狩猟やジビエを通じて、人生の血肉を得たり得なかったりするwebサイト。貧乏がなんだ!
「土鍋で炊く! キジの炊き込みご飯」を作るためにキジ解体中のこと。
「ももとむねだけでもけっこうな量になるし、獲ってきたばっかりだし、ササミは刺身にでもするかな」
と思ったのでした。
※ 野生鳥獣の生食レシピです。実食は自己責任でお願いします!
材料(2人前)
まぁ、素人が作る刺身なんで、むずかしいことはありません。キジのササミを一口大に切って並べるだけの簡単なお仕事です。
はい、終わりました。こうして見るとけっこういい色してます。器とか盛りつけ方を勉強すれば、見た目的にも料亭なんかで出てきてもおかしくないように持って行けそうな。さぁ、お味の方はどうでしょうかね!
-食後の感想-
しっとり甘い、そしてやわらか~~~~~い! ジビエといえばたいていの場合、大きく切りすぎると歯ごたえがありすぎて難儀するものですが、これは昔、そう、はるーーーーーーーーか昔に一度入ったことのある、高級料亭で食べた地鶏の刺身より柔らかかった! でもあまり大きく切ると、一口あたりの情報が文字通り大味になりそうなんで、小さく切ってちびちび楽しむ方が合ってるかも。
食感もナイスですが、お味の方もグッド。ほんのりした甘さとしっとり感のせいか、なんというかこう、女性的というか、洗練された味、というような印象を受けます。切って並べただけなのに完成度が高い! うん、うまいなこれ。
今までキジは『特に狙ってるわけじゃないけど見かけたら撃つ』ってスタンスだったけど、これからはもっと積極的に探そう。あと、鹿背ロースのタタキみたいに、タタキにして甘口醤油を使うとこれまたうまそう。地上性の鳥だけあってもも肉も立派だったし、チキンレッグみたいな感じにして塩こしょう&レモンでローストなんかも期待がふくらむ。いやぁ、フィールドを歩く楽しみがまたひとつ増えたぜ!