狩猟やジビエを通じて、人生の血肉を得たり得なかったりするwebサイト。貧乏がなんだ!
以前に作ったメニューで、ヒヨドリの味の良さを知りました。まだ2羽残っていたので、今回はヒヨドリ単独で、たれの味を変えて再挑戦! もう焦がさない!
材料(1人前)
これは羽根をむしって頭と手足を落としたヒヨドリを背中から撮った画像。背中から腰のあたりによく脂が乗っています。鴨のように全身にまんべんなく、というわけではないようです。鴨の場合は防寒の意味合いもあるのかな。
みじん切りにしたにんにくを、さらに包丁の背でつぶします。よりにんにくエキスが出るように、という狙いです。
たれ材料をいっしょくたに入れるのですが・・・
小鍋かなんかで火にかけないといけないのに、もう器に入れてしまった・・・。まぁいい、今さら小鍋出して洗い物が増えるのも面倒だ。頑丈そうな厚手の焼き物だからそのまま火にかけてしまいます!
弱火で、にんにくが柔らかくなる程度の時間煮立たせます。
以前の失敗をくり返さないため、今回はいきなりたれをつけずにそのまま5分ほど、温度も前回よりは低めの180度で軽く火を通します。
そしてここでたれ漬け。この「焼き→たれ漬け」の行程を、火の通り加減を見ながら3回ほどくり返します。
おお、今回はうまそうだ! 色も匂いもナイスな感じに仕上がりました。ただ、焦げを気にしてたれ漬けはちょっと足りないような気もするので、味が薄かったら残ったたれをつけながら食べよう。
-食後の感想-
いやはや、ヒヨドリおそるべし。鳥ジビエでトップクラスにうめぇ!
ヒヨの脂がとても上品ですね。鴨の脂みたいにガツンとくるヘビーさはないんですが、軽くて上品で風味豊かな味です。冬場の主食がミカンとか熟した柿とかの果物ということもあって、身のほうもフルーティな感じがします。骨もパリパリといい歯ごたえ。骨はいいダシを出しますが、それを丸のまま食べるわけだから味もいい。
量が少ないのとヒヨは羽根がむしりにくいのが難点ですが、そんな欠点を補ってあり余るお味。ヒヨがよくつく柿の木も師匠に教えてもらったし、これからはヒヨ撃ちが楽しみだ!