狩りバカ日誌　2018年1月20日（空気銃・流し猟）

晴れ　10℃／-2℃

正月休みの出猟で高いところから飛び降りた際、背中を痛めてしまい、しばらくまともに出猟できていなかったが、ようやく癒えてきた。ハンター活動再開である。

まだ万全ではない体調と相談し、ここはやはり空気銃猟を選択することに。空気銃猟が僕の原点だ。

装薬銃も悪くないが、もし銃を一挺しか持てないとなったら、僕はたぶん空気銃を選ぶような気がする。

1月に入り当地も寒い日が続く。陽当たりの悪い池、流れ込みがなく水の動きがない池などは僕が巡回している朝一番には凍結していることが多く、こうなってくると回る池はおのずと絞られてくる。

反面、がぜんにぎやかになってくるのが、凍結しにくい川だ。特に銃禁などはこの通り、30ほどのカルが平和そうにたわむれている。

はっはっは。ふざけんな。おまえら全員可猟区へ行け。

凍結する池しない池は頭に入っているので、望み薄の池はばんばん飛ばし、実績のある池や川を中心に回る。が、可猟区ではなかなか姿を見ない。

簡易鳥屋を作って今期からヘビーローテーションに入った池、ここは陽当たりがよく水域も広いので、凍結することも少なく、カモもよくついている。アプローチの段階では何もいないように見えたが…鳥屋におさまってしばらく待つことにしよう。

が、鳥屋に入るなり、さっきは見えなかった二つの見慣れた影が堤を離れて池の中心へ泳ぎ出すのが見えた。カルガモだ！ (ﾟ∀ﾟ)

アプローチでは堤越しに池をチェックしたので、堤のすぐ際は死角になっていて見えなかったのだ。カモ探しではこういうことがよくある。池を見る時は角度を変えて複数箇所からチェックするといい結果につながりやすい。

カルのペアはこちらに気づいていない。今日はレンジファインダーを忘れたので目測だが、50m前後か。40～50mがもっとも得意な距離だ、もらった！

ポーン！

うむ。今日のレインストームはいつもにも増して間抜けな発砲音だ。だが銃は楽器ではない。比較的安くて静かでよく当たるこの銃は名銃のひとつと言ってもいいだろう。

実際、矢は狙いどおりに首元に命中。クリーンキル成功である。最近はカモ撃ちで二の矢をかけることが減ったなぁ。いい傾向だ。

改良した新カモキャッチャーで楽々回収成功。車を降りてから10分少々で回収、下処理に入れる。体調が万全でない今日はこの空気銃猟の手軽さが非常にありがたい。

ついでにヒヨ撃ちもして行こう。ヒヨがよくつく柿の木はまだ熟した実が残っていて、これなら飛来はあるだろう。

木のすぐそばで待ち伏せする。距離は10mからせいぜい20mといったところ。ヒヨ撃ちには4.5㎜が欲しいなぁ。

1時間ほどで7羽落とす。まずまずの成果である。

ヒヨ撃ちをする場合は、命中したヒヨがどこに落ちるかを最後まで目で追う必要がある。小さい上に保護色なので、いい加減に見ているとどこに落ちたかわからなくなってしまうことが少なくない。

カモ一羽獲れたら満足して帰ることの多い僕にしては、久々にクーラーボックスが賑やかになった。カモもヒヨもよく脂が乗っていてみんなうまそうである！

さて、こいつらどうやって食おうかな！（・∀・）

【本日の猟果】
発砲　12
失中　ヒヨドリ4
半矢　0
捕獲　カルガモ1（50m膝射・首元貫通）,ヒヨドリ7
回収不能　0