モスバーグ製M870ハーフライフル銃身でサボット弾をテストしてきた

公開日: : 最終更新日:2018/04/18 M870, 射撃

モスバーグ製M870サボット銃身でサボット弾を撃ち比べしてきた。

猟期までひと月あまり。11月頭から解禁のところではもうひと月切ってますね。射撃場も猟期を楽しみにしている猟友会支部の貸し切りになってたりして、一年でもっともあわただしい時期に入ってきています。

この時期特に、単騎で射場へ行くには団体の貸し切り予約が入っていないか確認が必要。貸し切りと貸し切りの間、貸し切りが終わってからちょっと撃てるとかならまだマシですが、最悪まったく撃てずに帰ってくるなんてこともありえますよ!

それはともあれ、もちろん僕も山開きを心待ちにしている一人。猟期前のM870サイト合わせに京北綜合射撃場へ行ってきました。

モスバーグ製M870サボット銃身でサボット弾を撃ち比べしてきた。

今期から新たに導入するものが二つあります。

一つはサボットスラッグ弾&モスバーグ製ハーフライフル銃身。M870はレミントン製なのですが、このハーフライフル銃身はモスバーグ製。特許の切れた品の製造を他社が始めるというのは海外ではよくあることだそうです。GunShopGBにて購入しました。

まぁ、実は先猟期の終わり頃にはすでに購入していたんですけどね。でももう猟期も終わるという時期に実戦投入というのもサイト合わせ等面倒だったので、今期からということにしていたのです。

もう一つは1-6倍のスコープ。普通のスラッグ弾より射程の長いサボットスラッグ弾を使う以上、拡大機能を持たず、しかもドットサイズの大きい(5MOA)SD33では不利だろうということで、Natchezで取扱いのあった「Truglo Tru-Brite Tactical Rifle Scope – 1-6x24mm 30mm IR Power Ring Duplex Mil-Dot Reticle」という製品を導入してみました。1倍であれば両目で見られてドットサイトのようにも使える、というタイプです。

…スコープについては、結論から先に言っておくと、まったくいいとこなしでした。いや、アメリカからの送料込みで190ドルを切るという値段ぐらいか。

しかし肝心の見え方はというと、レンズの出来が悪すぎて1倍では歪みが出まくって両目で狙うのが難しく、6倍では解像度の低さとケラレが目立つおかげで、これならたとえ100m先でもSD33の方がまだましだ! ヽ(`Д´)ノ

SD33

というところだったので、こんなこともあろうかと用心のために持ってきておいたSD33を今期も使うことにしました。今日はこれでサイト合わせします。備えあれば憂いなし。かしこい。(・∀・)

光学照準器はどれを使うか。というのは、ハンターやシューターならほとんどの人が迷う道。あがくほど沈む、深い沼。値段が品質に直結するというこの分野で本体価格130ドル程度のものを宝くじ感覚(当たればいいなぁ)で買ってみたのがまちがいだったようです。

理想の一本にたどり着くまでの道のりはガンダーラよりはるか遠いのです。今期はこれでいくとしても、来期からはまた道を求めさまよい歩くことになるでしょう。途中で切れない蜘蛛の糸が下りてくるのはいつになるやら。orz

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モスバーグ製M870サボット銃身でサボット弾を撃ち比べしてきた。
モスバーグ製M870サボット銃身でサボット弾を撃ち比べしてきた。

スコープ問題はいちおう解決。応急処置みたいなもんですけどね。お次はこの銃身にマッチするサボットスラッグ弾の選定に入ります。

…とはいっても、候補は画像の2銘柄のみ。フェデラルウィンチェスターか。

サボットにしては安いんですよこの二つは。フェデラルが310円、ウィンチェスターが360円。これぐらいならまぁなんとか出せるかな、というところ。

これが合わないとなると一発500円、600円、それ以上…。という修羅道に足を踏み入れるか、それがイヤなら治具と時間に投資をしてでもハンドロードするか、はたまたサボットをあきらめて普通のスラッグに戻るか。という三択になります。どちらかは使い物になりますように…!

モスバーグ製M870サボット銃身でサボット弾を撃ち比べしてきた。

箱から出してまず外観を比べてみます。

薬莢はフェデラルがえんじ色。高級っぽくてしぶい。ウィンチェスターはねずみ色。色はフェデラルの勝ち。好みの問題ですけどね。(´・з・)

弾頭はフェデラルはちょっと尖ったスマートな形状。ウィンチェスターは丸っこい。フェデラルの方が若干遠射を意識してるとか? そこまでの差が出るかどうかはわかりませんけどね。

では安い方のフェデラルを使って50mでさくっとゼロインを合わせます。的紙はだめスコープで使った時の弾痕とごっちゃになったので画像なし。しかしさすがに50mでは握り拳大にはまとまります。

けど50mならレッドバードやブリネッキで十分。100mで獲物のバイタルを狙いたいからこそ導入したハーフライフル。ここからは100mでのテストです!

