瞬時に止血できる新発明「Vetigel」はハンターの救世主となるか?
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最終更新日:2016/10/24
猟具・猟装, 狩猟ヒヤリハット・事故
僕自身は今のところ幸いにも狩猟中に大量の出血をともなう外傷を負ったことはありません。ちょっとした打撲やら切り傷なんかはしょっちゅうですけどね! ^o^;
ただ、このブログでも「狩猟ヒヤリハット・事故」というカテゴリーを設けているように、狩猟は大きなケガをしたりさせたりのリスクを伴う趣味でもあります。備えは常に必要です。
そんな我々ハンターの強い味方となる可能性を秘めた新しい技術が、最近アメリカで、まずは動物用として販売されようとしています。
出血を瞬時に止めるジェル「VetiGel」、動物用出荷へ (WIRED)
Vetigelは、天然の藻類をベースとしたポリマーからつくられたジェルだ。ランドリーナ氏はこのポリマーが、体の内部で生じる血液凝固作用を促進して、止血を早めることを発見した。損傷した組織に網の目のような構造を形成し、傷の表面でのフィブリン(組織修復タンパク質)の産生を促進するという。
ランドリーナ氏は、ニューヨーク市にバイオ企業Sunerie社を起業し、このジェルの製造販売を行っている。このジェルは、大量に出血していていてもそのほとんどを12秒以内に止めることができるという。世に知られているどの方法よりも素早く、より効果的に止血できると証明されているデータといえるだろう。
(上記リンクより抜粋)
Vetigelの効果を撮影した動画もありました。
動画では、なんらかの動物の筋肉組織(おそらく人間に組成が近いとされる豚じゃないかと)を切開したうえでチューブから血液を流して切創を再現し、傷口にVetigelを流し込んで止血する様子を撮影しています。この動画を見る限りでは、たしかに血は一瞬で止まっています!
これがもし本当で(本当なのでしょうが)日本にも導入されたら、まずは優秀な猪猟犬を持つハンターには大きな朗報となりそう。
なんといっても、牙で切られても12秒以内には止血ができるというのは、まるで猟師のために開発されたといって過言ではないようなピンズド感! (・∀・)
しかも、
ヒトに対する試験はもちろんまだだが、ランドリーナ氏はBusiness Insiderに対して、米食品医薬品局(FDA)の承認が得られたら「すぐにヒトでの臨床試験を開始したい」と語っている。
この通り、そう遠くない将来に人間用が我々の手元に届く日も来るかもしれないのです。
体内に入ってしまったら一瞬で血栓ができたりしそうだなー、とか思わないでもないですが、そういった懸念を解消するべくこれから人間用として研究が進むわけでしょう。もし開発されたら、これまたハンターにとっては超朗報! 猟師必携のツールになりそうな予感がします。
世の中の進む速度というのは本当に日進月歩。遅れないようについていきたいものです。僕としては・・・まずは留守録ができるようになるのが当面の目標です。。。orz
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Comment
全身に及ぼす影響が問題ですね。あと、病院へ行ってから血管を吻合する際に邪魔にならないかと。。。
四肢の大出血の場合、圧迫で止血できなければターニケットですね。CATは簡単で確実で安いですし。
ファーストエイドの訓練、重要ですね。
ターニケットもCATも知りませんでした。。。検索したら猫の画像がいっぱい出てきて癒されました。
どちらも止血用具ですね。狩猟時は簡単なファーストエイドキットを持っていってますが、それ以上のものは携帯してないなぁ。
手軽なCATぐらいは準備しとこうかな。Vetigel人間用が日本で認可されるまでは。(´・ω・`)
猟場での怪我も怖いですが、私、シシの解体に師匠直伝の「カッターナイフ」一つでやってます。100キロでも替え刃2枚で出来ますが、手元が狂うと2,3回指先を切ります。肝炎感染が少し気になります。
カッターナイフでの解体、話には聞いたことがあります。大型のものはよく切れるし、考えてみれば合理的ですね。切れなくなったらぽきっとその場で折れば切れ味復活するし。(・ω・ )
僕も鳥類には防錆油を脱脂したメス刃のカッターナイフを使ってます。鳥類は人類と共通の感染症があまりないそうなのでそれほど気にはしてなかったですが・・・気をつけるにこしたことはないですね。