狩猟やジビエを通じて、人生の血肉を得たり得なかったりするwebサイト。貧乏がなんだ!
みんな大好き、鶏そぼろ丼! それを鴨でやってみたらうまいんじゃなかろうか。というところから思いついたこのメニュー。ガラから煮出したダシで煮込むのがポイントです。
(使う材料はあまり多くない上にアクを取る行程があるので、使うナベはあまり大きなものでない方がいいかもしれません。)
材料(2人前)
精肉後の鴨。中央やや左下の大きなかたまりがむね肉です。ちなみにその上の細長いのがササミ。その上が肉からはずした皮で、右上がガラ、その下がガラからこそぎ取った細かい肉を集めたものです。手羽とももは骨から外し、肉はむねといっしょにミンチに、骨はガラとして使います。
電動のフードプロセッサはびんぼーにんには敷居が高かったので、人力の「ヘルシーミンサー DK-0580」をAmazonで調達。さてどんなもんかな。
特にひっかかるようなこともなく、ハンドルを回せば回しただけ粛々とミンチを製造してくれます。お値段の割には十分な性能です。^^
使用後の掃除がちょっと面倒そうですが、掃除をしないといけないのは電動プロセッサでも同じですからね。避けて通れません。
みそ汁用のお椀に6分目ほどの量になりました。他にネギも使うので、二人前には十分です。
これはまた別の料理にします。そうですね、さしずめ「フライパンで簡単にできる! 酒のあてにぴったり 鴨皮のカリカリせんべい(仮)」てなところでいきましょうか。
・・・なんてこった、字だけなのにもうすでにうまそうだ! /(^o^)\
さて、妄想も終わったところで本題に入ります。
まず、中火でガラを炒めましょう。こないだの鴨すきでもそうでしたが、鴨のガラはとてもいいダシが出るのです!
ガラから脂が出てきたら、白ネギの緑のところを入れて2~3分ほど炒めます。
水を入れ、20分ほど中火で煮立てます。ダシが出ている真っ最中です。
ガラと白ネギの青いところを取り出し、ミンチと白ネギの白いところを入れます。
アクが大量に出てくるはずなので、せっせとアクを取ります。鴨に限らず、ジビエはアクがよく出ることが多いです。
アク取りが終わったら調味料としょうがを入れ、「メシにのっけたらうまそうだな」というぐらいの汁の量になったら火を止めます。
炊きたてごはんをどんぶりによそい、具を載せて刻み青ネギを振ったらガッツリいただきます! お好みで七味もどうぞ!
-食後の感想-
いい意味で土の香りがする鴨肉のワイルドさをネギとしょうががうまく受け止め、いい味になりました。これぞジビエ料理、といったところです。おいしかったです。まぁこれでマズかったら、ハンターなんて因果なことはやってないんですけどね! おいしいもの食べたいからやっているのです。
今後の改良として、鴨とごま油は相性がいいと聞いたので、炒める際にごま油を使ってみたらどうかな、とか考えています。それはそれでいずれ実行するとして、なにはともあれごちそうさまでした!