ちなみにこちらは以前普通のスラッグ弾で100m射撃にトライしてみた時の画像。赤○が100m先でのドットのだいたいの大きさ&ドロップを見越した狙点。上がレッドバード、下がブリネッキ。

関連記事:サイトの調整ついでに評判のソーベストレとブリネッキを試してみた

レッドバード100m×M870
ブリネッキ100m×M870

こうしてみると、ブリネッキは100mでも悪くないっすね…。テスト数はどっちも5発だけど。ハーフライフル銃身を買う前にスラッグ銃身+ブリネッキの100m射撃をもっと検証してみるべきだったのかもしれない。(´・ω・`)

でももうハーフライフル銃身を買ってしまったので、とりあえず今日のところはサボット弾の100mテストに入ります。今回は各的10発、まずはフェデラルから!

…っとその前に、的紙を枠に固定するものがないな。目玉クリップでもいいけど、こないだタッカーを自前で買ったし、持ってくるか。

モスバーグ製M870サボット銃身でサボット弾を撃ち比べしてきた。

おおっ、さすが。全弾黒点近く! 9時半方向7点には二発重なっているのがあります。ドロップが15㎝前後なのは普通のスラッグ弾とだいたい同じぐらいか。

黒点の直径が20㎝、ドットのサイズが5MOAなので100m先では15㎝。とても精密射撃向きではないことを考慮すると、ほぼ黒点内に入ってるのはさすが。まともなスコープをのせてレストも砂袋じゃなく正規のものを使ってたなら、もうちょっとまとまったはず。

9時方向に大きく外れたものは、引いた瞬間にミスを確信して「うわちゃー!」となったやつです。それをのぞけば、まぁほぼバイタルには入っています。いけるね!

お次はウィンチェスター。

モスバーグ製M870サボット銃身でサボット弾を撃ち比べしてきた。

10発の試行回数内では左上に着弾するものが多かったです。まぁ、これはゼロインをフェデラルで行ったのも影響があるかもしれません。

これもだいたいまとまっていますが、はるか右下、かろうじて弾痕不明にならなかったというあたりに一発着弾しています。これは「うわちゃー!」じゃないので、単なるフライヤーかな?

でもまぁ、全体的にまとまり方はフェデラルと同レベルなんじゃないかと思います。試行回数を増やせば似たような感じになりそう。

リコイルはだいたいどっちも同じぐらい。レッドバードの射撃用とブリネッキの間ぐらいかな?

どっちを使ってもここまでの情報だとたいした差はなさそうですが、実はこの二種類の銘柄、パッケージを見るとわかる大きな差がありまして。

モスバーグ製M870サボット銃身でサボット弾を撃ち比べしてきた。

それはvelocity=速度。ウィンチェスターが秒速1350フィート、フェデラルが1500フィート。フェデラルの方が11%ほど飛翔速度が速いということで、そのぶん有利になります。

弾頭の形状から見ても、近射ならウィンチェスターの方がインパクトもあっていいかもしれません。でも、値段がフェデラルより安いのなら使い分けてもいいんだけど…高いし。

どっちを使うかとなれば、まとまり方が同レベルなら、やはり安くて速いフェデラルに軍配が上がります。今期の狩猟用装弾はフェデラルのサボットスラッグに決定しました。安い方が使い物になってよかった。あとは練習あるのみ!(・∀・)

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余談ですが、この銃身を装着して左手で握って、機関部を右手で握って、ぐりぐりとツイストさせるとカタカタ鳴るんですよねぇ。ちょっとすき間があるのです。気づいた時は不安でしたよ。暴発でもしたらどうしよう。オイオイオイ死ぬわオレ。(´・ω・`)

とも思いはしたものの、実際着弾はまとまってはいるし、そういう設計なんでしょうね。リブ銃身とスラッグ銃身はそんなことないんだけどなぁ。

すき間があるんじゃなくて「緻密に計算された遊びが設定されている」と考えた方が精神衛生上よろしいので、そういうことにしておきます。

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Comment

  1. Tonton より:

    南河内から京北への“道”の遠方具合を実走にて実感し驚き。
    サボットのハンドロード“道”は険しくお仲間が少ないとの事で嘆き。
    射撃“道”は、射台に入る前段階から何かと大変だと思うこの頃で、
    光学機器を追及し出すとさらに修羅の道っぽそうで…(・ω・;

    巻き猟も踏まえて所持スコープを2-10倍物で選定しましたが、
    お隣支部の方より2倍でも困難、ドットサイト等を追購入すべき、
    と残念なご助言を頂いてしまいました。

    視力等の眼球問題によりスコープの方が都合良く、そして経済面もあり、
    追購入するとしたらspinickerさんご購入品辺りの物を考えてました。

    が、どうもその価格帯は「ヽ(`Д´)ノ」となっちゃう恐れアリですね。
    実体験しないと分からない事が多そうな射撃道は狩猟道にて、
    今回のスコープレビューは有難い次第です。

