格安スコープを狩猟(散弾銃)に使ってみて困ったこと。

公開日: : 猟具・猟装

大特価

所得弱者ながら銃猟なんてのをやってると、あっちゃこっちゃで節約する必要に駆られます。そのへんが貧乏ハンターの腕の見せ所でもあるんですけど。(;´∀`)

超格安スコープ。visionkingのVS1.25-5x26Lのスラッグ射撃レビュー

そういった涙ぐましいspinicker流コストカットのひとつに「格安スコープをチョイスする」というのがあります。去年の10月にレビューを載せた「Visionking 1.25-5×26」という製品がそれにあたります。

関連記事:超格安スコープ。visionking VS1.25-5x26Lのスラッグ射撃レビュー

結論から言えば、新品で(本日時点で)8000円もしないこの格安スコープは、高倍率時にはちょっと実用に耐えない視界をさらしつつも3倍ぐらいまでなら個人的に好みな見え味(明るい・クリア・色がついていない)を提供してくれて、かつ12番スラッグのきっついリコイルに一猟期の間耐えきりました。獲物もシカシシ合わせて10頭ぐらい獲らせてくれました。

…が、そこに至るまでの間に、猟期中にも関わらず「やっぱり載せ替えようかな…」と揺れたこともあったのです。(´・ω・`)

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腕と名前と信頼性

超格安スコープ。visionkingのVS1.25-5x26Lのスラッグ射撃レビュー

確かに猟期前のゼロイン・練習では、当該スコープは問題なく使用できました。先猟期の初日、シーズンの一発目でいきなりワンショットワンキルを成し遂げたのもこのスコープです。

関連記事:狩りバカ日誌 2018年11月16日(散弾銃・忍び猟)

特に昨期は射撃の調子がよく、1月の前半ぐらいまでは撃てば当たる状況が続いたと記憶しています。問題が起きたのはそれ以降でした。後から考えればそんな問題は存在しなかったわけですが。
いや、存在はしたのか。実在はしなかったけど。

ちくしょう!

それ以降、外すシーンがぽろぽろと出てきて、初めのうちは「俺のヘタクソ!」で済ませてたわけですが、「命中を確信→かすりもせず」ということが続いたところで、ひとつの疑問が頭をもたげたわけです。

それは、この安物スコープが狂ってるんじゃないか。ってこと。

12番スラッグのリコイル(反動)は強烈です。サバゲー用のもので試射してみると一撃で故障した。なんて話も聞いたことがあります。

僕のスコープは実銃対応と銘打ってはあるけど、下手すりゃサバゲー用のものより安いような値段設定。メーカーも狩猟界隈ではほぼ無名のvisionking。もしかすると、これは、やはり…。

その一方で、己のスペックを顧みて、単に腕が悪いせいで外した可能性も大いにありうる。と冷静に分析している自分もいました。いや、安物は安物だけど、自分の射撃だって大したことないし。普通に外しただけじゃね?

こうなってくると、考えているうちに逃げられることも出てきます。悪いのは腕かスコープか。チャンスなのに引けない。俺のばか! もう知らない! いくじなし! カス! ゴミ! 蛆虫! orz

今年はサミットの影響で1月に銃検があったことで、本来であれば猟期中にはすることのない銃身載せ替え(登録は26インチのリブ銃身で行っているため)を行う必要が出たこともあって一度1月末に射場で再ゼロインを実施してみました。結果、4時の方向に2~3センチほどのずれが出ていました。

しかしこれは銃身を載せ替えたためか、何度かスコープを猟場でぶつけた影響か、それともスコープ自体のせいか判明せず。とりあえず明後日の方向へ大きくそれるようなことはないけど、なんとも釈然としない結論に。

とりあえず再ゼロインを終え、しかしまたぞろ不信感に襲われます。最後の一発で狂ってないとは言い切れないんじゃないのか? と。

870ハーフライフルゼロイン

この点について結論が出たのはGWに4秒以内射撃のゼロインで撃ってみてから。1月以降の実猟でも獲れていたのでそうだろうとは思っていたけど、結局スコープはずれてはいませんでした。

