ヒヨドリのなんちゃってチタタプ入りオハウを作ってみた。
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最終更新日:2016/09/21
ジビエ料理レシピ・その他
最近ちまたでちょっと噂のマンガ「ゴールデンカムイ」をちょっと試し読みしてみたところ、惹かれるところがあったので全巻大人買い。7巻までしかなくてよかった、10巻を超えてくるとしんどいからなぁ・・・。(´・_・`)
明治時代の北海道を舞台とする作中ではアイヌの狩猟法とジビエ料理がよく出てくるのですが、1巻に「エゾリスのチタタプ」という調理法が登場します。
ざっくり言うと”つみれ”のようなもの。身を骨ごと叩いて作るということで、こちら内地のジビエ料理でもハトより小さい鳥などでは同じように調理しますね。やったことないけど。
今回は在庫のヒヨドリで作ったチタタプをオハウ(汁物)にしてみました。
ヒヨドリのなんちゃってチタタプ入りオハウ 材料(4人前ぐらい)
- ヒヨドリ 8羽
- ごぼう 1/2本
- まいたけ 1パック
- ねぎ 少々
- ◎顆粒だしの素 8g(小袋1袋ぶん)
- ◎水 4カップ
- ◎酒 大さじ2
- ◎しょうゆ 大さじ1
- ☆しょうが(すりおろし) 1/2片
- ☆卵 1個
- ☆塩 小さじ1
- ☆片栗粉 大さじ1
ヒヨドリのなんちゃってチタタプ入りオハウ 作り方
一昨期獲った、よく脂の乗ったとっておきのぷりぷりヒヨドリ。昨期のヒヨはあったかかったせいか脂乗りはダメダメだと聞いてたので獲らなかったのです。
ヒヨは背中から腰にかけて脂が乗ります。鳥師匠の開拓したヒヨ猟場を使わせてもらっているのですが、あたりは果樹園で、ここで寒い時期に獲れるヒヨは素晴らしい脂の乗りです!
それを凍らせておいた在庫がこちら。ラスト8羽。
ざっと1年半ぐらい凍っていることになりますが、真空パックでしっかり空気を抜いた上で冷凍すれば1年や2年は余裕でもちます。
僕が使ってるのは↑ですが、ちくしょう、安くなってやがるな! 僕が買った時は2万円台だったように思うんだけど。。。(この記事書いてる時点で14,680円 orz)
実家にいた頃はなんか聞いたことのないメーカーのものを使ってたんですが、よくパックミスで空気入って困ってました。panasonic製はパックミスほぼなしで助かってます(たまにやらかしてますが)。
それでは調理に入ります。まずはごぼうから。
包丁の背で皮をこそぎ落としてささがきにしたものを水に漬け、アク抜きをします。水がものっそい茶色になるほどアクが出るのでなんか見てて楽しい。
すべてのごぼうを漬けたらまいたけを適当な大きさにちぎっておきましょう。その間にアク抜きは終わってることでしょう。ごぼうのアクは比較的すぐ抜けます。
ごぼう&まいたけの準備ができたら、◎のうちまず水を鍋にぶち込み、沸騰したところで残りをこれでもかとたたき込みます。だし完成。
そこへごぼう&まいたけを放り込み、中火にしてやわらかくなるのを待ちます。
その間にヒヨドリをチタタプにします。これがヒヨドリ1羽分。
作中ではチタタプは輪切りにした木材のまな板の上で、二本の刃物でひたすらに叩くことで作られていました。「チタタプチタタプ」と言いながら叩くのが正しい様式だそうです。
しかし僕は面倒くさがりなので、
やっぱりフードプロセッサの出番です。
骨もまるごとなので、いつもより多めに回しております。
小鳥を骨ごと叩いて料理するこういう調理法があるというのは前から知っていたのですが、それを今までやらなかったというのは、僕の性分というか好みというか。
なんか、料理の中に骨片とかウロコみたいな食感のものが入るのがとてもイヤなんですよねー。好きな人はいないと思うけど、僕はたぶん人よりその傾向が強いと思います。お上品なんですの。
