狩猟やジビエを通じて、人生の血肉を得たり得なかったりするwebサイト。貧乏がなんだ!
僕の場合、いまのところメインのターゲットはカモ、キジバト、ヒヨドリなので、キジを射獲する機会はあまりありません。スコープに捉えることより、急に足元から飛び立たれてギョッとすることの方が多いですorz
そんなキジの料理第一弾は、和食の中の和食(というイメージのある)、炊き込みご飯に挑戦します。
材料(4~6人前)
具材
こいつはネックショットをくらったにもかかわらず、15mほど飛んでみせた根性あふれる個体でした・・・。
このキジ、おろそかには食わんぞ!
右からササミ(右胸)、むね肉(右胸)、むね肉(左胸)、ササミ(左胸)、もも肉(右)、もも肉(左)。今回はむね肉ともも肉をそれぞれ一枚ずつ使います。ササミはあとで刺身に、ガラは炊飯時に鍋に入れてダシを取ります。
2合の米を土鍋に入れ、ほんだし400ccとしょうゆ大さじ1をそそぎ、30分ほど吸水させます。このあたりの水加減(だし加減)はまぁお好みで。無洗米を使っていますが、僕は固めが好みなのでこの水量です。
吸水させている間に具材を炒めておきます。ごま油をひいたフライパンに具材を投下して中火にかけ・・・
油がまわったらその他調味料を追加してしんなりするまで炒め、そのまま置いて粗熱を取ります。
粗熱のとれた具材と、さきほどとっておいたガラを土鍋に入れ・・・
強火にかけて沸騰させます! グッツグツにしてやんよ!
勢いよく蒸気が吹き出ています。中身が沸騰しているのを確認したら、きっちりふたをして火を弱火に落とし、15分ほど炊きます(おこげを作りたければ、さらに2~3分)。キッチンに充満するいい匂い! この時点でうまいと確信!
今回は18分炊いてみました。火から下ろし、20~30分蒸らします。
ふたを開けたら、しゃもじで混ぜ込んでいきます。
鍋に接する底のところは、ナイスおこげ! と言いたいのですが、ちょっと焦げすぎたか。次は17分にしてみよう・・・。
ただ、全体的にはいい感じに炊けています。
うちのキッチンには出窓のようなものがついているのですが、そこにプランターを置いてネギを10本ほど栽培しています。切っても切っても生えてくる永久機関!
茶碗によそったらさっきのネギと白ごまをふって完成! Oh,yeah! 見た目も匂いもうまそう!
残ったぶんはラップにくるんで冷凍、そして一食分はおにぎりにしてみました。出猟時の昼飯にいい感じ!
ただ、形はちょっといびつ・・・。なかなか難しいもんだ。
-食後の感想-
むっひょっひょっひょっ。笑いが止まりません。うめぇうめぇ! 大正義、ごま油! ^ ^
10代20代のころは炊き込みご飯ってのは好きじゃなかったんですがね、なんかじじむさい食い物って感じで。それをうまいと感じるようになったのは、歳を取ったということかorz
次作るとしたら、こんにゃくとか油揚げとかしめじとかそのあたりを追加したいけど、鍋がちっちゃくて全部は無理かなぁ。もうちょっと大きいの買えばよかった・・・。
なんか何食ってもうまいうまいと言っているような気がしますが、まぁ、猪鹿ごろっとハンバーグの感想でも触れていますが、扱っているのが『自分で獲ってきた獲物』だという点が大きいのだと思います。これを他人が食べたら、ただの炊き込みご飯なんでしょう。しかし、仕留めた人間が食べる以上、これはただの炊き込みご飯ではなく、「スーパーウルトラデリシャスジビエ炊き込みご飯」なのです! ^ ^