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ハンターを始める前と始めてからでガラッと印象の変わった鳥のひとつが、このキジバト。そこらじゅうにいるので簡単に獲れそうに思っていたのですが、これが実はなかなか獲れない。里山のキジバトは警戒心がとても強く、50mよりはるか向こうで飛ばれることもしばしば。味についてはいい話をよく聞くので食べてみたいとは思っていたのですが、なかなか獲れずにいました。が、今回なんとか2羽ゲット。ネギ油と中華だしの素を使い、中華風に仕上げます。
材料(1人前)
キジバトは皮が非常に薄く、羽根もむしりやすくて助かります。皮は薄いのに羽根が強くてむしりにくいヒヨドリやムクドリはキジバトを見習え。
「キジバトはうまいけど特有のキジバト臭がある」という話も聞くので、1時間ほど料理酒(分量外)に漬けて臭み抜きとします。
臭み抜きが終わったら、水分をふき取り、塩、こしょう、中華だしの素をすり込んで下味をつけます。
キジバト2羽が乗る程度のサイズのフライパンを用意し、1cmほどの厚さにサラダ油をひいて火にかけ、みじん切りにしたネギ、しょうが、にんにくを投下します。いい匂い!
薬味を入れたら、続けてすぐにハトを入れます。でないと、ハトに火が通るまで時間がかかるので、ネギなどに火が通りすぎてしまうからです。
ハトを入れたら、熱したネギ油をスプーンですくってはかけます。鹿モモ肉のアロゼでも使った方法です。1羽につき10分ほど時間をかけて油をまわしかけます。
いい感じに火が通りました。 一味が合いそうに思います。
ネギ油を作ったのは今回が初めてですが、香ばしくてとてもいい感じです。キジバト肉といっしょに焦がしネギを食べるとサイコー!
-食後の感想-
酒に漬けたのがよかったのか、キジバト臭とやらもまったく気にならず、おいしくいただけました。聞いていたとおり、キジバトはおいしい鳥でした。ネギ油との相性もナイス!
ただ、使った中華だしの素が少なかったのか、それともちょっと古かったのか、思ったより中華テイストが出てなかったように思います。今度は新しいの買ってきて量ももうちょっと増やしてみよう。
あと、聞いたところ、フランス料理にもハトを使ったメニューがあるそうなので、そのうち作ってみたいと思います(簡単だったら)。