狩りバカ日誌 2016年2月6日(空気銃猟)
公開日:
:
最終更新日:2016/10/24
狩りバカ日誌2015
曇りのち晴れ 6℃/-3℃
今シーズンは散弾銃猟の割合が増し、空気銃での鳥撃ちに出る機会は減っているものの、空気銃でのメイン獲物であるカモはそれなりに射獲があって満足な状況。
となると、人間どうしても次のステージに進みたくなるもの。以前から漠然と考えていた、今までに獲ったことのない、とある鳥を獲ってみたくなった。
―タシギ。
「焼き鳥の王者」などとも言われているこの鳥。なんとも美味であるそうな。
あまり目立つわけでもなく、今まではほぼカモ狙いだったということもあって探してもいなければ目撃した記憶もない鳥。こいつをなんとか獲ってみたい。どんなにうまいんだろうか。
田鴫というだけあって田んぼにいるはず。よく見ると鴫(シギ)という漢字も田へんに鳥だ!
意気込んであちこちの田んぼにエリアスキャンをかけてみるも、ただの1羽も発見できない。orz
発見できる鳥といえば、スズメやキジバト、あるいは
このケリという鳥ぐらい。と、シメに似た、くちばしが太くて目つきの悪い、名前のわからない鳥ぐらい。しまった、ハンディ図鑑を忘れてきたぜ・・・。
ここにもいない。やはり思いつきで探してもなかなか見つからないようだ。
考えてみれば、今ある情報は記憶の中にあるおぼろげな姿と「田んぼにいるであろうシギ」という点、あとは「焼き鳥にするとうまいらしい」といった知識ぐらいのものだ。もうちょっと情報を集めてから本腰入れて探すことにするかな。
田んぼに払う注意を一旦おさめることにして、いつもどおりのルートでカモを探すことにする。4年目ともなれば、半日カモを探して回れば1羽や2羽のカモはたいがい獲れるようになった。
今回もそう時間をかけることなく、決定的なチャンスを捉えることができた。
冬の農耕地でよくある、水を抜かれたため池の風景。そこにカモ達、おもにコガモがたくさん群れていて、水面や水中でパクパクと採餌している。水生昆虫などが狭いエリアに集中していて食べやすいのだろう。
なんだコガモか、と視線をもとに戻しかけた一瞬になにか違和感を感じた。なんかでかいのが1羽まざってる! カルか!
車を止めた位置はカモたちからも見える場所だが、さいわいこちらを気にしている様子はない。運転席側が池と反対にあるのでそーっと降りて近くの林に忍び込み、目の前の木にレインストームを依託する。まだカモ達に警戒の色は見られない。
40mあるなしか、この距離でレストありなら外さん!
パコーン!
コガモたちが一斉に飛び立つが、ターゲットのカルガモはそれについていくことができない。命中したのはまちがいないがトンコロとはいかなかったか。反応からすると狙った位置の首元よりやや体側に当たったようだ。肩のつけ根あたりか。
カルガモはもがきながら池の中央へ泳いでいく。あまり岸から離れられると回収に手間取りそうだ。
動きを止めるための止め矢を撃ち込み、ようやくカルガモの動きは止まった。
なかなか脂の乗った、おそらくオスのカルガモ。脂乗りがイマイチなら2羽目を探すところだが、これなら1羽で十分満足。帰ることにしよう。(・∀・)
うちに着いたら、タシギ捕獲へ向けて生態のお勉強だ!
【本日の猟果】
発砲 2
失中 0
捕獲 カルガモ1(37m立木レスト)
回収不能 0
関連記事
-
狩りバカ日誌 2015年11月22日(散弾銃・シカ巻き狩り)
晴れのち曇り 17℃/5℃ 天高く山紫水明な奈良県某村。山深いこの場所は全域が猟場と言
-
狩りバカ日誌 2016年2月13日(空気銃猟+猟場新規開拓)
曇りのち雨 19℃/6℃ 僕にとっては今日が実質的に鳥猟最終日。天気も昼ぐらいまではど
-
狩りバカ日誌 2015年12月13日(散弾銃・シカ流し猟&巻き狩り)
曇りのち晴れ 16℃/6℃ 猟期もはや1か月を消化し、獲物はいまだ0。 いろ
-
今猟期の目標を公開します!(ver.2015)
私の頭が確かならば・・・今日は10月1日。そう、私が登録した和歌山県の猟期開始1ヶ月前である
-
狩りバカ日誌 2016年2月7日(散弾銃・シカ巻き狩り)
晴れ 6℃/-5℃ 白い息を吐きながら、雪の残る獣道を銃を背負って歩き、鹿を追う朝
-
2015年度猟期を振り返ってみる
2015年度の猟期を終えて数日。早くも来猟期が待ち遠しくて仕方ない日々を送っています。(´・
-
狩りバカ日誌 2015年12月19日(空気銃猟)
曇りのち晴れ 7℃/-2℃ 鳥の猟期もすでに1ヶ月が経過したというのに、初回はレインス
-
狩りバカ日誌動画つき 2016年1月31日(散弾銃・シカ巻き狩り)
晴れ 8℃/-1℃ 朝イチの単独猟で車中から10頭ほどの大きなシカの群れをみかけ、即降
-
狩りバカ日誌 2016年3月14日(散弾銃・流し猟)
雨一時雪 4℃/-1℃ 猟期の終わりも近いというのに、今日の予報は一日中雨。山間部では雪に変わ
-
狩りバカ日誌 2016年3月6日(散弾銃・シカ巻き狩り)
曇り 19℃/7℃ ううっ、頭が痛い。なんだこれは。 そうか、昨日は師匠の山
Comment
久しぶりに寄らせていただきました,ともぞうです.
タシギは水を抜いた田んぼにはいません.水が張ってあるところを探してみましょう.ただとっても見つけにくいです.空気銃で獲ったことはないのですが,作戦を考えてみました.一回田んぼのそばを歩きますと,ゲゲッと言いながら飛び立ちますが,そのうち戻ってきますので離れたところでそれを待つというのはどうでしょう.ただしタシギ狙いの人が少ない地域だと,かなりの近距離にならないと飛び立たないので,田んぼの中を何往復もすることになる可能性があります.こちらでは結構狙われているので,田んぼに近づいただけで,その一枚にいるのはみんな飛んで行ってしまいます.こうなると逆に空気銃の方が有利かも知れませんね.
おひさしぶりです! (・∀・)
うちの猟場では、猟期の間は田んぼに水が入っていることがありません。地域にもよるのかな。orz
どうも湿地にいるようですね。湿地という場所がそもそも少ないしなぁ。(´・з・)
シギの形をした鳥は川辺なんかで見ることがあるので、そのへんを重点的に見てみます。ありがとうございました!
まるまると太ったカモに見えます。美味しそうですね。
空気銃にも興味が出てきてやってみたいのですが、一緒に空気銃も所持したいですとは、言えない雰囲気なので、言ってません。
また、いずれは所持したいと思います。
今シーズンでは一番の太り具合でした。でも今年はあったかいせいか、鳥類は特に脂乗はいまいちです。(´・з・)
空気銃は空気銃でいいものですよ。環境がととのえばいずれ手にしてみてください。^ ^