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以前、キジの炊き込みご飯とキジ刺しで使ったキジ肉。冷凍したものを解凍してあまったものをまた冷凍。おせじにも鮮度がいいとは言えない状態になってしまいました。ちょっと茶色くなってるし!
かと言って、ハンターとして奪った命をごみ箱に捨てるわけにはいかない。となると、はてさて、これをどう食べようか。味付けは濃いめの方がいいよな・・・。キジ肉は鶏肉に近い+濃い味付け。うーん。・・・よし、タンドリーチキンにしよう。キジだからタンドリーフェザントだな。これならスパイスも利かせられるし、個人的にエスニック料理って好きだし。でもなんか難しそうだな。今日は既製品を使ってみよう。うまけりゃもうけもんだ。
材料(2人前)
そりゃ自分でスパイスやらなんやらを買い集めるのが一番なんでしょうが、費用や手間ひまを考えるとこういう既製品を使うのもひとつの手。ほら、↑の材料の少ないこと! お手軽です。これでおいしけりゃもうけもん、試す価値あるじゃないですか!
むね肉はそのまま、もも肉は骨から外して一口大に切り分けます。
キジの肉はジビエのなかではまだやわらかい方だと思いますが、個体差があるのでやはり小さめに切っておきましょう。
まずこの粉をまぶすようです。
まぁ、製品の袋の裏に作り方は書いてくれているのでそれを丸写ししてもいいんですけどね。それじゃさすがに味気ないので。
こうして袋に入れて粉をまぶすのですが、これも書いてくれています。そうすると楽ですよ、って。親切ですデルモンテ。
キャノーラ油をフライパンで熱したら、皮を下にして焼いていきます。
2分ほど焼いたら、裏返してふたをし、弱火に落として3分ぐらい焼きます。粉のおかげか、ほどよく焼き色がついて香ばしそうな感じです。
この間にでも付け合わせの野菜を準備しておきましょう。キャベツしかなかったので、僕はキャベツでいきます。
火が通ったらいったん火を止め、洋風そうざいの素(=タンドリー液)をからめたら中火で炒め合わせ、水分を飛ばします。
ほどよく水分が飛んだところで火からおろし、キャベツと盛りつけて完成! なかなかエスニックないい匂いですよ奥さん!
今日の酒はドライジンの「ボンベイサファイア」。フルーティで派手な感じのする、華やかな味のジンです!
-食後の感想-
おおう、これはこれは。いい意味で期待を裏切られました。うまい! ( ;゚Д゚)
あまり状態のよくないキジ肉を、力強いスパイスとヨーグルトの酸味で強引においしさの周回軌道に取り込んだ。とでも表現できそう。2回冷凍&解凍して、だいぶ色も変わってたような肉なんですけどね。この濃い味付けは正解だったようです。しかも、ジビエのくせに冷めてもおいしい! キジはジビエのなかでもクセの少ない部類に入るから、でしょうかね。デルモンテのタンドリーチキンの素も優秀なんだと思います。
それとあと、なんというか、系統として新鮮な味付けとでもいいましょうか。アジアンエスニック料理って好きなんですけど、自分でスパイスから作るとなればちょっと敷居が高い感じだし、かといって外食となるとそうそう行けるほど収入があるわけじゃなし。orz
そんなわけで、好きだけどあまり出会いのない系統の味なわけです。
(その点でちょっと採点が甘くなってる可能性アリ)
とは言っても、僕と同じように「好きなんだけど、嫌いじゃないけど普段はあまり口にしない」という方なら気に入ってもらえるんじゃないかと思います。既製品も悪くないね、手軽だし! ちょっと見方が変わった一日でした。
それにしても、炊き込みご飯にキジ刺しにタンドリーフェザント・・・。一羽獲ればこれだけ食べられるのか。すごいなキジ! ありがとう、ごちそうさまでした!