猟友会に入ったのに猟隊に誘われない、という時に取るべき行動。
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最終更新日:2016/10/17
狩猟よもやま話

こういったブログを運営しているといろいろとメールが届きますが、そのなかには
「猟友会に入ったんだけど狩猟に誘ってもらえない、どうすればいいか。嫌われてるのかも」
といったものが過去に複数ありました。
銃猟をするつもりで入ったけどその支部の人は全員罠猟だったので誘われなかった、ということもあったようですが、銃猟グループからもお誘いがなかった、という声もありました。
そんな時はどうすればいいのでしょう???
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誘ってもらえるのが当たり前、とは限らない
かく言う僕も一年目に支部長さんとお話する機会がありましたが、その場ではお誘いはありませんでした。
僕の場合は2種(空気銃)から入ったということもあって、そのことを知っている支部長さんから声がかからなかったのはある意味当然っちゃ当然なのですが、その後、M870を取得して猟期中に無許可譲受票
(無許可譲受票=所属の猟友会支部長 or 管轄の警察署長に発行してもらう、狩猟用装弾の購入に必要な書類)
を支部長さんのところにもらいに行った時にもお声はかかりませんでした。この時には装薬銃を取得したことがイヤでも伝わったはず、にも関わらずです。(´・ω・`)
その後、幸いにも複数の方面から猟隊へお誘いただき、今ではグループ猟にも参加していますが、所属支部の支部長からも班長からもお誘いがなかった、という点はメールをくれた方と同じような状況でした。

クレー射撃練習中
装薬銃を取得して最初の猟期が終わり、むかえた銃検。支部長と会場で顔を合わせ、そのことについてさりげなく聞いてみました。「若い者がいないので歓迎される」というようなイメージだったので、なんとなく不思議だったのです。
返ってきた答えはこんな感じでした。
「あっはっは。いやいや、声かけよかと思たんやけどな。キミらはキミらでほらあの、なんや。いんたーねっと? で、もう他のグループに入ってるんちゃうかと思て、無理に声かけて気遣わせるのも悪いと思たんでな」
「若い者=ネットをバリバリ活用して何やらいろいろやっている」というのが支部長さんの認識としてあったようで、入るグループももうネットで決めてるんじゃないか。と思われていたようです。
実際のところ、まぁネットはよく使ってますが、あちこちでバンバン猟隊の募集があるわけじゃないですよね。
でもこの時、支部長さんの横にいた先代班長さんもうんうんとうなずいていたので、もしかしたらあれぐらいの年代の人は似たような見解なのかもしれません。
そしてこの話をしている途中、「ん、なんや? まだグループ入ってないならうちでやるか?」と、装薬銃所持から1猟期が経過したところではじめて所属支部からお誘いをいただくことになりました。
この時にはすでに他のところでお世話になっていたのでお礼を言った上で丁重にお断りしたのですが、そういうことだったのです。つまり「もう他に行くところが決まってそうだったので声をかけにくかった」と。
なので、所属支部から猟隊に呼んでもらいたいのにお声がかからない人は、その点をふまえて、
「まだ猟隊が決まってないんですけど、どこか紹介してもらえませんか? (´・ω・`)」
と、支部長さんなり班長さんなりに聞いてみるのが一番の近道かと。「求めよ、さらば与えられん」というやつですね!
これからハンターになろうというわけですから、獲物だけでなく、お世話になる猟隊も自分の力でゲットしようじゃありませんか! (・∀・)
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Comment
巻き猟をやるなら、謙虚に先輩に擦り寄らなければいけないでしょうね。私の様な二種だけは単独猟が基本です。エアライフルマンは変人が多いと言うのも有りますが。
鳥猟はともかく、大物の巻き狩りはさすがに一人では無理ですからねー。僕も空気銃はずっと単独です。どちらも別の楽しみがあっていいものですけどね!
「誘ってもらえない」ですか。。。。笑っちゃいました。受け身ではダメですね。
コンパでも、待っていてはおしまいです。ガンガン行きますよね?そして逝きますけど。
アタックして断られたという悩みにしないと。
かくいう私は、何もしてません。独り者を決め込んでいます!
でも今時の若い人は
「車ないけど罠をやりたい! 移動? 運搬? 先輩に手伝ってもらいます☆」
と、ほとんど他力本願の人もいるんだそうですよ。
登録なんかは確かに支部でやってもらえるので手伝ってもらえるのが当たり前だと思ってしまいがちですが、そうじゃないってのを頭に入れといた方が。と言いたくなります。(´・ω・`)
私は、猟師がいてるのか、いてないのか分からない様な地域で猟を始めようとしたので、色々な所で出会った人にアピールしながら、指導もお願いしました。その中で信頼出来る師匠を見つける事が出来ました。今期は師匠と、うちの田舎で大暴れする予定です。あくまで予定ですが。
色々な所に顔を出すのは大切だと思いました。
某射撃場で出会った方には、初対面でくくりわなの作り方を教えてもらったり。結構、世話焼きな方は多いと思います。
やっぱり、自分から出会いを見つける事は大切だと思います。
OHAでは、講師について行って実猟を見せてくれたり、猟場を紹介してくれる様ですが…。
そういう姿勢が大事ですね。思う存分暴れてください! (・∀・)
しかし・・・射場でそれも初対面でわなを教えてもらえるとは。僕もいずれは射場で初心者をみかけたらアドバイスできるぐらいになりたいと思います。
おはようございます。
トラブルや嫌がらせがありましたがようやく第二種の許可が降りたので、今季はやっとデビューになります。
そこで必要なのが猟友会への強制加入(保険の関係で)ですよね。
安くない会費を納めないと狩猟できないシステムなので、当然会費を払うのだからある程度は面倒見てよ!と思いたくなるのも一理あるのかなと思います。
わたしは人とは群れない生き方なので、逆に散弾銃やれよ~と誘われても困りますし、巻狩の手伝いで駆りだされるのも嫌です。
カラスなどの害獣駆除で依頼が出れば応じるとしても、仕方なしに加入する猟友会ですから、こちらから頼ることはないでしょう。
もちろん事を荒立てて対立するつもりはないし、揉め事はご法度だとは思いますが、いい大人だったらある程度自分で道を切り拓くことも必要ですよね、今までやってきたように。
いよいよデビューですか、11月が待ち遠しいですね。
うちの支部は例年盆ぐらいから狩猟者登録が始まるので、それぐらいの時期になると一気に気分が盛り上がってきます。でも確かに会費は安くはないですけどね。。。害獣駆除に多少なりとも貢献してるってのに税金まで持ってかれるし。(-_-)
僕も性分としては「やりたいことは誰に止められてもやる、やりたくないことは誰に強制されてもやらない(※仕事を除く)」みたいなところがありますが、まぁなんとかなってます。趣味でやることなのにイヤイヤしたくはないですよねぇ。
鉄砲撃ちの出会いの場は、やはり射撃場です。
下手でも通っていれば、だれかれと知り合いになり情報を得られます。
そこから自分の猟風に合いそうな人を紹介してもらう、っていうこともありです。
僕も思い起こせば初めてのスラッグ射撃でベテランの方にいろいろと教わって、そのつながりでシシ猟隊に入れてもらったのを思い出しました。やはり自分から動くことは大事ですね。
でもこれからは射場もだんだんと減ってくるんだろうなぁ。なんとかして新規参入者の取り込みを図らないと・・・。(´・ω・`)