今猟期の目標を公開します!(ver.2015)

公開日: : 狩りバカ日誌2015

狩り場

私の頭が確かならば・・・今日は10月1日。そう、私が登録した和歌山県の猟期開始1ヶ月前である!

そこで去年同様、今年も今猟期の目標を立ててみることにした。アーレ・キュイジーヌ! (゚∀゚)

その1.ヌートリアを獲る!

ヌートリア

画像はwikipediaより

さて、今年も始まりました狩りバカ日誌。まずは去年同様、目標編からスタートです!

目標その1は去年同様「ヌートリアを獲る」。

僕が猟師をやっているということを知っている人でも、ヌートリアという単語を出すと反応はたいてい決まっていて、まず

人様:「ヌートリアって何?」

ぼく:「・・・ネズミのでっかいの」

人様:「えええーーーっ! なんでそんなの食べたいの?」

ぼく:「いや、そこまで引かなくても・・・。だっておいしいっていうし (´;ω;`)」

とまぁ、ここまではデフォルトっすね。よくて変わり者、悪けりゃ変態扱いです。orz

ただ、これも去年紹介しましたが、こんなブログもあるし、これ以外にもいい噂は聞くしで、とても味が気になっているジビエの一つなのです。

このヌートリア、考え方次第ではちょっと特殊な獲物。

シシでもシカでもウサギでも、四つ足は移動が二次元的で、茂みに入られたり射程外に出られたりなど、見えなくなるまでにほとんどの場合で数秒、あるいはそれ以上の時間的な射獲チャンスがあるわけですが、ヌートリアはそうじゃない。

奴らは「潜水」という、三次元的な動きで一瞬にして射程外へ逃れることができる点がちょっと厄介なのです。鳥に飛ばれたらお手上げなように、たとえ10mまで近寄れたとしても、次の瞬間に潜られたらもうどうしようもない。

げっ歯類の特徴なのかウサギと同じく矢弱いようで、実際に空気銃で、それもハンター初年度に射獲した人もいます。レインストームでも十分に獲れることは保証されてるようなものです。

そんなこんなで、姿を見かけることはそれなりにあるものの、未だ射獲には至っていない獲物、ヌートリア。今年こそはいい報告ができるといいんですけどね。(´・ω・`)

その2.獲ったことのない鴨を獲る!

キンクロハジロ

画像はwikipediaより

これも去年にも掲げた目標で、実際に去年にはそれまで獲ったことのなかったハシビロガモ、スズガモの2種を新たに捕獲できたのですが、獲ったことのない鴨はまだまだあります。

ことしの目標は、そうだな、海鴨のくせにうまいという意見のあるキンクロハジロと、まだ獲ったことのない陸鴨2種のうちの1種で奈良県でも目撃したことのあるヒドリガモを狙うかな。

オナガガモもうまいと聞いたことあるけど、奈良では一度も見たことないんだよなぁ。(´・ω・`)

その3.単独忍び猟でシカを獲る!

ニホンジカ

画像はwikipediaより

とりあえずこっちみんな。

とクレームを入れてみましたが、この動物を単独忍び猟でしとめてみたいものです。

なんというか、装薬銃ハンターとして、鉄砲背負って山野を歩いて、大物をたった一人で獲ってくるというのはやはりあこがれるシチュエーション。マタギ! って感じですね。厳密にはちがうけど。

単独忍び猟として究極の理想、というか死ぬまでに一度やってみたいのがヒグマの射獲。実現できない可能性の方が高いけど。

で、入門編がこのシカ撃ち。これが達成できたらシシを単独忍び猟で獲りたいけど、まずはシカから。がんばります!

【究極】半矢・回収不能0を目指す!

去年は半矢・回収不能ともに少なかったのですが、それでも半矢をキジで1度、回収不能をヒヨで1度。覚えている限りでも2回出しています。

回収不能もそうですが、特に半矢を出すとその日はなんかモヤモヤした、申し訳ない感情がつきまといます。撃たんかったらよかった、もっときっちり狙ってたらよかった、って。( -_-)

狩猟をやる以上、半矢も回収不能もどうしたって出てしまうものですが、少ないに越したことはない。

簡単なことではないけど、今年も目標は「半矢・回収不能0」です。

line

去年はただなんとなく、半分ネタに困って目標を公表してみたようなところもありますが、やってみると案外いいものですねこれ。なんか自分の中でもやりたいことが明確になるというか。

それでは、今年も安全に気をつけて、これらの目標を達成できるように精進していきたいと思います! (`・ω・´)ゞ

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Comment

  1. ltchughes より:

     こんな可愛らしいネズミちゃんを食べるなんて!!(おいしそう!)

     残念ながら、こちらの地域には生息しておりません。揖斐川、長良川には多いという事でしたが、今期はデビュー戦ですので、雑念を捨てて地元のみに集中する事としました(そのように師匠から御指導頂きましたので)。

     目標も欲張らず、カラスとカワウのみ。せっかくの30口径なのでイノシシや鹿も、、、いや、カラスがメインと言うところで。

    • spinicker より:

      ハンターを始めると狩猟鳥獣を見ると「おいしそう」とかって印象が先に来てしまいますね。それでさんざんいじられてます。(^∇^;)ゞ

      地元専念はいいとして、せっかくでっかいのがあるんだから、鴨もいきましょうよ。カワウ探してたら鴨も見つかりますよ。自前のカモ鍋おためしあれ! (・∀・)

  2. うおっち より:

    はじめまして。
    今年和歌山で猟師デビューするものです。
    ヌートリア美味しいとよく聞きますね。
    某漫画とか。(笑)
    和歌山を流れる紀の川で目撃したと聞いたことありますが、鳥獣保護区か銃猟禁止しか無いので獲るのは難しそうですね。
    食べてみたい!

