雪国でなくても。キジの流し猟には軽の四駆をおすすめする理由2つ
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最終更新日:2017/11/19
狩猟車・猟用車
空気銃ハンターからも装薬銃ハンターからも狙われる人気のあるターゲットのひとつ、キジ。当地では散弾銃片手に農村を歩くハンターはほとんど見ませんが、それでもごくたまにポインターやセッターを連れてキジを狙うハンターに遭遇することはあります。
一度、ちょうど立ち話をしている時にその方の犬がポイント(獲物の存在に気づいてポーズで飼い主に知らせること)したので、そのまま犬を使ってのキジ撃ちを見学させてもらいました。ポイントからフラッシング(獲物に突っ込み、飛び立たせること)、回収まで完璧にこなす優秀な鳥猟犬でした。
僕には犬がいないので870で鳥撃ちをする予定はありません。何より、空気銃がありますからね。
そんなわけで、カモ撃ちの水場回りの合間合間で農地を通って、キョロキョロと探して、見つけ次第車から降りて射撃に入る。という流し猟スタイルでキジを獲っているのですが、同じような形でキジ猟をしようとしている人に言いたいことがあります。
キジ撃ちやるなら、できれば、狩猟車は軽の四駆を選びましょう。
理由その1.農道は林道よりさらに狭い!
基本的に農道って軽トラが低速で行き来することを主眼に置いて設計されている道路。画像の場所は舗装がしてあってちょっと立派ですが、そのぶん正味の幅はわかりやすいかと思います。ぴったりサンバーの幅一台分です。
リッタークラスのコンパクトカーぐらいならまだなんとかなるかもしれないけど、もっと状態の悪い農道なら、ランクルとかだとかなり難しいでしょうね。
こういう道のことを我々は一概に林道と呼んでいたりしますが、これは正式には作業道というそうで、キジ撃ちではあまり走ることはないでしょうけど、山での大物猟などではお世話になることも多い道。
この手の道も決して広くはないんですが、画像のとおり、作業道は二トントラックが木材を搬出できるように設計されているのです。道の幅でいうと農道よりけっこう余裕をもたせて作られている、ということになります。
農道を流すことになるキジ撃ちは、こういった道を走る山の大物撃ちにくらべると、より車のサイズが制限されてくるのです。
理由その2.トラブっても脱出しやすい!
それでもただまっすぐに、平坦な農道を前だけを見据えて走るのであれば、だいたいの車はなんとかなりそう。
しかし、キジの流し猟ではそうはいきません。どこに潜んでいるかわからないキジの姿を求めて、右や左をあちこちキョロつきながら進むことになります。
教習所では「車は視線の方向へ無意識に曲がってしまう」なんて教わったように記憶しています。そしてどうやらそれはその通りであるようです。
僕は過去に猟場で少なくとも三度は脱輪しています(あと一回やらかしてるような気がしますが、ハッキリしません)。
これはまた別の農道。こんな感じで側溝が走っていることも少なくありません。しかも場所によっては枯れ草が覆い被さっていたりで、こんなふうに側溝の存在がわかりづらかったりします。
キジいないかな、なんならウサギとかアナグマとかでもいいけど…なんて虫のいいことを考えながら走ってると、前ぶれなくガタンッという異音とともに車体が揺れて何が起こったかを悟り、
ってなるのです。
過去三度やらかしたうち、二度がキジを探して農道を流していたときの出来事。しかもその時の狩猟車は先代の2WDエブリイでして、脱出にものごっつい苦労しました。人が通りがかってくれなかったらいつ帰れてたかわからない。
これが四駆だと、わりと簡単にリカバーできることもあります。
たいてい前輪を落とすことになりますが、ハンドルをぐいっと切ってタイヤを側溝の壁に押しつけるようにしてからアクセルをふかすと、そのままあっさり上がってこれたりするのです。こういうオフロードのテクニックを知っておくと四駆がより生きますね!(・∀・)
あとはこういうものがあると助かります。
四駆でもうねりながら登っているような未舗装のカーブで一旦止まってしまうと再発進がしにくい場合があります。そのうち地面を掘ってしまってスタックに…。
実はこないだもやってしまいまして。サンバーは特に後ろが重いのでたまにあるのです。
そんな場合にはこいつの出番。空回りしているタイヤの前にこいつをかませると、何事もなかったかのように出てくれました。優秀です。(^-^)
いろいろ言いましたが、車を買い換えるのもなかなか手間なもの。
軽の四駆を用意できればそれに越したことはないけれど、基本はまず何より「無理をしない」というところ。道具をそろえるのもいいけど、まずは何より正しい判断力を養う、迷ったら引き返す。
このあたりから始めましょう。(・∀・)
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