ここらで世界の巨大イノシシを見てみましょう。
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狩猟よもやま話
狩猟オフシーズンの楽しみ、ジビエ料理。僕は猟期中はあまり獲った獲物の肉は食べないのです。猟期は獲るのがメイン、料理はオフに。という形が多いですね。
昨期は単独忍び猟でシシを四頭も獲れたので、盛夏を目前に控えた今の時期でもまだ多少は冷凍庫に在庫が残っています。一頭はそこそこ大きかった(おそらく80㎏↑)けど、それ以外の二頭は30kg前後、最も小さな一頭は10kg前後ほどの小型だったので、やはり単独猟は当たるとでかいっすねえ。(・∀・)
自分で獲ったのは中~小型のシシだったけど、同じ猟場で猟友が見つけた足跡にはこんな巨大なもの(約14.5cm)もあって、推定体重は150~180kgぐらいとのこと。世にはでかいシシがいるもんだ。こんなのに出くわしたら道を譲ります。(´・ω・`)
180kgでも鉢合わせなどしたくないですが、世界レベルだと180kgなどは序の口。もっと巨大なイノシシが闊歩しているようです。
まずはこちら。「テキサスで獲れた1800ポンド(≒816kg)の巨大イノシシ!」と紹介されたシシ。
実はこれなんかいわくつきみたいで、人物は同一みたいだけど、シシはどうも別の個体っぽいですねえ。体格も毛の長さも違う。
その後フランスの出版社が車のロゴからトルコの狩猟ガイド会社であることを特定、サイズも781ポンド(≒354kg)であったことがわかったそうです。
下の画像のやつは丸々と肥えて、これなら本当に800kgぐらいあってもそうかなという気がしないでもないぞ…(; ・`д・´)
こちらはご近所香港のイノシシ。都会で面積狭いというイメージなんでシシなんかいないだろうと思ってたら、別にこういう風景は珍しくないんだそうで。神戸みたいですねえ。
親子っぽいけど周りのシシも40ぐらいはありそうという中で立ってるやつのこのガタイの良さよ。サイズを推定できるものがこのゴミ箱ぐらいしかないのではっきりとは言えないけど、100やそこらってことはなさそう。200ぐらいはありそうな。
日本での最大クラスと言ってもいい、こちらの200↑級でもこれぐらいらしいんで、ニホンイノシシよりでかい本土のウスリーイノシシだとやはり200は超えてそう。
さて、きわめつけはこちら。ロシアのPeter Maximovさんが13日の金曜日にしとめた巨大イノシシ。記事内では535kgと紹介されています。山かな?
でかすぎて車に積むことすらできず、真夜中までかかってロープでつないで引きずって帰ったようです。そりゃそうだろうな。どこをどんな弾で撃って倒したんだろう。何人前になったんだろう。このへんを知りたかった。(´・ω・`)
この牙の噛み合わせも凶悪。下の牙が上の牙と常に噛み合わせで研いでいるような形になってあの刃物のような切れ味が生まれます。
人間も上の前歯は下の前歯との噛み合わせでわりと鋭くなってますね。あまり気づかないけど。これがシシの牙みたいにでかくて長くてシシと同じぐらいの力で振り回せたら、やはり同じぐらいに切れると思います。
いやいや、こういうのを見ていると、やはりこう、山へ入る際の緊張感がちがってきますね。
しかし警戒しすぎるのも無防備すぎるのも、弊害があるので、可能性は頭の片隅におきつつ、安全第一自然体で今期も出猟することにします!
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Comment
こんにちわ!
海外のイノシシは本当にアレなんでしょうか?
画像をイジってるわけじゃないですよねぇ・・・?
巨大なんてもんじゃないですよ、500kg超って。
日本でもイノブタは大きくなるなんて聞きましたがイノブタは獲れませんしねぇ。
犬歯の怖さは見聞きしてますが、鎖帷子(くさりかたびら)の上下でも着ましょうか。
防牙(なんて読んだら良いのか?)のチャップスみたいなものはあってもいいかもしれないですが、
それで動きが鈍くなっても良くないですし難しいところです。
日本でも天然イノシシと養豚場から逃げた豚のハイブリッドが増えつつあると聞いたことがあります。天然ものより鼻が短くて蹄が白っぽくて、何よりガタイがでかいんだとか。真偽のほどは何とも言えませんが。(´・ω・`)
真偽といえば、画像のデカシシも信憑性を疑う声はあるようです。ロマンはあるんですけどねえ。。。