さすが登山用品。モンベルの肌着・ジオラインが狩猟に適していた件
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猟具・猟装
当地の猟場は近畿の中央らへん。北海道や東北にくらべるとそれほど寒気の厳しい気候ではないのでしょうが、それでも真冬に山へ入るとなると寒さはなかなかのもの。
猟期始めの11月、終わりの3月あたりだと10℃を超えるような日もありますが、逆に厳冬期の1月や2月にはマイナス10℃ぐらいまで下がる日も。車で回る空気銃の鳥猟ならまだしも、山へ入る大物猟なんかはさすがに寒くて仕方ないことがあります。
なら着込めばいいかというとそういうものでもないんですよねこれが。あんまりモッコモコになってしまうと動きづらいし、難儀なのが汗冷え。体を動かしてかいた汗が寒気で冷やされて体温を奪うというあれです。
忍び猟ではそれほど汗かくことってないんですけどね。ゆ~~~っくり歩くことになるので。
反面、巻き狩りだと早く待ちに着く必要があったり、待ちを切られた場合再包囲のために先回りすることになったり、犬がシシと絡んでるような時にはいち早く駆けつけてやらないとケガさせられたり。状況によっては早足で移動する必要があり、汗をかくことがままあるのです。
着ぶくれしないように薄手で、かつ防寒性能にも優れ、しかも汗冷えも抑えてくれる。グループ猟をする巻き狩り猟師が求めるのはそういった性能を合わせ持つインナーということになるのですが、かなりいいセンをいってるのが登山用品メーカー、モンベルの「ジオライン」というインナーです!
僕も持ってるジオライン。何がいいって、汗冷えしないんですよねこれ。いくら汗をかいても体にくっつかずサラッとしてます。待ち場につくとその場で動かずに犬が獲物を追ってくるのを待つことになるけど、それでも冷えない。
僕の大物猟時の服装は、あまり重ね着をすると動きにくいので、下からこのジオライン、フリース、シェルジャケットの三枚が基本。これでもなんとかなっているのは、肌着の貢献が大きいのでしょう。
ジオラインは三種類のラインナップを展開していて、
僕が持っているのはこちら。中厚手の「ミドルウェイト(MW)」という製品。よくできています。大物猟に出る時は必ずこれです。肌着一枚にしては結構なお値段、でもそれだけの値打ちはある狩猟用…というか、巻き狩り用インナーだと言えます。
寒い場所で着るものなのでハイネックタイプを購入したんですが…。こいつには胸元にファスナーがありまして、生地がやわらかいだけにファスナーのゴツゴツ加減がちょっと気になります。そこが玉に瑕。
ラウンドネックにはこのファスナーはないけど襟が低くて若干防寒性が落ちることになります。そのへんはお好みで。(´・ω・`)
今気になってるのはこちら。ミドルウェイトより厚手でさらに防寒性能がアップしたモデル、「EXP(エクスペディション)」。
本格的な冬山登山とかじゃないし、当地の狩猟ならエクスペディションは必要ないかな。ということでミドルウェイトを買ったのですが、マイナス10℃近いとミドルウェイトではちょっと厳しいこともありまして…。今度はこちらを試してみようという気になっています。
車移動が基本の鳥猟の時はこういうリーズナブルなあったか肌着でこと足りるのですが、大物猟、特に急いで歩く必要のある巻き狩り時には、汗冷え対策としてジオラインの着用はおすすめできます!(・∀・)
おかげさまで狩猟中の体の寒さについてはめどが立ちそうなのですが、最近は指先の冷えが気になっている状態でして。電熱グローブなんかを検討してみたものの、どうやら狩猟には使い勝手がイマイチな模様。
どなたか、引き金を引く感触を殺さない程度に薄くて、安くて、かつ指先にも十分な保温性能のある手袋があればご教授願いたいと思います。m(_ _)m
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Comment
僕は、ワークマンなどの作業服屋で買った服を愛用しています。
モンベルと比べれば、コスパ的には最高です。
ただ、モンベルほど性能が高いかは疑問ですが…。
一応、1300m付近の吹雪の中でも耐える事は出来ました。(上下モンベルのアウターのおかげかもしれませんが。)
