大物の銃猟には必須?「獲物がいた場所」を知っておく必要とその方法

公開日: : 最終更新日:2018/05/01 狩猟よもやま話

血痕

銃猟は「撃って当てればそれでおしまい」というわけではありません。しとめたとしても、獲物を持って帰るまでにはするべきことがまだいくつか残っています。

さしあたっては「回収」ですね。まぁ脱砲とかなんだとか細かく分けるとまだあるけど、あまり細分化してもきりがないので、次の行程を回収とします。

回収するためには発見することが必要。

僕は空気銃でのカモ撃ちから銃猟の世界に入ったので、発見の大変さって大物猟をするまであまり実感としては持っていませんでした。カモ猟って一発当てたらその場で絶命、ということがたいてい…と言うか、その状況を作るのが基本なので。

水場だから回収には面倒さがあるけど、発見となるとこれといって難儀なことはなかったのです。

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でもスラッグ弾での大物猟となると、空気銃のカモ猟のような確率でトンコロ(着弾したその場で絶命させること)させるのは至難。時には百メートル以上走られることもあり、見失ったり振り切られたり。

動きからして完全に外したとか、ごく軽傷だろうとかなら追跡をあきらめるのもそれほど抵抗ないんだけど、

どう考えてもいいところに当たってるはず、どこかで倒れてるだろうから、見つけるまで追わないと!

なんてケースも珍しくありません。

巻き狩りで犬が追ってるのなら、犬が発見してくれる可能性も高いでしょう(早く追いつかないとズタボロにされますが)。

が、単独忍び猟でこういう状況になってしまうとけっこう大変。倒れているであろう獲物を発見するのがとても骨が折れるのです…。(´・ω・`)

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基本は「よく見て覚えておくこと」だけど…

大物の銃猟には必須?「獲物がいた場所」を知っておく必要とその方法

あなたは60mほど先にいたシカに矢をかけました。が、シカは走り去ってしまいました…。(´・ω・`)

状況からいっておそらく当たっているので、まずはシカが立っていたところへ痕跡を確認に行こうと思います。血痕や飛び散った毛などが落ちていれば命中の証拠。足跡や血痕の追跡に入ることになります。

シカがいたのはのところです。ちょっと距離があるのを小ささで再現しているので見えにくいですね。スマホの方は拡大してみてください。

さて、現実の世界では目標の場所になんか浮かんでません。しかも常に目標の場所を凝視しながら進めるわけでもありません。脱砲するために銃に視線を落としたり装備品に目をやったり、歩きやすい場所を探して右に左に歩をずらしたりなどもするでしょう。微妙ではあっても、見える風景は簡単に変わってしまうものです。

ということで、それを再現するために、ちょっと切り取る場所を変えた上にを消した画像を提示してみます。見え方が変わってはいますが、のあった場所はちゃんと写っています。それはどこでしょうか?

大物の銃猟には必須?「獲物がいた場所」を知っておく必要とその方法

ぱっと分かった人がどれだけいるでしょうか。

大物の銃猟には必須?「獲物がいた場所」を知っておく必要とその方法

正解はこの位置でした。

大物の銃猟には必須?「獲物がいた場所」を知っておく必要とその方法

上の画像は、もうちょっと大きな画像からの範囲を、下の画像はの範囲を切り取ったものです。

ともには入っているけど、ちょっと見え方が違っただけで、それもPCモニターの画像でさえもうどこだったかわからなくなってしまうのです。

しかもこれ、同じ画像の切り取り方を変えただけなので、画角なんかはいっしょ。

現実だとたとえばこの画像より一歩右に移動しただけでは木の陰に隠れて見えなくなってしまうはず。さらにわかりにくくなります(サイズのせいでPCモニター上の方がわかりにくい点もありますけど)。

獲物のいた場所へたどり着くために

大物の銃猟には必須?「獲物がいた場所」を知っておく必要とその方法

を木、を獲物のいた場所、をハンターだとしましょう。

いつもかつも、射線をなぞって一直線に歩ければ楽なんですけどね。

でも実際は茂みやら倒木やら崖やらがあって、地面を歩くのは射線のように同じようにまっすぐ進めるわけじゃないので、必ず何度かは視界から消えることになるはず。

大物の銃猟には必須?「獲物がいた場所」を知っておく必要とその方法

そういう場合に備えて、自分が撃った場所に目印として視認性の高いものを置いておくのもひとつの手。この場合だとがそれに相当します。リアルだと猟友会キャップとかがいいかな。

獲物がいたと思われる場所付近に到着したら、を探します。これが見えていなければ、角度的に間違っているということ。獲物はこれが見えるところに居たはず。見えているけどなんか周囲の様子がおかしい場合は、場所が間違っているということ。

歩き出す前に覚えていた風景と加えて、判断の一助にします。

大物の銃猟には必須?「獲物がいた場所」を知っておく必要とその方法

状況次第では、そんなもの置いておくわけにはいかないこともあります。距離がありすぎて取りに戻ってくるのが面倒だとか。

そういう時は、獲物がいた所と自分が撃った場所を結ぶ線の後ろに、のような何か目印になるようなものを探してみます。

なんか派手な物があればいいんですけどね。の等身大フィギュアとか。でもそんなものは山にはないので、なんかもうちょっと現実的な物を探しましょう。(´・ω・`)

今回は獲物のいた場所からスタートという前提にしていますが、当てた自信があるなら、いた場所をすっとばして、獲物が走って行った方向、見えなくなった稜線をピンポイントで目指してもおk。

その場合でも方法は同じです。まずは消えた場所をできるだけ精細に記憶。補助としてなんか目印を設定する。というふうに。

人の記憶はいい加減。獲物の姿だけに注意が行ってしまうと、場所の風景なんかはすぐに意識から消えてしまう。アドレナリン出まくりの興奮状態だと細かいことは頭から飛んでしまいがちなのでなおさらです。

何年かやってると嫌でも頭に入ることではあるんですけどね。いくつかの苦い経験と引き替えに。

でも、「これから大物猟したいけど、苦い経験は減らしたい!」という方は、こんな方法もあると頭に入れておくと、ちょっとは助けになるかもしれません。(・∀・)

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