関連記事:より実践的。「4秒以内射撃」に挑戦してみた。

ただ、一般的にはカンチレバーは銃身の載せ替えでずれは出ないということだけど、僕の個体はなんかこう、載せ替えごとにちょっとずれるようです。まとまるんだけど、粗点からはちょっと離れると。

一発目はやや左下に着弾したので修正、ゼロインを終えた四発目にはほぼ真ん中に当たっています。

信頼

実在しないけど存在する問題とはこのへんのことです。ずれてはなかったから実際は大丈夫だったんだけど、ないに等しいネームバリューとべらぼうに安い価格設定の影響で疑心暗鬼が生まれていた。こいつです。

こういう光学ものレンズものの性能は値段に比例するとよく言われるのでなおさらです。銃より高価なスコープを載せる人も珍しくないぐらいです。狩猟界隈で名前の通っている有名メーカーの品などは高くてもやはり人気があります。

そういった商品を選ぶ理由には、おそらく見え方だけじゃなくてこういった疑心暗鬼の回避や信頼をお金で買っているってのもあるんでしょう。そっちのが大きい人だってあるかもしれません。

visionkingはきっちり仕事をしていました。しかしそれも一猟期だけのこと。来期はどうなるかわかりません。信頼できる品なのかもしれないけど、そう信じるに足る根拠は今のところ十分とは言えません。僕は疑り深い性格なのです!

なので、予備役として保管しておくことにして、より信頼できる新スコープとして、上記のサイトロンジャパン製スコープ「TR-X 1.25-4.5X24IR CQB」をすでに入手してあります。

高級メーカーではないけど実績はあるところだし、何より以前に使用していたサイトロン製のドットサイト「SD-33」が数年間問題なく運用できた。という信頼の過去があるので、安心感では数段上。

見え方やレティクルはvisionkingの方が好きなんですけどね。周辺部の歪みはこっちのが少ないけど、visionkingよりは全体的に暗くて赤みがかってて。

ブランドやネームバリューは一朝一夕には手に入らないもの。だけど、どんなメーカーだって最初は無名からスタートしたわけで。もしかしたら、visionkingも高名な狩猟用スコープメーカーとして名を馳せる日が来るかもしれません。

その時は、ここぞとばかりに「昔から愛用していた先見の明ある自分」をアピールしようと企みつつ、より浮き彫りになった射撃の下手さをもうちょっとなんとかしないとなぁ。と反省しているところです。疑ってごめん。orz

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Comment

  1. バラクーダ より:

    こんにちは。格安スコープが実猟でどうなのか興味がありました。
    私は装薬銃はアイアンサイトなのでスコープは使わないのですが、
    空気銃(エースハンター)にサイトロンジャパンのTR-X3~9×40(正確な名前は違うかも?)というのを載せました。
    購入時はシャープ純正スコープでしたが4倍では50m先が小さくて、可変倍率が欲しかったのです。
    結果9倍でもそれほど大きく見える感じはしないのですが、標的紙の弾痕はなんとなく分かるので見えてる方なのかも?
    トイガンのジャンルで購入したものですが、宣伝文句には「実銃でテスト」「対衝撃1000G」などとあったので、空気銃ならば問題なかろうと。
    実際ポンプ式空気銃では発射時の衝撃は無いに等しいので、もっと安いトイガン用でも大丈夫かもしれません。
    電動ガンでバリバリと連射した方が振動は多そうですし。
    マウント交換をしたりとゼロイン作業を何回かやりましたが、今はまだ様子見の段階です。

    調子よく使えると良いですね。そうなるようお祈りしております。

    • spinicker より:

      とりあえず1シーズンは問題なく使えましたよ。当たり個体だったのかも。ゼロインやら練習やら実猟やら全部合わせても100発ぐらいしか撃ってないですけどね…。いちおう公式サイトのスペック表ではその品も1000G対応と書いてあったので使ってみた次第です。(・∀・)

      空気銃ならまぁたいていトイガン用で大丈夫なような気がしますね。スプリング銃はけっこうリコイルあると聞くので、その場合はちょっと気になるかな…。

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