知ってたけどやはり美味。アメリカナマズを釣って食ってみた。
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最終更新日:2021/10/01
ジビエ・ワイルド料理
一年の3/4が過ぎ去り、秋の気配が深まってきました。北海道はもう明日から猟期入りですかね。
近畿地方は残念ながらまだひと月半ほど先。諸事情で有害も夏以降は活動しておらず、「獲って食う」に飢えております。
関連記事:ウナギ釣り&料理は難しいと思ってたけどやってみたら簡単だった。
五匹目のドジョウ、ならぬウナギを狙いにいくも、梅雨以降はまったくかからず…。たまにニゴイとかウグイとかフナとかが来るけど、8割以上がナマズ系…orz
ナマズ類の中で通称アメリカナマズ、本名チャネルキャットフィッシュ。こいつは特定外来生物に指定されているのでリリースができません。小さいやつはその場で捌いて針にかけて餌として利用していましたが、その針にわらしべ長者方式で、さらに大きなアメナマがかかりました。45cmほど。十分食える。
真偽のほどはともかく、本場アメリカのマクドナルドでは、フィレオフィッシュの原料は養殖されたチャネルキャットフィッシュだとかいうし、あんな感じで料理したらうまいんじゃないかな!
ウナギの時と同様、表皮に熱湯をざっとかけて、はがれてきた表面の粘膜を包丁の背でこそぎ落します。こいつが臭さの主な原因だそう。黄色のような緑のような粘膜の下には銀色に輝く皮膚。はっきりいってうろこのある魚より処理は各段に楽ですよ。この手軽さもウナギ・ナマズの魅力。
あ、背びれと胸びれの先頭が鋭い棘になってるので、ニッパーかなんかで先を切り落としておきましょう。
あとはシンプルに三枚おろし。このブログ読んでるような人はこれぐらいは楽勝ですね!(・∀・)
かたっぽは皮引いてもうかたっぽは皮つき。皮のあるなしで臭さが変化するか確かめるためです。皮そのものが臭さの原因だって意見もあるので。
ちなみに、アメナマって骨めっちゃかてえ! 小ぶりな出刃では中骨を断ち割るのかなり難儀しました。
ムニエルにしようかとも思ったけど、小麦粉まぶすのがめんどうだったのでバター焼きに。軽く塩胡椒をふって、と。
おっと、にんにくを忘れてたぜ! スライスガーリック、IN!
裏表じっくり火を通して、完成! 身がやわくてちょっと崩れたけど。ドンマイ俺。食ったらいっしょ。
アメリカナマズのバター焼き 食後の感想
フツーに食えます。泥臭さも率直に言ってウナギより低い。ウナギはあの土っぽさも風味みたいなとこありますからね。アメナマはあれよりナチュラルな魚味、白身の魚です。ウナギいける人なら何の問題もないでしょう。
まあ、フツーに食えるのは食えるけど、特段うまいってわけでもないっす。釣れりゃ食おうかって程度で、狙って釣るほどでもないかなあ。(´・ω・`)
皮膚の感じはウナギみたいなんだけど、味はあんなに脂乗ってるわけではないです。かなり淡泊。バター焼きで脂分追加するのは正解ですね。
皮は…あってもなくても味にはほぼ変化なし。引くのめんどいので次からは皮つきで料理しよう。
ナマズを獲って食って、ちょっと気が済みました。こんな感じで猟期までの日々を乗り越えていく所存です。(*‘∀‘)
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Comment
ナマズも食べたことですし、次は鯉に手を出してはいかがでしょうか。臭みの処理はちと面倒ですが、捕獲は難しくないし鯉こくなどなかなか旨いですよ。
余談ですが、10月16,17に関市刃物祭りが開催されます。鋏から剣鉈まで非常に多くの刃物が普段より安くなっていますし、同市内には有名刃物店(キクナイフなど)もいくつかあります。是非お越しを。
鬼平でも鯉料理は何度か見た記憶が。鯉の洗いなんかもありますね。外道でウグイやニゴイなんかも釣れたことがあって、持って帰ろうか悩みましたw
関といえば僕みたいなモーラばっか使ってるハンターでも知ってるほどの刃物の産地。今回は仕事で行けませんが、いずれ寄せてもらいたい祭りですねえ。行ったらたぶんなんかひとつは衝動買いする自信があります。(;‘∀‘)