年中これでOK?オールシーズンタイヤの積雪路・凍結路性能とは

公開日: : 最終更新日:2016/09/21 狩猟車・猟用車

雪道

冬来たりなば春遠からじ。ということは、秋来たりなば冬遠からじ。もうすぐ冬です。

冬といえば、忘れもしない2014年2月14日。全国的に大雪に見舞われたこの日、

大雪の女寄峠

先代の狩猟車、2WDエブリイで猟場へ向かう途中、大雪の女寄峠を登りきることができず、2時間半ほど立ち往生してしまった苦い記憶があります。スタッドレスはいてたんですけどねぇ。(-_-)

スポンサーリンク

こういうことも教訓として覚えているので今回は4WDのサンバーにしたのですが、タイヤは何を選べばいいんでしょうかね? 2駆はスタッドレスでもああなったけど、4駆ならどうだろう? (・ω・)

もちろん日本国内ではスタッドレスが冬道では最強なのはわかってますが、ちょっと気になっているのが「オールシーズンタイヤ」と呼ばれているタイヤです。オールテレーンタイヤ(全天候型タイヤ)にある程度の雪道走行できる性能を持たせたという意味の「A/T-S」という表記があるタイヤのこと。

このタイヤが文字通りオールシーズン使えるのであればいちいち 冬←→それ以外 でタイヤを交換する手間をはぶけるんじゃないかと。

オールシーズンタイヤの性能・雪道

早速情報収集を開始。ほどなくして興味深い動画を発見できました。スタッドレスタイヤとオールシーズンタイヤの性能比較動画です。

まずは雪の上でのテスト。シルバーの車がオールシーズンタイヤ、紺の車がスタッドレスタイヤです。

(ウィンタータイヤと言ってますが、制作者が同一である次の動画では同じ車両で「スタッドレスタイヤ」と言ってるのでこれも同じくスタッドレスだと思われます)

結果はもちろんスタッドレスの方が良好なわけですが、これぐらいなら、ねぇ? そこまで歴とした差はないように思えます。最後にオールシーズンタイヤはコースアウトしてるけど、だいたいあんなにスピード出さないし、自分なら。

オールシーズンタイヤの性能・氷上

などと考えてると、次の動画で決心がつきました。こちらはノーマルタイヤ(赤い車)、オールシーズンタイヤ(シルバー)、スタッドレスタイヤ(紺)の氷上性能をスケートリンクの上でテストしている動画。

僕が通っている猟場は橋が多く、踏み固められた雪がアイスバーンになっていることがよくあるのです。

しかも橋を越えたところに交差点があって、信号が赤だと氷結した橋の上で完全に停止しなければならない場合も。こうなると止まるのも発進するのもなかなかハードで、これは参考になる動画です。

といったことを頭に置いて見ていると、コーナリングテストで一目瞭然の結果が。スタッドレスはきっちり曲がっているのに、ノーマルとオールシーズンタイヤは一直線にコースアウト! Σ(゚д゚ )

オールシーズンタイヤのコースアウトは先の雪道テストでもありましたが、あの動画ではスピードさえ落とせばなんとかなりそうだったのに対し、こちらの動画ではもうなす術もなく滑っている様子がありありです。

こういったブログ記事もあるので、サス形式もフレーム形状もジムニーと同じな最強軽バン、サンバーならオールシーズンタイヤでもいけるかな? と考えていた時期が僕にもありました。

(※サス形状はサンバーとジムニーでぜんぜんちがいました、ご指摘ありがとうございます。なんで同じだと思い込んでたのか・・・。10年ROMります。orz)

このへんは車種だけじゃなくて用途であるとか、実際に走るところの路面状態も大きいんでしょうね。

雪道より橋の上のアイスバーンが何よりこわいので、交換の手間はかかってもおとなしく中古のスタッドレス、とあとは安いチェーンを買っとこ。と決心したspinickerでした。( ̄∇ ̄;)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ホンダのN-VANが狩猟車に良さげと思ったらそれほどでもなかった件。

ホンダのN-VANが狩猟車に良さげと思ったら微妙だった件 (´・ω・`)

軽バンというジャンルの車にはやはりなんとなく惹かれるものがあります。僕自身軽バンで狩猟をやっ

記事を読む

歴代ジムニー

王道狩猟車、ジムニーの新型キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!