今回、ゴールデンカムイの描写がうまそうだったので試しては見たのですが、一抹の不安は残ります。作中では骨は気にならないどころか「コリコリした食感」と好意的に書いてありますが、はてさて。
すべてのヒヨをなんちゃってチタタプにし終わったら、☆の材料を混ぜて練り込みます。
ううむ。触った感じは骨チョー気になるんですが。チクチクします。いいのかこれ。(´・ω・`)
それこそ包丁で延々叩きまくれば粉砕できるかもだけど、それはそれで手間かかりすぎて現実的じゃないしなぁ。
釈然としないものは残りますが、それを打ち消してなんちゃってチタタプを丸め、だしに投下していきます。大きさにもよるけど中火で5分ぐらいかな。
だしに浮かぶ黄色っぽいのはヒヨの脂。これがまたうまいんだわ。(^q^)
器によそい、薬味のねぎを散りばめたらお好みで七味をふって完成。骨やわらかくなってんのかな。。。(´・ω・`)
ヒヨドリのなんちゃってチタタプ入りオハウ 食後の感想
OH, SH○T! F○CK!! SON OF A BIT○H!!!
やっぱり骨ゴリッゴリじゃないっすかーやだー!
だから言ったのに。やっぱりダメだった。もぅマヂ無理。でも骨出して食べょ。。。orz
何が残念かって、ダメなのが食感だけってとこ。これでまずけりゃあきらめもつくのに、味はさすがヒヨ。ナイス。
骨ごと入れてるので汁もいいダシが出てるし、シナモンみたいな、なんというかスパイスのようなというかいい香りのする脂もいつものヒヨ。ああヒヨ食ってるなぁ、といういつもの風味。
でもそれを邪魔するのが骨片。フープロもかなーり長く回したってのに、
ガキッ(骨を出す)。ゴッ(骨を出す)。ガリッ(骨を出す)以下ループ
なんかアレですね。今日び魚でも骨取りサバとかサンマとか売ってるんだから、骨取りヒヨも人類が本気出せばやれるんじゃないっすかね?
あとはヒヨをカモぐらいに巨大化させるとか。そしたら精肉も楽だし、そうなったらもうカモそっちのけでヒヨ撃ちまくるんですけどね。
ということで、手間ひまかけて本物のチタタプにするとまたちがうかもしれませんが、フープロを使ったなんちゃってチタタプは骨片にやられました。
一番でかい脊椎だけ取っても無理だろうな、大腿骨も気になったしなぁ。鳥の骨は焼いたらもろくなるけど・・・ううむ。やっぱりヒヨは焼き鳥かな。
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Comment
骨は叩かないとダメですわ・・
魚の骨ですら、よほど強いモーター積んだフープロじゃないと砕けません
しかも、骨が砕けるくらい回すとドロッドロになるという・・
叩くといい感じになるので、少量で試してみてはどうでしょう
ただいま帰国しました、はじめまして。m(_ _)m
やっぱりフープロで手抜きするとダメなんですね・・・。そうじゃないかという気はしていました。orz
またヒヨがとれたら1羽か2羽を今度は叩いて軽くつくねにしてみようかと思います。(・∀・)
今回も面白かったですw
ごぼうの灰汁ってポリフェノールらしいですよ(^-^)b
ただいま帰国しました。m(_ _)m
ポリフェノールというと赤ワインに多い健康物質というイメージ。ということは、ごぼうのアクは体にいいものだった・・・???
もう少し調べて体にいいものであればアク抜き中止も視野に入れます! (`・ω・´)
残すとアシリパたんに睨まれますよ~(笑)
出刃包丁の裏でチタタプした方が良いかもしれませんね?
ただいま帰国しました。m(_ _)m
アシリパたん恐いけど変顔の顔芸はおもしろいですねえ。あの変顔見るのも楽しみのひとつ。
やっぱりフープロのなんちゃってチタタプではダメだそうです。今度機会があれば包丁でリアルチタタプやってみます!
