大物猟用のドットサイト、サイトロンSD-33をM870に載せてみた。
M870がかっこいいのは一万年と二千年前から決まり切っていることであってこれはこれで申し分ないのですが、やはり大物猟に使う銃である以上、当たらないことには意味がない。
修練を積むのが一番いいのでしょうが、装薬銃は射撃練習の費用がたけぇ! orz
クレー射撃用の散弾でも1発40円ぐらいしますが、スラッグ弾は散弾よりさらに高価。市販されているメーカー装弾だと1発のコストが200円強、1発7~8円の5.5ミリ空気銃弾のようにはいかないのです。貧乏人にはきびしいお値段。(x_x)
そんな時は科学の力を借ります。サイトロン製ドットサイト「SD-33」を購入しました!
安くはない買い物ですが、長い目で見れば光学サイトなしで運用するより当たるようになるまでのコストは抑えられるはず。米百俵の精神!
マウントリングとレンズキャップ、防眩用の延長フード、あとはサバゲーユースを考慮してレンズの反射で居場所がバレるのを防ぐキルフラッシュと、BB弾の直撃からレンズを守る透明のシールドが同梱されています。
同じような製品で「SD-30」というレンズ径が少し小さめのものもあるのですが、チューブ内径の比較ではけっこう差があるようなので、奮発して高い方のSD-33にしてます! (`・ω・´)
だそうです、同梱の説明書↑によると。
倍率が等倍(×1)なので一瞬で獲物を捕捉でき、両目で見ることになるので片目でスコープをのぞく場合より視野が広くなって、ターゲットの切り替えも素早く行える。というのもここには書かれていないメリット。
このSD-33という機種は、上の説明書の画像のように、実際に自衛隊や米軍で使用されている「MD-33」という機種からドットの自動調光とナイトビジョン機能を省略した製品。値段はMD-33の半額ぐらいです。
調光は自分ですればいいし、現状では夜間の銃猟は禁止なので、日本の猟師にとってはSD-33がベターなわけです。もちろん完全防水・ショックプルーフ・実銃対応な点は同じ。とにかく頑丈で壊れないと聞いています!
ダットサイトSD-33 取り付け
では実際に取り付けしてみましょう。以前に取り付けたサドルマウントに載せることになります。
マウントリングはマウントレールに6本入っている切れ込みにはめ込む形になります。
位置を決めたら固定用のプレートを挟み込むためのネジを締める・・・のですが、このプレートが華奢でなんか不安。この造りで12番スラッグのリコイルに耐えられるのか??? (´・_・`)
赤丸のところがドットの輝度調整ダイヤル。その中心にボタン電池(CR2032)が入るようになっています。反対側と上側のダイヤルはドットの狙点調整のためのもの。今度射場で調整してきます。
で、このマウントリングにSD-33を固定するのですが・・・矢印のところのネジがきつい! 斜めに入ったのか、と何度もやり直してみても改善されず。。。
自衛隊仕様ということでSD-33そのものは信頼しているのですが、それを固定するマウントリングの造りにはちょっと不安が残ります。(´・_・`)
もしあるならそのうち強化品の導入を考えるとして、とりあえずは取り付け完了! サドルマウントの取り付けと同様、とても簡単。
さて、見栄えはどうかな?
・・・・・・・・・・。
か、かっけええええええええええ!!!!!!!!!! ( ゚∀゚)
もうこのたたずまいだけでどんぶり3杯はいける! これ見ただけで鹿が失神してもおかしくない!
欲を言えばもうちょっと後ろにセットしたかったけど、あんまり目に近いとリコイルでぶつけるかもしれないので仕方ないか。。。暫定ってことで。
いくら見た目が良くても実用性がないと意味がない! ということでドットの見え具合もチェック。きれいに見えています。
ちなみにこのドットは5MOA(ミニッツオブアングル)なので、50m先ではだいたい7cm、25m先でその半分、約3.5cmの大きさです。
ちょっと引き気味で。赤いドットを目立たせるためか、レンズは若干青みのある色調。この画像で見えるほど青くはないですけどね。透明度と解像度はバッチリです!
マウントリングの精度に少し不安がありますが、(一猟期通して使いましたが問題ありません!)見た目は現状では大満足!(・∀・)
ですが、アイアンサイトの時より高い位置をのぞきこむ形になって頬づけも高くなったので、ベンドを調整する方法を考えなければ。ベアトゥースのストックガード、は高いしなぁ。自作するかな。。。(´・_・`)
関連記事
-
禁猟区の詳細確認にも必要。これが「狩猟者必携(別冊)」だ!
