狩猟やジビエを通じて、人生の血肉を得たり得なかったりするwebサイト。貧乏がなんだ!

ロゴ

ページメイン画像

鹿のあらびきメンチカツタイトル

鹿肉は基本的に脂が少ないので、なかなかジューシーに仕上がりにくいジビエ食材なんじゃないかと思います。どうすればジューシー感を出せるだろうか。

・・・よし、アレだ、メンチカツだ! メンチカツのじゅわっとした脂のほとばしり具合を目指そう。衣が油を吸ってくれるしなんとかなるだろう。うまい惣菜屋みたいに行くかどうかはわからないけど、いっちょやってみるか! ( ゚∀゚)

鹿のあらびきメンチカツメイン画像

材料(3~4人前)

  • 鹿モモ肉 300g
  • 玉ねぎ 300g
  • パン粉 大さじ5ぐらい?(具材の固さ次第)
  • 塩 小さじ2
  • こしょう 適量
  • ナツメグ 適量(少なめ推奨)
  • きび砂糖 小さじ1
  • しょうゆ 大さじ1
  • ケチャップ 大さじ1
  • とんかつソース 大さじ1
  • つけ合わせの野菜 お好みで

衣材料

  • 薄力粉 適量(大さじ5ぐらい)
  • 卵 1個
  • パン粉 適量

鹿のあらびきメンチカツ作り方

鹿のあらびきメンチカツ手順1
新兵器登場!

以前使っていた手動ミンサーを実家に忘れてきまして。父親に聞いてみると「処分した」とのこと・・・orz

仕方ないので、新しいのを買いました。電動フードプロセッサ! 案外安かったですが、今は円安で値上がりしてますね。。。

鹿のあらびきメンチカツ手順2
みじん切りが一瞬で! Σ(゚д゚;)

5秒もしないうちにたまねぎのみじん切りが完成! マジか、ここまで早いのか! (゚д゚;)

あらびきな感じにしたかったので時間は短めでしたが、普通のみじん切りでも10秒もかからないと思います。文明の利器すげぇ!

鹿のあらびきメンチカツ手順3
肉はひと手間必要です

モモ肉のブロックを使うのでそのまま放り込みたいところですが、取説には

『肉をミンチにする場合は2センチ角ぐらいに切れよこの貧乏ハンターめが』

と書いてあったので、その通りにします。orz

鹿のあらびきメンチカツ手順4
ミンチも一瞬! Σ(゚д゚;)

これまた一瞬で鹿ミンチ完成! うーん、もう手動ミンサーはばかばかしくて使ってられませんな。値段もそう変わらんし。。。

鹿のあらびきメンチカツ手順5
材料をごったまぜにします

適当な大きさのボウルに鹿ミンチ、玉ねぎ、パン粉、調味料を放り込みます。スパイシーなのが好みなので、こしょうとナツメグを若干多めにしてみました。←後でちょっと後悔

鹿のあらびきメンチカツ手順6
こねくり回します

よく混ぜていきます。柔らかすぎるようであればパン粉を追加投入して固さを調整しましょう。今回は玉ねぎもミンチもあらびき気味にしてあるのでちょっとまとまりが悪いようです。あらびきにこだわりがなければ、普通の大きさにしておいた方が無難でしょう。( -_-)

鹿のあらびきメンチカツ手順7
衣スタンバイ

衣材料。上から薄力粉、卵、パン粉。この順番でまぶしていきます。

鹿のあらびきメンチカツ手順8
ジュワッ!

衣をまぶしたら、低めの温度、160~180℃の油で時間をかけて揚げていきます。高温すぎると表面はこげてきてるのに中はまだ火が通ってない、とか悲しいことになりかねません。食感を活かすために玉ねぎは大きめに刻んでいます、玉ねぎの甘みを出すためにもじっくりと!

鹿のあらびきメンチカツ手順9
形はイマイチ ( -_-)

やはり具材のあらびき具合が悪さして、揚げている最中にはしっこの方がぽろぽろ分解するシーンがちらほら。。。形的にはいいとは言えないかな。

鹿のあらびきメンチカツ手順10
大きさはこれぐらい

残りも揚げておきます。今回の量、鹿肉300g玉ねぎ300gその他プラスアルファでだいたいこれぐらいの大きさのメンチカツが8つできました。

-食後の感想-

よっしゃ、意図したとおりに肉汁がじゅわっと・・・!

・・・とは行きませんでした。残念ながらジューシーさにはやや不満が。(´ ・з・)
やはり惣菜屋のジューシーさを出そうと思ったら、ミンチそのものにもある程度の脂が含有されてないとダメなようです。エゾシカならともかく、本州で猟期に獲ったシカは脂乗ってないからなぁ(本州ジカの旬は初夏で、この時期にはそれなりに脂が乗っています)。

ただ、味そのものは鹿の妙なクセもなく、これがジビエだとは言われなければわからないだろうといういい出来です(ちょっとナツメグが多すぎてナツメグの香りが強すぎた点をのぞけば)!

なんといってもやっぱり揚げ物なので、揚げたてをその場ですぐにいただく! これが一番です。揚げたてはやっぱりうまい! 今回も揚がったばっかりのサクサクほくほくだったので、それだけでもう最高! ソースもケチャップも、なにもつけなくてもおいしかったです。

しかも自分が捕獲に関わった鹿の肉、満足感はひとしお。なんつってもここがジビエ料理の醍醐味っすよ。ごちそうさまでした! (・∀・)

管理人spinicker

ようやくオムツが取れた・・・ような気がする、大阪府在住の(この業界では)若手猟師。奈良県・岐阜県の猟場で活動しています。得物は2種猟銃(狩猟用空気銃)のレインストームと、1種猟銃(散弾銃)のM870。貧乏なくせに楽しい、いいような悪いような日常を、サイトやブログなんかで恥ずかしげもなく公開しています。 

メールアイコン ツイッターアイコン フェイスブックアイコン


ページ
TOP