狩りバカ日誌 2019年2月16,17日(散弾銃・単独忍び猟)後編

公開日: : 狩りバカ日誌2018

曇り時々雪 4℃-3℃

車中泊(サンバー)

猟場に止めたサンバーの車中泊キャンプで目覚めた朝。日の出は1時間後だ。

狩りバカ日誌 2019年2月16,17日(散弾銃・単独忍び猟)後編

今日は曇り時々雪という予報が出ているが、夜明け前のこの時間帯はすがすがしい空。

ゆるゆると設営をかたづけながら湯を沸かし、食事の準備を進める。あったかいラーメンとコーヒーは寒さと空腹を癒す最高の特効薬だ。

昨日と同じようなルートを歩いてみるもシシとの出会いはなし。

1月はよくシシの姿を見たり新しい糞が落ちていることが多かったが、どうも最近それらが減ってきたように思う。新しい糞を見る回数がかなり減った。同じようなルートを歩いているので匂いや足跡など人間の痕跡が色濃く残るようになって、シシたちが異変を察知して行動エリアを変えたんじゃないか、という気がする。

この猟場では出猟回数も獲ったシシの数もまだまだ少ないので仮説でしかない。でも、頭には入れておこう。

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今日は日曜、明日から仕事。早めに帰って家でゆっくりする時間もほしい。昼過ぎぐらいに下山するにはぼちぼち戻り始めないと。

ただ戻るだけでは芸がないので、昨日見つけておいた寝屋エリアの様子を見て帰ることにした。あそこなら車までの帰路から近い。

関連記事:狩りバカ日誌 2019年2月16,17日(散弾銃・単独忍び猟)前編

昨日と同じ道順でシシ寝屋エリアに到着。目の前の尾根の向こうは南西向きで陽当たりのいい急峻な斜面。シシがよく通るからなのかそれとも元々そうなのか段々畑のような形になっていて、その段のところどころに寝屋が設けてある。とりあえずこのへんから始めて、いなけりゃ下っていこうか。

ゆるい感じで尾根のすぐ下の寝屋をひょいっと覗く。すると、でかいシシと目が合った。

シシ寝屋撃ち

銃は帯びている。スラッグ弾も持っている。それらを扱える健康な体もある。ハード面ではこのシシを獲れるだけのものはすべて揃っていたのに、まさか初めての寝屋撃ちでいきなり一発目の寝屋にいるとは!

ハードを運用するソフトである「心」の構えができておらず、僕が挙銃を終えた頃にはシシは藪の向こうに逃げ去っていた。orz

ガッカリしていると死角から飛び出してきたもう一頭が、僕の油断をくぐり抜けて同じく藪の向こうに。
ここでもポンコツソフトが邪魔をする。ガッカリしてる暇があったら他にもいる可能性を考えろよ俺! ヽ(`Д´)ノ

この間わずか数秒。あきらめきれず、もう遅いと知りながらも斜面の下に目をやる。黒いものが動いた。もう一頭、さらに下の寝屋にいた!

シシ寝屋撃ち

寝屋のシシは音に鈍いという話は聞いたことがある。こいつがそうだったのだろうか。構えた時点では寝屋から逃げ出していたが、距離は電柱一本分ほど。15mぐらいか、いける!

バァーン!

音より速いサボットスラッグ弾がほぼ真後ろから襲い掛かる。寝屋を出てコンマ数秒で追いつかれ、シシはそのまま斜面を転がり落ちていった。

シシ寝屋撃ち成功!

過去に獲った二頭のシシとちがい、こいつは完全な成獣。倒れていても油断はならない。いいところに当たったとは思う、でもまだ足は動いている。

慎重に上から近づき、すぐに止めを入れられる体勢で観察する。足のばたつきは次第に弱まり、完全に動かなくなった。つついても反応がないのを見定めて脱砲。これにて捕獲完了である。いやっほう!(≧▽≦)

狩りバカ日誌 2019年2月16,17日(散弾銃・単独忍び猟)後編

成獣を獲ったのは初めてだ。でかい。以前の子豚はせいぜい30キロ前後だっただろうが、こいつはどれぐらいだろう。
どうもシシのサイズ感がいまいちわからない。以前にはシシ猟隊でたくさん見てきたのに、他人が獲ったものと自分で獲ったものとではここまで印象がちがうのか。

そうだ、でかいというと、こいつはオスかメスか。成獣ということになるとこの時期のオスは繁殖期のケミカル臭でおいしく食べられないぞ…(; ・`д・´)

メスイノシシの牙

牙を見る。このサイズだと…メスだ、よかった!(・∀・)

狩りバカ日誌 2019年2月16,17日(散弾銃・単独忍び猟)後編
狩りバカ日誌 2019年2月16,17日(散弾銃・単独忍び猟)後編

一部モノクロ処理済み

弾は首の後ろから入って眉間へ抜けていた。

狩りバカ日誌 2019年2月16,17日(散弾銃・単独忍び猟)後編

沢で冷やしたい。しかしこの大きさのシシをここから沢まで一人で移動させるのは困難を極める。残念だがこの場で解体することに。

滑車を使ってもロープが手に食い込んで痛いほどの重量。過去に獲ったどのシカよりも重いな、70キロはあるような。

イノシシの妊娠線

よしよし、おっぱいもあれば妊娠線もある。少なくとも一度は出産したメスだ。牙の小さいオスなどではない!

三本足のイノシシ

よくよく見ると、行動が遅かった理由のひとつがわかった。三本足だ。くくり罠から生還したサバイバーだったのだ。このせいで素早く走り出せなかったのだろう。山の神様からの幸運を賜った。こないだ奉納したナイフを取り返したのに。ありがとう神様。(・∀・)

狩りバカ日誌 2019年2月16,17日(散弾銃・単独忍び猟)後編

土や体毛に留意しながら解体を進めていく。

残念ながら、脂の乗りは10点満点の3点ぐらい。これでもし10点満点だったらどれぐらい重かったのだろう…。滑車でも上がらなかったかもしれない。

イノシシの蹄大きさチェック
イノシシの糞の大きさチェック

残滓の埋葬前には各種のサイズ観察を忘れない。蹄の大きさチェック。腸から絞り出して糞の大きさ確認。

これを頭に入れておけば、今後フィールドで足跡や糞を発見した時に「あの時のシシはあれぐらいだったから、このシシはこれぐらいだろうな」とある程度予測がつくだろう。

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処理を終えて帰路につく。少々手こずったが、暗くなる前に戻ってこれた。

山から下り、遠くに車が見えてくる瞬間が好きだ。荷物を整理しながら、先ほどしとめた獲物のことを思い出す時など心がおどる。運転席で一服し、余韻のため息をつく時なども最高だ。

残り約一か月の猟期。冷凍庫にはまだ若干の余裕がある。もう一頭か二頭、脂のよく乗ったうまそうなシシを獲りたい。

よろしい、ならば狩猟だ! (・∀・)

【本日の猟果(忍び猟)】

  • 発砲 1
  • 捕獲 1(イノシシ♀ 15mぐらい立射・ネックショット)
  • 時間 12:30ごろ
  • 地勢 南南西に伸びた尾根の寝屋
  • 装弾 ウィンチェスターサボットスラッグ(#12)
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