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以前にヒシの実の塩ゆでとしてシンプルな塩ゆでで食べてみたところ、味付け次第でどんな方向にも持っていけそう、と結論づけたヒシの実。今回はあま~い味付けにしてみました。お茶請けにでもなれば。
材料(0.5人前)
以前ヒシの実をとってきたのが10月末。今回とってきたのは11月22日でしたが、まだいっぱい残ってました。しかも実は前回より大きいのが多いように思います。採集するなら11月に入ってからの方がいいようです。
では、前回同様、一晩水につけてアクを抜きましょう。
一晩アク抜きしたはずですが、ゆで終わった後のなべのふちにはこれだけのアクがこびりついていました。手ごわい。
ま、だからといって鍋が使えなくなるわけじゃなし。さらにアクが抜けたんだからよしとしましょう。どんまい。
分量の水と調味料、殻をむいたヒシの実を入れ、弱火でことこと煮詰めます。画像がさびしいなぁ。もっと採ってくればよかった。(-_-)
水分がほどよく飛んでとろみがついてきたら火を止め、器に盛りつけて完成! さて、どんなもんかな?
-食後の感想-
いやいや、いける。うまい。お茶請けとしてはなかなか高レベルですよこれ。こんなフツーに食えるものがそのへんの池に山ほど浮かんでるってのが不思議なぐらい。
前回、甘納豆みたいな食感って言ったけど、やっぱりそんな感じですね。ちょっと固いのもあったけど、下ゆでの時間をもうちょっと長くすればそれも解消できるだろうし。塩ゆでもいける、甘くしてもナイス。その気になればただで拾ってこれるし味もいい、優良食材です!
唯一にして最大の難点が、殻のむきにくさ! 味がいいのに誰も食べようとしないのは、たぶんこれが理由なんだろうなぁ。
手でむけないこともないけど、あまり無理にこじってると中の実がぼろぼろになってしまうので、前回に紹介したとおり、殻の側面を料理ばさみで切ってからむいた方が結果として歩留まりはよくなります。急がば回れ? 大事の前の小事?
ただ、間違いなく味はいい! 値段にもよるけど、近くのスーパーとかで売ってたらたまに買ってもいいかな、ってレベルです。面倒くさがらずに殻むきにのぞめる人にはおすすめできる食材。僕は・・・もういいやw 世紀末な世の中になったりしたときのために、食べれるものだと覚えておくぐらいにしときます。^ ^;