ついに来ました。スズキが世界に誇る高性能クロカン、猟師も大好きな高性能狩猟車、ジムニーの新型

記事を読む

車

今までに猟場で見てきた狩猟車をランキング形式で挙げてみる。

街住まいのサンデーハンターはたいていの場合、猟場までは自家用車を利用するのが一般的。僕の知っ

記事を読む

新旧デッキバン

三大狩猟車の一角。デッキバンのモデルチェンジキタ━━(゚∀゚)━━!!

三大狩猟車といえば、まずはジムニー。次に軽トラ。そしてこのデッキバンじゃないかと思っています

記事を読む

歴代ジムニー

【遅報】最強の猟用車ジムニー、2018年にいよいよフルモデルチェンジへ!

特にブログのネタに困っているわけではないので最近はすっかりごぶさたになっていた、日刊工業新聞

記事を読む

ジムカーナ5

街中でラリー車が大暴れ。ケン・ブロックの「GYMKHANA」シリーズ

画像はKEN BLOCK'S GYMKHANA FIVEより[/caption] 今度うちに

記事を読む

二輪車で獲物を運搬?狩猟で原付(自転車)+リヤカー牽引の可能性。

原付バイク+リヤカー。二輪車による牽引で獲物の運搬を検討してみる

狩猟は何かと物入り。その出費に二の足を踏んで、興味はあるんだけどなかなか前へ進めない。なんて

記事を読む

世界の変態ATV

狩猟車には無理だけど。これが世界の変態(ほめ言葉)ATVだ!

スタイルによって程度の差はあっても、狩猟をやっていると不整地道路を走る機会は多くなることでし

記事を読む

車メンテ

エブリイ(DA64V)のフューエルリッド(給油口蓋)を安く直す方法

もうじき買い換えますが、エブリイは故障の少ないいい車です。パートタイム四駆でさえあれば林道だ

記事を読む

サンバーVSエブリイ

サンバーに乗って1ヶ月。エブリイとの違いが見えてきた!

二代目猟用車・サンバーがうちに来てはや1ヶ月。早いものです。 その間、普段の足として街

記事を読む

Comment

  1. つければうくぞう より:

    僕もサンバーのバン(4WD)に乗っていました。 冬はスタッドレスタイヤを履いていたのですが、長野県の峠で滑って登れないことがありました。 それからタイヤチェーンを積むようになりました。 ・・・が、それからチェーンは使うことなかったです(^_^;  でもスタッドレスタイヤ&チェーンは正しい判断だと思いますよ。

    • spinicker より:

      なんせ生来のずぼらなもんで、冬になったらいちいちタイヤ交換、ってのが面倒でして・・・。

      ただ、やはりいろいろな人の話を聞いているとスタッドレス使用が正解なようですね。面倒くさがらずにちゃんと交換することにします。(^∇^;)ゞ

  2. ltchughes より:

     20年前のタイヤ性能を例に出すのは良くないとは思いますが、当時、ファーゴというワンボックスにオールシーズンを使っていました。

     スキー場に行った時、駐車場までの普通の坂道が登れませんでした。同行のスタッドレスをはいた車両は問題なく登れましたが、私はチェーンを装着せざるを得ませんでした。

     以来、オールシーズンは使った事がありません。事故 → 大破 → 大怪我 の出費を考えますと、スタッドレスとチェーンが良いですね!

