狩りバカ日誌 2019年11月18日(散弾銃・単独忍び猟)

公開日: : 狩りバカ日誌2019

晴れ 14℃4℃

狩りバカ日誌 2019年11月18日(散弾銃・単独忍び猟)

15日をもって、本拠地奈良県の猟期も開幕。いよいよ気合が入ってきた。

昨期の1月からシシ猟場として新しい他県の猟場へ通い始めた。しかし、その猟場は東から豚コレラの脅威が迫っている。加えて、理由は不明だが、昨期みられたような豊富な痕跡が見当たらず、今後も去年のような成果をあげられるか、先行きが不安な状態である。

そこで当分の間は、奈良県では以前のように、シシ忍び猟に適した猟場の開拓に努める予定である。

狩りバカ日誌 2019年11月18日(散弾銃・単独忍び猟)

地形図はもちろん何度も何度も確認してはいるし過去に不適だと判断した場所は除外しているが、やはり奈良県のシシがいそうな場所はこのような藪が多い。人一人が植物に触れず体を入れられる空間などなく、こっそり忍び寄ることはまず不可能。見通しも悪くて、下手すると5m先も見通せない。こちらが先に発見するのは至難だ。

ベテラン猟師でたまに「犬なしでシシなんか獲れるわけない」という人がいるが、僕はそれは当たらずしも遠からずだと思っている。猟場のすべてがこういう状況なら、こういう場所しか発見できていないのなら、確かに忍びでは幾重もの幸運に恵まれないとまず無理だろう。

一方、シシの好む地形は全体的にこんな感じなので、生息自体は確かにある。犬さえいれば追い出してくれる。といった体験から、先の発言が出てくるものだと考えている。

地図記号では「広葉樹林」になっていても、歩きやすい広葉樹林かそうでないかは実際に来てみるまではわからない。ううん。ここはどうも忍びでは難しそうだなあ。

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一息入れようとペットボトルのポーチに手をやる。しかし手ごたえがない。忘れてきてしまった…orz

このおかげでいったん車に戻って飲み物の調達に出る必要が発生。出鼻をくじかれた。(´・ω・`)

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場所を変えることにする。今日はこの二か所を探査予定である。この徒歩道の先が有望そうなので来てはみたのだが…

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はっはっは。どこが道だ。

山を歩いているとこういうことはよくある。国土地理院の地図はかなり正確だが、いかんせん古い。現状とはそぐわないことも少なくない。GPSの精度が出ていないとそのずれなんかもあって、戸惑うことは少なくない。最低限の地図の見方ぐらいは覚えておかないと必要以上に迷うことになる。

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それでもなんとか這うように先へ進み、シシの痕跡も少なからず発見できたのだが…

狩りバカ日誌 2019年11月18日(散弾銃・単独忍び猟)

この一帯、山は切り立っていて

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谷は深い。非常に険しい地形である。

こういう場所は忍びには厳しいが、犬を入れて待ちを張るには向いている面もある。なだらかであればどこでも走れるので待ちを張る場所も予測が難しくなるが、険しいと逃走に適したルートが非常に限られてくるので待ちの予測もつけやすい。

一長一短ではあるけれども、滑落の可能性なども考慮すると、単騎で忍び猟の猟場を探している身としては不適だと判断せざるをえない。

よし、もういい! シシの新規開拓あきらめた! 奈良ならシカの実績場はいくつか知ってるんだ、もうそこへ行く! ヽ(`Д´)ノ

僕は日和った。残りの時間を実績場で過ごすことにする。

狩りバカ日誌 2019年11月18日(散弾銃・単独忍び猟)

そして思惑どおり、日没6分前に20~25mほどの至近距離でシカを捕捉することに成功したのだが…。オスか! またオスか! 先週もオスだったじゃないか!

繁殖期が終わったばっかりで、闘争にあけくれていたであろう体はおそらくボロボロ。そして角も欲しくなるほど立派ではない。やはり獲物として魅力に乏しい。

これが、撃って食ってみてまずかったら返品ボタンを押せば生き返ってひょこひょこ去っていく。というのであれば迷わず引くが、現実として食うには殺さないといけない。グループ猟であれば見逃さないけど、単独猟では見るからにうまくなさそうな個体を撃つ気にはなれない。

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とはいっても先週も見逃してるし、今期はまだ獲れてないし、どうしよう…。

逡巡の末、シシやうまそうなメスジカならまだしも、やはりこの時期のオスはいらない。と結論して、写真だけ撮って帰ることにした。

猟師八年目、三週過ぎてもいまだボウズである。ボウズではあるが、山を歩いて猟師としての感覚が戻ってきているのが強く感じられる。

心地よい疲れとその感覚がうれしくて、帰りの車の中では我ながら不思議なほど上機嫌だった。

【本日の猟果(忍び猟)】

  • 発砲 0
  • 捕獲 0
  • 遭遇時間 オスジカ 16:50ごろ
  • 遭遇地勢 農地との境界の針葉樹林

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