なかなか、猟でモンベルのアウターを使う勇気は無いです。
最近、釣具屋でウェットスーツ生地の手袋を購入しました。
餌がつけやすいように、人差し指、中指、親指が出ているので、引き金もひきやすく、おにぎりも食べやすかったです。
鳥猟に使用しましたが、指先も冷える事なく。ただ、特有のゴム臭さがありますが。1500円程度ですので、いかがでしょうか。
ワークマンのイージスシリーズは防寒性能はいいと聞くので、気になっています。農業スタイルにも近づけそうだし…。衣擦れ音はちょっと不安ですけど。
ネオプレン素材のグローブは他にもおすすめだという方がおられました。確かにそれほど高くないですよね。検討してみます。(・∀・)
モンベルのジオラインやアンダーアーマーは暖かそうで良いですね~
猟を始める前にホームセンターで買ったものがあるので、買い換えられずに今に至ってます。
読んでしまって益々欲しくなってしまった。(笑)
自分はモンベルの釣り用グローブ使ってます。
ネオプレンで出来ていて、親指人指中指が第一関節から出せるので、意外と重宝します。
因みに靴下も、ネオプレンの地下足袋対応の物を履いています。(・∀・)
ネオプレン手袋がわりと人気みたいですねえ。僕が所属しているチームではおそらく使用者はいなかったと記憶しているので、試したくなってきました。で、いいものであれば、さも自分が発見してきたように見せかけてチーム内にすすめますw
spinicker様
初めまして。
近畿北部で猟をしていますtsunと申します。
私も今期より奮発しましてジオラインEXP上下を使用しています。
かなり暖かく気に入っていますが、指先と足元の冷えまでは
カバー仕切れませんので、指先対策として
小さい貼付カイロをジオラインの上から手首動脈付近に貼付。
プラス指先が出せるネオプレーン手袋。
足元は足の裏全体のカイロを貼付て防寒しています。
ご参考になれば幸いです。
はじめまして!(・∀・)
僕の場合、足の冷えは気にならないので、懸案事項は指先の冷えの一点です。ネオプレン手袋利用のハンターが多いようで、試そうかという気になってきました。
手首動脈をあっためるという話を聞いたのは、今回いただいたコメントで二件目になります。こちらも試してみたい!
「ふつうの薄手ニット手袋の類+ガバガバのゴム手袋の二重ばき」だと、様々な条件下で対応可能ですよ。
断熱性・防水性・透湿性・強度・作業性…等々を一つで完全に満たすモノはまあ、ないので。
極厚でコシのあるニトリルゴムの手袋(特大)だと、スポっとはめたり取ったりが簡単。
あと、冬の野外活動における防寒のキモが「行動時と停滞時の体感温度の差」と「汗冷え」であるのはご承知の通りですが、
最近、その「正解」に到達しました。
「化繊下着の上に直でペラペラの化繊パーカー+テキトーな中綿入りジャケットの類」これ最強です。
一般的なアルパインウェアとの違いとして、アウターシェルと断熱層は一体のほうがいいのです。
で、ちょっとでも暑くなったらすぐ脱ぐ。その時、ペラペラのパーカーをびっちりフードかぶって着てると絶妙に暑くも寒くもない。
狩猟仕様にはフード部分だけカサカサ音のしない素材につけかえてもいいかも知れません。そのくらいフードは必須で偉大です。
多少汗をかいてしまっても、アンダーの上に(フリース等の保温層なしで)直にウィンドシェルの二枚だけだと、ものすごく乾きが速い。
これは身体が冷えるのと下着の湿気が取れるのとどっちが先かの競争なので、あと一枚でも余計なモノを着てたら「負け」です。
まあ俺が一人で正解だ最強だと盛り上がっててもみんなキョトンだろうけどもw
気温マイナスの山の中でも、走ろうと休もうと「暑い」「寒い」と思う瞬間が無くなった。人生変わりました。
狩猟の場合は獲物が立てる音を拾いたいのでフードの装着が難しかったり、逆にこちらも音を立てたくない上に装備品をいろいろ身につけているので、アウターの脱着が手間だったりで、なかなかうまく行かないようです。(´・ω・`)
林道の流し猟なら、装備を背負うことがないので、紹介してもらった服装が参考になりそう。当たったはずだけど走られた、探しに行かないと。みたいな車からしばらく離れることになった場合に具合よさそうですね!