狩猟をするにあたって、狩猟可能なエリアを確認できるハンターマップは必須。ということは昨日の「狩猟ヒヤ
-
瞬時に止血できる新発明「Vetigel」はハンターの救世主となるか?
僕自身は今のところ幸いにも狩猟中に大量の出血をともなう外傷を負ったことはありません。ちょっと
-
【PR】ハンターフリマ!現在狩猟用空気銃レインストームを展示中です【PR】
売れました、落札御礼!(・∀・) 前回の記事で空気銃猟からいったん離れると記しましたが
-
今まで見た中で最高の切れ味。柴田祟行のナイフ。
先日の狩りバカ日誌でシカを解体した時にも感じたことですが、やはりよく切れるナイフがあると獲物
-
狩猟靴はトレッキングシューズ派の僕がスパイク地下足袋を使ってみた結果。
今年の春頃、「スパイク地下足袋ってどんなもんかなぁ」とつぶやいていたところ、読者の方に送って
-
狩猟動画にも?4980円で防水ケースまで付属のアクションカム発売!
狩猟の魅力や実情を伝えるには、こういったブログの文章もそのひとつですが、なんといっても一番は
-
獲物の発見・追跡に!低価格なスマホ接続式の赤外線サーモカメラ
すべてのハンターが避けたいことのひとつに「半矢・未回収」が挙げられると思います。獲物にケガさ
-
モーラナイフ輸入元直営店が鎌倉にオープン!実物を吟味に行こう!
ハンターであれば名前ぐらいは聞いたことがあるであろうモーラナイフ。手頃なお値段と使い勝手の良
-
材料費100円!猟場での持ち運びに便利な空気銃用ペレットホルダー
レインストームの調整スコア[/caption] 狩猟用空気銃の弾(ペレット)は、限られた大き
-
定番猟用ナイフ。ハンター御用達なモーラナイフ・コンパニオンの実力
狩猟をやっていると刃物をいろいろと扱うことになります。当然、僕もあれやこれやと持っています。
Comment
「これ見ただけで鹿が失神してもおかしくない!」を、「失禁」と読み間違えて爆笑しました。。。
良い感じに仕上がりましたね。大物の報告を楽しみにしています!!
レインの外見には特に思い入れないですが、M870は外見からして大好きです。かっちょええ! ヽ( ゚∀゚)ノ
失神より失禁の方がおもしろいな。。。精進します。orz
M870で所持許可申請中です。
多分来月末ぐらいに許可下りると思います。
M870はかっこいいですね。楽しみにしています。
僕は銃そのものにそれほど興味はないですが、M870には愛着があります。なんでかはよくわかりませんがw
許可が下りたら使い倒してやってください!( *´∀`)
自分は漁師でして、トド駆除専門目的で猟銃所持しました。 サボットスラッグ(サボットスラグ!?)専用の銃を購入。 弾は一発700円弱ですね(T-T) 実銃は初めてでよく分からないのですが、揺れる船から撃つのなら、スコープよりもこのダットサイト(ドットサイト!?)の方がいいのかと感じています。 高いスコープ買うよりも、こちらの選択肢もあったのかと思います。 実際に使ってみて、スコープとの命中精度の差とか、使用感が知りたいです。
おお! 海獣の狩猟とはかなりレアですね。(゚o゚)
周囲にトド猟をしている人はさすがにいないのでなんとも言えませんが・・・トドはタフそうですね。サボットを使うということは、頭をピンポイントで狙わないと仕留められないのでしょうか。
揺れる船から撃つなら確かに高倍率のスコープなんかは使いにくそうですね。
建築物もダムも基礎が一番大事ですね。リーパースの1-4倍スコープ1.3万円を装着してた時も、マウントは¥9800のスポーツマッチでした。しかし、これをシカが見たら「失禁」するでしょうね。
シカの失禁は確実です!(どう考えても失神より失禁の方がおもしろい orz)
いくら銃の性能がよくてもスコープがあさっての方向を向いていればどうあがいても当たらないですしね。僕もマウントはいいものを使いたいと常々思っています。
M870を手に入れた新米ハンターです。
私もSD-33かSD-30を使ってみたいで〜す♪
SD-33を装着して、反動による影響などはなかったのでしょうか。
教えてください。
はじめまして! (・∀・)
M870仲間ですね。かっこいいですねM870! 射場でもしゃくりユーザーはあまりいないので目立ちますよね、良くも悪くも。 ^ ^;
SD-33はまだ装着しただけで、実際にスラッグ弾を撃ちに行くのはもうちょっと先になります。実射したらまたレポートさせていただきます! (`・ω・´)