所属した猟友会支部が自分に合わなかった。という時に取るべき行動
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最終更新日:2018/07/04
申請・手続き
銃と銃猟の免許を取得し、期待に胸を膨らませて地元の猟友会に入会したものの、罠猟の人しか在籍しておらず教えを請うことができなかった。orz
というような話を過去に何度か小耳にはさんだことがあります。
僕は大阪府猟友会の地元支部に所属していますが、幸いにも銃猟の先輩が多数在籍していて、いろいろと助言や勧誘を受けることができて助かっています。
網猟については確認できていませんが、罠猟の人は何名か在籍しているので、これから罠を始めたとしても有用なアドバイスをいただける環境であり、いい支部に入れたなぁと喜んでいます。
しかし地域によっては、冒頭にあげたように、自分がやろうとしている猟法の先達がいないケースもあるようで、
「これじゃなんのために猟友会に入ったのか・・・ orz」
ということになってしまうこともなきにしもあらず。
そういった場合はどうすればいいのでしょうか。
実は、あまり知られていない・・・かどうかはわかりませんが、僕が猟を始めた頃には知らなかった事実として
「所属する猟友会支部は自分の意志で決定できる。移籍も可能」
という点があります。
僕の場合は銃の所持許可がおりた時点で所轄の担当官さんが地元猟友会支部の支部長さんのおうちを教えてくれたのでそのまま訪問して入会、という運びになったのですが、必ずしもそうする必要はないのです。
移籍や選択は自由、という話は聞いてはいたのですが、先ほど奈良県猟友会本部に問い合わせて確認してきましたw
先述の「この支部には銃の人がいない」といった場合は支部と都道府県の本部に連絡して所属を変更しましょう。
問い合わせた奈良県猟友会では「知り合いが所属しているから」という理由で最初から地元支部を選択せず遠方の支部に入会するのもOKとのことでした。
※奈良県猟友会の場合、遅くとも2018年6月の時点では、居住地が奈良県でない人は所属できないようになっているとのこと。奈良県在住であれば地元支部でなくてもOKだそうですが、越県しての奈良県猟友会支部への加入は不可になったようです。他府県については不明。
年に何度かは班長さんのところへ向かう必要が(僕の場合)はあるので、利便性でいえばやはり地元が一番。でも人間が寄り合う場所である以上、そりの合う合わないも必ず出てくるものです。
かといってあまり何度も何度も移籍するのも手間なので、人数や猟法などのような「問い合わせればわかる点」は、できれば本部や知り合いがいれば知り合いに聞いてから決めるのがいいでしょう。
長いハンター人生、気心の知れた猟友とともに猟場を歩いて行きたいものです。
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Comment
私も、居住していて住民票のある県と、所属する猟友会の県とが違います。ややこしいです。
まぁ、現在所属の猟友会も居住する地元の猟友会も、「2種」はいませんので、いずれにせよスタンドアロンです。。。
でもせっかく楽しむのなら、地元で仲間がいると良いですね。次期は所属の変更を考えてみます!!
僕も最初は2種オンリーでこの世界に入りましたが、こちらでもやはり2種オンリーは僕だけだったのでやや浮いてました。支部長には「はよショットガン取りや」と言われました。
僕は基本単独行動が好きなので空気銃の単独猟も気に入ってますが、なじみの猟友との大物猟もいいものですよ。
私が狩猟免許の願書をもらいに初めて猟友会の事務所に行った時に、たまたま居た他の支部長さんに、うちの支部に入らないかと勧誘を受けました。またまた、会社の近所の人だったので、気持ちも揺らぎました。
その方の支部は、人が少ないので入って欲しそうでした。その時に、その方の地域の人が、私の地元の支部に入ってるという話を聞きました。(友達がいるからとか)
でも、私は地元の支部に入りましたが。
銃を所持する時に、地元の支部長さんには、警察の対応も含め、だいぶお世話になりました。支部長さんの支援がなければ、所持は、難しかったでしょう。
ちなみに私の師匠は、とある講習会で講師をされていた他の支部の方です。
出会いはどこであるのか分かりません。
僕も(猟師としては)バリバリの若手なので、けっこういろんなところから勧誘がありました。やっぱり若いのは貴重みたいです。たまたま猟場ではち合わせただけのどこの誰ともしれないハンターから「うちでやらんか」と言われたことも。そう言いたくなる気もわかりますけどね、じわじわと人が減っていく支部の現状を見ていると。(´・ω・`)
これからは狩猟そのものもそうですが、5年後10年後には猟犬を使った巻き狩りが一気に廃れそうな気がします。たとえ若いのが入ってきたとしても、かかる労力もケアも大変な猟犬を持とうとまで考えるのはいくらもいないだろうし。
居住地外登録。何も法的拘束も規制も無いです(猟友会は単純友好団体)が、それぞれの支部分会でボスが独自の規定を設定してます。これぞ、老害です!建前と現実が違うのも老害です。時間を掛けて良い方向に(やる気のある猟師)やっていきましょう。
今のところは所属支部に不満ないのですが、なにやら怪しい運営をしているところもあると耳にしています。有害駆除の報奨金分配方法から煙が上がるケースが多いとも。やっぱりお金が絡むと、ということですね。(´・_・`)
居住地と所属支部か違う方けっこうおられるんですね。
此方は地元率高いです
平均年齢も高いですが(^o^;)
大物猟の巻き狩りをしてる人は少ないく、技術の継承が心配です。犬の管理や維持も結構たいへんで(´・ω・`)大枚が飛んでいきます。(´д`|||)
あと、有害が絡むと大概もめますね。仲良くやって欲しいものです。
>居住地と所属支部か違う方けっこうおられるんですね。
これは僕も予想以上でした。
巻き狩りの件、僕も気になっていたので次のブログで記事にするつもりで書きかけ保存してあります。(^∇^;)ゞ
ここ2,3年で新しい人はちらほらと入ってきてはいるんだけど、そのなかで「猟犬を持つ」って言ってる人は一人もいないので・・・。
猟隊全員で協力して、あるいは行政がなんらかの形で補助するとかで、犬持ちさんの負担軽減をはかっていく必要があると考えます。