狩りバカ日誌 2016年2月7日(散弾銃・シカ巻き狩り)
公開日:
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最終更新日:2016/10/24
狩りバカ日誌2015
晴れ 6℃/-5℃

白い息を吐きながら、雪の残る獣道を銃を背負って歩き、鹿を追う朝イチの単独忍び猟。
60mほど上の山肌でこっちを見下ろしていた6~7頭ほどの群れに射掛けるも当たらず、いたずらに山を騒がせただけに終わってしまった。orz
夜明け直後の薄暗い森の忍び猟では等倍のドットサイトは不利だな、ブースターが欲しい。でも実銃対応のは高いだろうからなぁ。このへんのシカ撃ち専門なら1~4倍ぐらいのスコープがよさそう。
それにシシ撃ちでも併用するとなるとどれが正解なんだろうか。悩むのも楽しいけど! (・∀・)
しかし・・・自分より高いところにいるシカはこっちに気づくのが早いなぁ。
忍び猟が終わるとメインの巻き狩り。今日は僕と師匠、MさんとNさんの計4名。師匠とNさんはライフルマン。1月半ばを過ぎたあたりからぼちぼちとシカとの遭遇が増えてきたような気がするので、今日も期待できそうな感じだ!

待ち場へ向かう途中の獣道。その脇のササはシカに食べ尽くされて枯れている。
シカが大量に生息する森は盛大にシカの食害に遭い、彼らが忌避する植物以外見当たらなくなってしまったような場所もあり、生態系が狂って山が荒れ放題になっているようなケースもあるらしい。このへんなどはまだかわいいものなんだろうな。
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午前の部。僕の待ちには犬の鈴はまったく聞こえてこず、平和そのもの。
しかし、シカの姿は見えなくても、あたりからは
「ポキッ」「かさかさ」
といったかすかな音がひっきりなしに耳に届く。
ほとんどは枝や枯れ葉の落ちる音。たまにリスが走っていたりするが、何%かはこそっとシカが通り抜ける音だったりするんだろうな。犬に追われていない、通りすがりのシカはそう簡単には姿を見せてはくれないけど。
・・・などと考えているところに、イヤホンから声が。師匠だ。
「今誰か撃ちましたか? ザザッ」
「撃ちましたが外れたようです ザザッ」
あっっるええええ??? Mさんの待ちか、まったく聞こえなかった! 目と顔と頭は悪いけど、鼻と耳はいいはずなんだけどなぁ。(´・ω・` )
無線連絡は続く。どうも様子がおかしいようだ?
「あっ、こけてますわ ザザッ」
ぃよっしゃー! (≧▽≦)
被弾してから少し走った後で倒れて斜面をずり落ちていたせいで見えにくかったそうだ。
Nさんと合流して解体のお手伝いに向かう。が、腕利きの外科医であるMさんの大バラシはさすがに鮮やかで、手伝うところといえば切り出した肉のブロックを受け取るのと残滓の処理ぐらい。ほとんど見ているだけで、あっというまに終わってしまった。
そうこうしているうちに犬の回収を終えた師匠からの無線が入り、午前の部は終了!
昼食後に午後の部。今回は電光石火、犬を入れて10分ほどでシカgetとなった。獲れるときは実にあっさりと獲れるものだ。
仕留めたのはまたしてもMさん! 今日はMさんの日だ。

今回は道路にほど近い場所で搬出も楽々。手も多いということもあって、犬用に首と腰の骨も持って帰ることにした。案外肉も多くついていて、煮ると5回や10回程度の犬のエサぶんぐらいにはなるのだそうな。
首を外すのに何か大きい刃物はないか、と言われたので、大きすぎてなかなか出番のない9寸剣鉈で骨ごと叩き切ることにした!

ハンター1年目に見た目だけで買った9寸剣鉈。実猟ではでかすぎてもてあましているが、でかければでかいで使い道はあるのでグループに1本ぐらいはあってもいいかもしれないが、今買い直せるなら7寸ぐらいまでのを買うかなぁ。orz
しかし・・・こうして見ると迫力はある。実用性はともかくとして。orz


あとは師匠の山荘で大バラシしたものを精肉、山荘近くで顔を出していたふきのとうをわけてもらって帰宅。なんとも山の幸に恵まれた一日となった! (≧▽≦)
【本日の猟果(グループ)】
発砲 ?(うちspinicker 0)
捕獲 シカ2(うちspinicker 0)
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Comment
ホンシュウジカより小柄なキュウシュウジカでも、七寸で首を頂戴するのは苦労する気がします。
特に当方の経験上、猪の頸骨は刃の入り方次第では一振りで落とせる事も多いのですが、鹿の頸骨は一振りで済ませるのは難しいんですよね…(-_-)
猪とは骨の質、形状や噛み合い方等が大きく違うのか?そんな場合は大きな刃に物を言わせて力押しするのも一つの手だと思います。
とにかくせっかくいい剣鉈をお持ちなので、特に身の危険や大きな不具合をお感じで無いならもう少し使い込んでみてはいかがでしょうか?(^_^)
ところで…画像の鹿、腸抜き無しで皮剥ぎしてるように見受けられるのですが、今回ハツやキモは持ち帰りにならなかったんでしょうか?も、勿体無い…(TpT)
今年に入って猟果ゼロ。早く獲物のレバー炒めで祝ビール呑みたい!なKI
9寸の剣鉈でも骨ごと叩き切るとなるとちょっと苦労しました。やはり頭骨のすぐ後ろの関節を手早く見つけるのがベストですね。あそこは案外簡単に切れる。
うちの鹿グループでは、皮をはいでから腹を出すんですよ。ハツとレバーもバッチリ持って帰ってきましたよ。大物はあとひと月、KIさんも獲物に恵まれますように! (・∀・)