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猪鹿ごろっとハンバーグタイトル

一度やってみたかった、猪と鹿のハンバーグ。
猪は脂のよく乗ったバラ肉、鹿は一番いい部位とされる背ロースをぜいたくに使ってみました。
(4人前なのに画像では3つなのは、撮影する前に辛抱たまらず1個食べてしまったからです!)

猪鹿ごろっとハンバーグ完成画像

材料(4人前)

  • 猪肉 200g
  • 鹿肉 200g
  • 玉ねぎ 中1個
  • 牛乳 50cc
  • パン粉 大さじ3
  • バター 15~20g
  • 卵 1個
  • 塩 小さじ1
  • スパイス(こしょう、ナツメグ) 適量

なんちゃってデミグラスソース材料

  • とんかつソース 大さじ3
  • ケチャップ 大さじ3
  • 赤ワイン 大さじ2
  • バター 10g

猪鹿ごろっとハンバーグ作り方

猪鹿ごろっとハンバーグ手順1
肉をミンチにします

使ったミンサーは、例によって鴨そぼろのネギねぎ丼でも登場した、「ヘルシーミンサー DK-0580」です。
器に入った向かって右、赤黒いのが鹿背ロース。鹿肉は鉄分に富むので赤黒いのです。左が猪バラ。脂が多いので白っぽい。もうちょっと脂が少なくても良かったかな。

猪鹿ごろっとハンバーグ手順2
玉ねぎを炒めます

今さら気にしても仕方ないので、気を取り直して玉ねぎを炒めることにします。玉ねぎみじん切り1個ぶんは意外とかさばるので、バターも気持ち多めで。

猪鹿ごろっとハンバーグ手順3
目指せあめ色たまねぎ!

弱火でじっくり、焦げつかないように常時まぜながらていねいに炒めていきます。

猪鹿ごろっとハンバーグ手順4
こねくり回します

玉ねぎが冷めるのを待って(猪ミンチの脂が熱で溶けるので)ハンバーグの材料をすべてボウルに入れ、これでもかとまぜ倒します。ひとつ分の量を手に取り、2、3度ボウルの壁にバチコーンとぶつけ、空気を抜いてから火にかけます。なんでそんなことするんでしょうかね? でもこれが正しい様式だそうです。

猪鹿ごろっとハンバーグ手順5
いよいよ焼いていきます

すっかりハンバーグの材料っぽくなった肉やらなんやらの集合体を、サラダ油(分量外)をひいたフライパンで焼いていきます。火の通りにくいまん中のあたりはちょっとへこませるとグッド。
けっこう量が多くなったので、もう1つは横の小さなフライパンで焼いています。写ってませんが。

猪鹿ごろっとハンバーグ手順6
裏返してさらに火を通します

3分ほど中火で焼き、いい感じにこげ目がついたあたりでひっくり返し、さらに3分ほど焼きます。ほどよく表面が固くなることで肉汁を内部に閉じ込められるそうです。
再度裏返し、ふたをして今度は弱火で2分ほど火を通します。猪肉は寄生虫が恐いですからね。

猪鹿ごろっとハンバーグ手順7
うまそう!

おおっ! 写真はヘタだけど、見た目はちゃんとハンバーグだ! 無骨な感じがするのはおっさん男の料理なので仕方がない、ということにしておこう。
あとはなんちゃてデミグラスソースの材料を、肉汁の残るフライパンで火にかけ、煮立たせたらハンバーグにかけて完成! うひょー!

-食後の感想-

うめー! なんだこりゃ、ハンバーグなんか数えるほどしか作ったことなくてぜんぜん手慣れてないのに。こいつはうめぇ! (゚д゚)!

準備の段階では、猪バラ肉がちょっと脂多すぎるかな、とも思ったのですが、見た目ギトギトになることも、食べてしつこく感じることもなく、多めに入れたナツメグの風味も相まって、ワイルドかつどっしりした味になりました。

そりゃもちろん、一流洋食店で、銀の盆に載って運ばれてくるようなハンバーグと比べると見劣りするのは当然ですが、これが「苦労して獲ってきた獲物」で、かつ「自分の銃が、微力ながら人の役に立っている」という二つのスパイスが、このハンバーグの味を何物にも代えがたいものにしてくれています。

今回のソースは手抜きななんちゃってデミソースでしたが、これをもっとしっかり作れば、さらにおいしくなる可能性も発見できました。猪のいいのが手に入ったらまたチャレンジしよう!

管理人spinicker

ようやくオムツが取れた・・・ような気がする、大阪府在住の(この業界では)若手猟師。奈良県・岐阜県の猟場で活動しています。得物は2種猟銃(狩猟用空気銃)のレインストームと、1種猟銃(散弾銃)のM870。貧乏なくせに楽しい、いいような悪いような日常を、サイトやブログなんかで恥ずかしげもなく公開しています。 

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