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料理というほどのものではないかもしれませんが、鴨そぼろのネギねぎ丼の時にとっておいた鴨皮でちょっとした酒のつまみを作ろうと思います。使う調味料はめんつゆだけ、所要時間は10分以下。とてもお手軽かつおいしいつまみです。
材料(1人前)
こうして見ると、半羽ぶんでもけっこうな量ですね。直径32 cmのフライパンの半分以上が占拠されてしまいました!
まずは皮の面を下にして中火にかけます。脂が溶け出てきたら、ひっくり返して肉の面を下にし、カリカリの一歩手前になるまで加熱します。
(この後、火を通すとものすごく縮んだので、小さめのフライパンに移しました orz)
移した後のフライパンには、こんなに脂が!
今回使ったカルガモは、冬前に日本に飛来する一般的な鴨と違ってずっと国内で暮らしているので、田んぼの落ち穂をたくさん食べて早い時期からよく肥えているのです。猟期の最初の方に出会って一番うれしい鴨がこのカルガモです。
もうそろそろカリカリになりそうだな、という直前にめんつゆをジャッと注ぎ、全体に絡めます。水分がほどよく飛んだら火からおろします。
器に入れてお好きなネギを散りばめていただきます。今回は白ネギを使いましたよ!
-食後の感想-
風味抜群、歯ごたえ抜群! 文字通り、鶏皮とはひと味もふた味も違います! 酒がすすむ進む!
(・∀・)
確かに鴨特有の臭いというか匂いというかそういったテイストがあるのですが、それすらアクセントとして楽しめる懐の深さがあるのです。それが気になる人はネギを香りの強い白ネギにするか、カルガモよりはクセの少ないマガモ♀の皮でチャレンジしてみてください(皮脂腺は確実に切除しておきましょう)。いい個体に当たれば、なぜ身より皮を珍重する「北京ダック」という料理があるのか、舌と胃袋をもって理解する機会に恵まれると思いますよ! ^^