鴨のつくねバーグを作ってみた。
公開日:
:
ジビエ料理レシピ・鴨

6月に入り、ジビエ料理のベストシーズンまっさかりです(嘘)。猟期が恋しくなればなるほどジビエ料理を食べたくなるのは本当ですけどね!
今回は最近鍋ばっかりでマンネリ気味になってきた鴨の料理法を新規開拓すべく、鴨肉を使ったつくねに挑戦してみました。
うしろに「バーグ」とついてるのは、見た目がハンバーグっぽくなってしまったからです。(´・ω・`)
鴨のつくねバーグ 材料(約3人前)
- 大ガモ(マガモorカルガモ) 1羽
- 玉ねぎ 1/2個
- にんじん 1/2本
- しょうが 1/2片
- ☆卵 1個
- ☆しょうゆ 小さじ2
- ☆片栗粉 大さじ1.5
- ☆塩こしょう 少々
たれ材料
- きび砂糖 小さじ2
- しょうゆ 大さじ1.5
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
鴨のつくねバーグ 作り方

今回使用する鴨は今年の2月13日にしとめたカルガモ。血抜き3点、羽毛除去4点、脂乗り4点。15点満点中11点となかなか期待できる個体です。

上の二枚がむね肉。左の細い二本がササミ。下の二本がモモ。
手羽はなぜか取り除いてありました、なんでだ? 自分で解体したはずなのに覚えていない。この個体はヘッドショットだったので手羽は無傷のはずだけどな??? (´・з・)

精肉したあとの胴体ガラ。肉は例によってフードプロセッサでミンチにするので、へばりついているものも可能な限りこそげとって使います。人間でいう鎖骨のあたりは特に残りやすい。
モモ肉もこの段階で骨からはずしておきましょう。

脂のよくのった皮。これはそのまま(肉についたまま)だと弾力性がありすぎてフープロでは切れないので、ちと面倒ですが肉からはがして包丁で細切れにしておきます。

そして小さなものでいいのでフライパンで弱火にかけて脂が出てくるまでおいておきます。

脂が出てくるまでの間に各種材料をフープロにかけておきます。まずはしょうが玉ねぎにんじんの根菜類。

一瞬でバラバラです。しょうがと玉ねぎのスパイシーな匂いが食欲をそそります。( *´∀`)

そうこうしてるうちに鴨皮から脂が出てきました。もう少し火を通してカリカリになるまで炒めましょう。

カリカリになったので火を止めます。なぜかカルガモの脂は黄色っぽいことが多いです。

鴨肉と粗熱をとった皮をフープロにかけてぽちっとな。

どーん。鴨皮を入れるのは食感にメリハリをつけるのが狙いです。

フープロにかけた材料一式、そして皮から出た脂を容器にあけたら☆の材料を投入し、ほどよくこね回します。

サラダ油(分量外)をフライパンにひき、いよいよ焼いていきます。火は弱火。

焼き上がるまでの間にたれ材料を混ぜ合わせておきましょう。

3分ほど焼いて焼き色をつけたら裏返し、今度はふたをして5分ほどしっかり火を通します。

5分たったらふたをとり、合わせておいたたれ材料を入れて煮詰めます。砂糖のとろみがついてきたら火を止めて完成! (・∀・)

つくねというよりは小型ハンバーグって感じだな。もっと丸めた方がよかったのか。(´・ω・`)
でもまぁ、問題は味だ!
鴨のつくねバーグ 食後の感想
思った以上につくねだった! いや、まぁ当然といえば当然なんですが。( ̄∇ ̄;)
しょうがのおかげなのか鴨テイストがほとんど目立たず、後味でほんの少しだけ、ふっと香るぐらい。鴨皮から出た脂も入れておいたのに意外。
十分食べれるものに仕上がりましたが、やはり鴨は骨から出るダシがないとなんか物足りないなぁ、という感想はより強くなりました。鴨は昔から鍋が愛されているのは偶然ではないようです。
こういう料理にするなら、淡泊なキジの方が合いそうな感じ。今度キジしとめたらやってみよう。
最後に、カリカリテイストを狙って入れた鴨皮は、その他材料の水分を吸ってカリカリ感が残らずくにゃくにゃになっていて、ただ邪魔なだけでした。あれはいらんわ。(´・ω・`)
Comment
骨が粉になるまでたたければ,骨も一緒の方がつくねはおいしいです.ただものすごく時間がかかりますね.
チタタプですね、ゴールデンカムイで見ました! (・∀・)
そういえばそれがあったな、一度やってみようかな。鳥は骨があまり強くないからそこまで面倒じゃなさそうですね。