う~~ん、残念。タイトル見たときに「頂き!」と思ったのですが。ヒヨは醤油焼きが王道かな~。しかし「飽くなき食の追及」敬服します。メタボと糖尿には十分お気をつけ。
ただいま帰国しました。m(_ _)m
僕もガーリックバターしょうゆ焼きがお気に入りですが、新しいのにもチャレンジしてみたいと思いまして。(^∇^;)ゞ
今のところは健康体であるようですが、これから先は今までどおりとはいかないはずなので、気をつけたいと思います。(`・ω・´)ゞ
OH, SH○T! F○CK!! SON OF A BIT○H!!!
I U C
カモも、骨をたたき込んで作るとおいしいと言いますね。力強い出汁が出るとか。
いつかやってみようかと思っていたのですが、ありがとうございます。やめておきます!
(≧▽≦)ノ
ただいま帰国しました。m(_ _)m
カモだしは絶品です! 最近では肉と同じぐらい骨(から出るだし)に値打ちがあるんじゃないかという気がしています。
チタタプはフープロで手抜きせずにきっちり叩いて作ると骨も気にならない、という意見があります。根気があればお試しあれ。
カモぐらいのヒヨwwww
想像したら吹いちまったww
進化したらそうなってくれるかな?w
ただいま帰国しました。m(_ _)m
カモぐらいになってくれればありがたいですけど、なんならカモといわずダチョウぐらいになってくれてもこっちとしては文句ないですけどね。でもそうなると1猟期に1羽か2羽とったらもう冷凍庫に入らないな。(´・ω・`)
記事毎回楽しみに見てます。
私はヒヨを根気よく出刃の後ろで骨を砕いて丸ごと食べます。
確かにかなり手間ですが美味いです ナンコツとかツクネみたいになります。
ただいま帰国しました。m(_ _)m
僕はその根気がなくて手抜きした結果、あのザマです。orz
でもヒヨたしかにうまいからなー、やる価値はありますよね。やってみようという気がしてきた!
(゚△゚;)え? 「帰国」でつか?
それはそうと、「出刃でたたく」って、刃でするのかと思いこんでいました。マグロとか、よく刃でたたき込みますので。
背でたたくのなら、ハンマーでたたくのと同じですね。ハンマーの方が重量的にも表面積的にも有利ですし。
フープロ後に、石版の上でハンマーで叩くというのはいかがでしょう?河原で良い感じの大石を拾って磨き、100禁のハンマーで叩くと。
作中では二本の刃物の刃の部分で叩いてました。刃で叩くのが正しい様式なんでしょう。(・ω・ )
羨ましいです~、ヒヨドリ。
鳥猟はやっていないので、未だに食べたことがありません。
鳴き声がうるさいので本当は駆除したいのですが。
空気銃を所持申請すると6丁もの数になるので、銃検のことを考えるとおいそれとは決断できません。
我が家の冷凍庫からは獣肉が姿を消しつつあり、今冬の猟期で獲物が捕れないと枯渇してしまいます。
心して挑まねばならないのですが・・・体力が。(涙)
週2のジム通いも億劫になるこの頃、大物猟から鳥撃ちに転向しようか思案することも。
いずれにしても、ヒヨドリは食べてみたいです。
今後のレシピを楽しみにしております。
ヒヨがおいしいというのは最初まったく信じてませんでしたが、実際に食べてみてびっくりしたのを覚えています。あんなにギャーギャーうるさい下品な鳥がうまいわけがないと思ってましたw 声は下品なくせに味はとても上品です。(^q^)
僕が今獲りたい鳥は・・・タシギです! これもうまいそうですが、今までは特に探してなかったこともあって、姿を見た記憶がありません。今期は重点的に探してみる予定です。
それだけの銃をお持ちということはお金の面で問題はなさそうなので、空気銃も一度試してみてはいかがでしょうか? あれはあれでいいものですよ! (・∀・)