    • spinicker より:

      はじめまして! (・∀・)

      奈良では4年前から始めてますが、和歌山県では僕も今年が初めてです。ある意味お仲間ですね。(^-^)
      ヌーはちらほら見かけるんですが、なかなか矢をかけさせてもらえません。敵もさるもの。

      今ちょっと見てみたら、紀ノ川の下流域は銃禁だけど罠はOKってとこがありますね。罠免許があれば箱罠でいけそうですよ! (・∀・)

  3. 藤屋 より:

    ヌートリア、撃たれ弱い事は無いですヨ。25口径PCPでヘッドショットでも向こう岸まで波紋を浮かべて潜航し消えて行く事も有ります。胴体はまず効きません。昔の満州の日本陸軍の防寒具用毛皮ですから。シカと同様に耳の下か後ろ首が良いと思うのですが、泳がれたら中りません。当地では報奨金も有るのでメインでやりたいのですが。

    • spinicker より:

      まじすか! 6.35ミリのヘッドショットでもしとめきれないとは。5.5ミリだとかなり接近しないとダメそうですね。こうなりゃスラッグ弾でも食らわせるか!((嘘)

      奈良では撃てるところにはそれほど多くないようでして、チャンスはそう多くありません。今年はなんとかしとめたいですねぇ。報奨金があるとなるとなおさらしとめたい!(`・ω・´)

  4. 槍のナガサKI より:

    当方の悪食の師、畑正憲氏によるとネズミはウマイらしいですが…ヌーが当方の地にも「攻めて」来たら味わう機会もあるかもですね(^_^)

    今年の目標も無事故無怪我!
    できれば今年こそはナガサのヒルトにできるような牙持つ巨シシとの邂逅を願うKI

    • spinicker より:

      ムツゴロウさんなら言いそうですね。でもネズミがうまいというのは本なんかでも読んだことがあります。僕の好きなクーロン黒沢氏の「怪しいアジアの暗黒食生活」にもありました。変なクセがないそうで。

      僕も今年からシシ撃ちをやるので、ケガは避けたいところです。シシ相手だと大ケガさせられる可能性もありますよね。シシ撃ち楽しみだけど恐くもあります。(´;ω;`)

  5. garigarikun より:

    はじめまして、私の住んでる地域でこの頃変な生き物を見るようになってなんだろな?と思ってたのですがやはりヌートリアなのかなと思ってます、今季和歌山と奈良でハンターデビューです出会った際はよろしくお願いします。

    • spinicker より:

      はじめまして! (・∀・)

      ヌートリアは関西なら案外いろんなとこにいるみたいなので、水面をあんな感じの生き物がスーッと泳いでいたらヌートリアである可能性が高いですね。けっこうでかいですよ。

      奈良と和歌山なら僕とまったく同じですね。
      もみあげからあごまでヒゲをつなげた背の低いナウいヤングが池の端で鴨を狙ってたら、それがおそらく僕です。よろしくお願いします。(・∀・)

  6. トキハ より:

    ヌートリアは悪さするんでしたっけねぇ?
    それで害獣駆除の対象になっているんだとか…うちの県では被害の報告がないのでいないのかもしれませんね、アライグマには困ったと新聞に出ますが。

    美味しい鳥といえば、オシドリが一番美味しいって話を聞いたことがありますね。( -_-;)
    あくまでも聞いた話ですよ、この道50年の超ベテランハンターで猟友会支部の事務局をし、警察とともに解禁日には車で違反のパトロールをするという人の話ですから全くもって嘘くさくて信用なりませんが。

    なんでも◯◯をムシって◯と◯を切り落としたら、それがなんの鳥だかなんて誰もわからないらしいじゃないですか…人から聞いたことなので、多分素人のわたしを笑わせようと面白おかしく創作された話でしょうけどね。

    わたしが住んでいた和歌山の山奥では、鉄砲撃ちと言えばシシ山と呼ぶイノシシや鹿がメインで、鴨やキジの猟をする人は見たことがありません。

    …これもひと様から聞いた話で真偽はかなり疑わしいのですがね…(笑)
    その地域では天然記念物のカモシカをよく見かけることがあるんですけどね、で、その先輩に言わせるとコイツは『うもぅない』って言ってましたねぇ。
    なんでそいつがマズイかなんてことをご存知なのかはわかりませんが、まれにロードキルされたのを見かけるのかもしれませんね…。

    人間だったら大変ですが相手は牛の仲間なので、ためしに食べてみちゃったのかな?(爆)
    まさか、ニホンジカと間違って撃っちゃったなんてことなんてないですよねぇ?\(^o^)/
     

     
     

    • spinicker より:

      ヌートリアは農作物にも悪さをしますが、それより問題なのが「巣穴」だと考えています。

      蟻の穴から堤も崩れると言いますが、先の鬼怒川の洪水では、ソーラーパネル用地の掘削とともに、モグラのトンネルが堤防の強度低下を招いたとも言われています。2011年の豊岡の洪水でもヌートリアが開けた巣穴の影響が取りざたされてましたね。(´・_・`)

      まちがって○った○○○○を○○てみると案外○かった、という話は僕も聞いたことはありますが、シカとカモシカは色合いもシルエットもあまり似てないのでまちがえにくいと思います。カモシカはどちらかというとシシに似てるような??? 黒っぽくてずんぐりしてるし。

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