    • spinicker より:

      光学サイトはホント迷います。基本は「遠射と近射、どっちを重視するか」です。両方に使えるものが欲しい! となると道がさらに枝分かれして変な場所にたどりついたりします。。。どっちかに割り切るとまだましなんですけどね。(´・ω・`)

      5万円前後出せるなら、vortexのstrike eagle1-6とかがそこそこ使えるような感じですよ。

    • Tonton より:

      リンクを有難うございました。
      知識僅少、射撃回数片手、出猟ゼロの真なる初心者ですと、
      銃器・狩猟関係での「5万円」の金銭感覚が掴めていないかもしれません。

      リンク先の20代ブログ主の方含め、
      「5万円」程度は必要経費、
      何なら低額と言わんばかりの方が多そうにお見受けしております。
      私如きは高額にしか感じないのは実地経験が無いからなんでしょうね。
      「5万円」で“そこそこ”とは光学機器恐るべし。

      中途半端にして道に迷うのはよろしくないですよね。
      初期の目論見通り忍び猟メインとし、
      既存スコープをまったり使いこなす方向の道を探していこうと思います。
      あ、リンク先の方も忍び猟でしたね…(×_×)

    • spinicker より:

      数十万するモデルも存在しますからねー。なんか金銭感覚おかしくなってきますよ。おそろしい…

  2. toshiya より:

    いつも楽しく拝見しております、
    私もM870&ハーフライフルで標的射撃と狩猟を楽しんでます。
    ほんっと!!
    射撃用品は値段と使い勝手の良さで悩みますよね…私は中近距離での使用を考えた末に…ちょっと値段は張りましたが、リューポルド VX-HOG 1-4×20mm PIG PLEXをチョイスしました。
    結果”レンズの明るさや使い勝手はまずまずでリコイルの反動でも今の所は異常なしですね、
    良い相棒になってくれると思います。
    今期も無事故で楽しいシーズンを過ごしましょう。

    • spinicker より:

      こんばんは!(・∀・)

      サボット先輩ですね! こちらは今期からサボット入門です、よろしくお願いします。
      true1xだったら両目で見れるかと思ってtrue1xの表記のあったあの製品にしてみたのですが、ものすごく見にくくて往生しました。もう安いのを数当たるより、思い切ってマーチとか買った方が結果的に安くあがるんじゃないかという気がしてきています。(´・ω・`)

      ともあれ、今期はとにかくサボットの性能を活かせるような立ち回りを身につけたいと思います!( `・ω・´)ゞ

  3. バラクーダ より:

    ケンウッドTPZ-D553でコメントした者です。いつの楽しく拝見させていただいてます。

    そこでも書きましたがスラッグとスキートをやっておりますが、スラッグは.410口径でして、当然のことながらサボットスラッグがありません。今はウィンチェスターのライフルドスラッグを使っていますが、サボットスラッグのまとまり方は凄いですね。まだ腕が悪いせいか50mでもあのようにはまとまりません。10発中6~7発は20cm黒丸に入るんですが、その日の調子で結構変化します。

    私は光学機器に悩むのが嫌でアイアンサイトでやっておりますが(狩猟ではないというのもある)、故障もトラブルもまず無いアイアンサイトで確実に獲れるようになりたい、という気持ちもあります。私も天邪鬼な性格なので人と違うことをしたいと言う気持ちも大きいですね。でも猟だと獲ってナンボの世界なのでいくら格好付けても獲れなきゃ意味無いですよねwその前に「.410じゃ止まらないだろ?」というのも心配としては有りますが。なのでバイタルじゃなくて首や頭で獲れる腕を付けたいと、まだ標的だけですが練習しています。実猟ではそんなに簡単にいかないでしょうけどね。

    今後も頑張ってください。お邪魔いたしました。

    • spinicker より:

      あの画像はもちろんレストしての結果です。立射100mであれだけまとまったら…威張りますw

      僕も最初の猟期はスラッグ銃身のアイアンサイトでのぞみましたが、大変でした。光学照準器はやはり偉大です。
      僕は12番使ってますが、20番はリコイル少なくて狙いやすいと聞いたので、次はMSSあたりを買えればいいなと思っています。410番使いは身近にはいないですね…。なんか凄腕というイメージがあります。急所に当てられれば倒せるとは聞きますよ。(・∀・)

    • バラクーダ より:

      ご返信ありがとうございます。410で鹿、なんて話は聞いたことがあります。装弾の箱にもdeerと入ってます。どのみち腕を上げない事には望めない事なので頑張ります。

      MSS-20良いですよね。年間でスラッグ射撃会に参加してますが、MSS-20勢は好成績ですね。

      サベージ220FやAボルトなんてのもありますね。ありがとうございました。

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