    • spinicker より:

      オールシーズンタイヤの雪道・氷結路性能がよければ、夏タイヤ&スタッドレスの二つも買わなくていいし財布にもやさしいよなぁ、と考えたんですが、そもそもオールシーズンタイヤにそこまでの性能があるのならスタッドレスが売れるはずないですよね。ちょっと考えればわかることなのに・・・ orz

  3. monndou_n より:

    こんばんわ。私も冬は必ずスタットレスタイヤに交換しています。一応、チェーンも積んでます。
    ですが、3年目のスタットレスタイヤで、極寒の野尻湖にダイブしそうになりました。(スバル製の車種ですが。)
    恐らく、AWDだからと過信ししすぎていたが最大の原因なのですが…。タイヤは年数で大分劣化するようです。今年は、5年目なので、買い換えようか検討中です。
    過去には、屯鶴峯の橋の上でスリップ。前方の車に追突寸前てのもありました。(T社製ミニバン スタットレス装着)
    雪道は、慎重に運転するのが鉄則ですね。
    ちなみに、スーパーカブは、スパイクタイヤに交換します。

    • spinicker より:

      ご無事で何よりでした。( ;゚Д゚)
      スタッドレスの寿命は3~5年らへんということですね。使用状況にもよるんでしょうけど。

      僕も経験ありますが、ブレーキを踏んでるのに滑って止まらない時の絶望感はもう二度と味わいたくないっす。数秒後にどうなるかありありと想像できるのに打つ手がないというあの絶望感・・・orz

    • 避難放浪民 より:

      お疲れです_(..)_
      昔スキーに通った群馬県片品村の強者サンバーは下りのアイスバーンで止まらんから、滑ってる間にバックに入れて全開かまして速度落としとりました。坂の先は丁字路でこちらが一時停止小生車を横にして滑り降り先の道路の通行車の隙間に入れてもらいました。強者サンバーはきっちり停止してから発進してきました。民宿のおやじに話したらあそこはみんなあげにすんだよだぁと降雪地のじじい恐るべし下手なラリー運転手よりすんごいテクですがな

    • spinicker より:

      お疲れです!(・∀・)

      北海道では上品なおばさまでも四輪ドリフトで交差点を駆け抜けていくと聞いたことがあります。慣れというものはおそろしい。人間の可能性は計り知れないですね!
      下りの凍結路で止まれなかったら、僕もバック全開試してみます。

  4. ltchughes より:

     上司に、年中スタッドレスの比とがいました。川釣りが大好きで、砂混じりの河原は滑りやすいからスタッドレスの方が良いのだと言っていました。

     ネットで検索しますと、スタッドレスタイヤは雪道では無い乾燥路面に弱く、制動距離も長くなるそうですね。

     年中同じ種類のタイヤで過ごすというのは、やはり危険を伴いそうですね。面倒で財布に優しくないですが、やはり事故の可能性を考えると結果的に財布にも体にも優しいという事で、タイヤ交換しましょう。

     ちなみに学生時代、スタッドレスをすり減らさないようにするため、朝雪が積もっていたらスタッドレスにして通学し、帰りに雪が解けて無くなっていたらノーマルに戻して。。。と1シーズンに10回以上交換していましたよ。今から思えば無駄な行為ですが。

    • spinicker より:

      僕もスタッドレスはオフロードタイヤとしても使えると聞いたことがあります。でも乾燥オンロードだとダメみたいですね。

      すべての局面でベストな性能を発揮してくれるタイヤ・・・科学が進歩したら生まれるのでしょうか。それともその頃にはもう車を地面を走ってないんでしょうか。。。(´・ω・`)

  5. WK より:

    こんにちは。
    オールシーズンタイヤは除雪して塩を巻き捲くる、移動時の気候変化が大きい地域(アメリカなど)のタイヤです。
    日本では降雪時の滑り止めと認められていないのでちゃんとスタッドレスタイヤ使用をお願いします。
    降雪時の事故をこのタイヤでやらかすとかなり揉めますので。

    • spinicker より:

      確かにオールシーズンタイヤは北と南で気候が全く違うような広大な国でよく使われていると聞いた記憶があります。北は雪があるけど南はあったかい、そんなところを縦断するときに使うとか。僕はいちおうスタッドレスと対スタック用のラダーとかスコップとか積んでます。(・∀・)

ltchughes へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

もうかりまっかPC01

PAGE TOP ↑