただのスニーカーではちょっときびしいかも。トレッキングシューズ以上の靴でのぞむのがベストでしょう。
ぎょうじゃの道を下れば駐車場はすぐそこ。おつかれさまでした! (・∀・)
今回の全行程
- きゅうざかの道:勾配がきつく階段ばっかりでなかなかつらい道。水場がないので注意。
- いわわきの道:適度に野趣があり、かつ勾配もぬるすぎずきびしすぎず。余裕を持って歩けます。
- ぎょうじゃの道:地質が礫質で足元の悪いところ多し。転倒注意。
ルート総延長:5.4㎞ 所要時間:2時間25分
初心者向け度数:★★★★★★★☆☆☆(6.5/10点)
気温が高かったのと久々だったこともあったのか、案外きつかったです。距離の割には時間かかりすぎ・・・ orz 山ってやっぱり標高だけでは判断できないものだなと思いました。
頂上からの眺めがいいので、次はススキの時期に来てみたい山でした。
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