狩りバカ日誌 2015年12月19日(空気銃猟)
公開日:
:
最終更新日:2016/10/24
狩りバカ日誌2015
曇りのち晴れ 7℃/-2℃
鳥の猟期もすでに1ヶ月が経過したというのに、初回はレインストームの故障、二回目はタイヤのパンクで早々に猟場から退散。と、アンラッキーが続いた。(x_x)
今回でやっと3度目の空気銃猟。今日もしまたなんらかのトラブルで余計な出費とか早々の切り上げとかがあったら動物霊のお祓いでもしてもら・・・わないけどね。幽霊とか神様とか、そんなの信じてないし。
気温も下がり、すっかり冬めいてきた里山をサンバーでとろとろ走る。
う~~~ん。装薬銃猟もいいけど、空気銃猟もいいなあ!
空気銃の鳥猟はこのマイペースさというかのんびり感が心地いい。でも獲物が見つかれば姿を隠して接近するスナイパーモードに気分が切り替わり、なんか自分がネコ科の動物になったような錯覚におちいる。このメリハリもまた魅力だ。
銃禁ではないものの宅地が多くて撃てないところのアオクビを横目で眺めたりしながらさしかかった本命の池。 ・・・いた、カルガモ!
いつものように池の真横には停めず、しばらく走ったところで停車してさらにいったん回り込んでから隣接の林に入って射撃位置を確保する。
いくら鳥類の目がいいといっても「明るいところにいる者から暗いところにいる者は見えにくい」の法則からは逃れられない(それでも人間よりは見えているようだが)。日なたの池で泳いでいるカモは日陰の林にいるこちらをまったくマークしていない。
30mちょいか、もらった!
パコーン!
カモのやや斜め後ろに小さな水柱が上がる。頸椎で跳弾になったペレットが立てた水柱だ。おそらく首を貫通したはず。が、いつでも二の矢をかけられるように、スコープをのぞいたまま様子を見る。
今までに何度か経験あるのが「獲物が動かなくなったので銃を下ろして回収に向かうと、突如復活してそのまま逃げられる」というパターン。
動かなくなったからといってすぐ射撃姿勢を解いてしまうと、ショック状態から回復して行動可能になった獲物に逃げられ、半矢にしたり回収不能にしてしまったりする。僕などは銃を構えているところを人に見られたくないのでやってしまいがちなミスがこれだ。
が、今回は幸いにもこれ以上ないクリーンキルになり、水面に突っ伏したカルガモが二度と動くことはなかった。
逆さ吊りにしたカモの足を片方だけタイラップ(結束バンド?)で手頃な枝にしばりつけ、下処理の準備完了。両足をしばってしまうと裏返したり表向けたりしにくくなるのでしばるのはいつも片足だけだ。長めのものを準備しておくと多少太い枝でもくくりつけることができる。
今年の2月7日に一つの池で三羽のカモを獲って以来、約10か月ぶりのルーティンワーク。これをやるといや増して猟期のおとずれを強く実感する。やはり僕の原点は空気銃のカモ猟にある。
さっきのカモは残念ながら水から上げた瞬間、重さで脂乗りの乏しさがわかるほどやせっぽちだったので、もう一羽獲るべく巡回を再開する。
・・・が、相手は自然。そう毎度うまく事が運ぶわけもなく、その後射獲の幸運はめぐってこなかった。(´・ω・`)
最後の池のチェックが終わり、水路を越えて車に戻る。そのときふと、靴の横に何やら気になるシルエットを発見した。
大根の葉にも似た足元の緑。アブラナ科っぽいな・・・って、まさか。
葉の一枚をちぎって口に入れる。ほんのりとした辛み。まちがいない、クレソンだ!
二羽目のカモは手に入らなかったが、代わりに狩猟の神様の粋な計らいでジビエ料理にぴったりな付け合わせ野菜を、採り尽くせないほど大量に賜った。
前言撤回、ちょっとは神様信じてみてもいいかな。
【本日の猟果】
発砲 4
失中 3(カルガモ2,ハシビロ♀1)
命中 1(カルガモ1)
半矢 0
捕獲 カルガモ1(34m左手レスト・首貫通)
回収不能 0
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Comment
いつも楽しみに拝見させていただいています!
AR6の時は どうなるかとヒヤヒヤしてましたが、レインストームに代えられてからは装薬も含めて破竹の勢いで狩猟を楽しまれてますね(^^)
私の方は、相変わらず一人で気軽に出猟出来るエアーオンリーで楽しんでおりますが
また、笠取の練習会ででも 宜しくお願いいたします!
jafta川西 改め FX2000
おひさしぶりです。(・∀・)
AR6は散々でした。レインにしてからよく獲れるようになりましたが、同じメーカーであそこまで極端に性能が違うとは思ってもいませんでした。不思議な会社です。( ̄∇ ̄;)
装薬銃と空気銃、両方にそれぞれの楽しみがあって楽しくて仕方ないです。また笠取でお会いした時はよろしくお願いします。m(_ _)m