筋トレやダイエットにも!健康な体づくりに狩猟をおすすめする理由

2014猟期用ボディ01

世はまさに大健康時代。通販の商品なんかでも、半分以上がズバリ健康に関する効果をうたったサプリメント系のような印象を受けます、個人的には。そういった商品で本当に問題が解決すればいいんですけどね。(´・ω・`)

それはまぁおいておくとして、年々健康に対しての意識が高くなってきているのは事実であるように思います。僕も禁煙したことですしね(たばこ代の捻出が苦しくなってきたのが一番の理由ですが)。

そういった観点で考えてみた場合、狩猟というのは実に健康にいい影響を与える趣味であると思うわけです。

鉄砲を背負って山を歩くのは獲れても獲れなくてもどきどきワクワク、有酸素運動としての効果もなかなか。僕も猟期には体重が勝手に減っていきます。まぁ僕の場合は狩猟シーズンオフの不摂生がたたって人より重い体をしてますけども。( ´)3(` )

もちろん、健康とはダイエットのみにあらず。「医食同源」なんて言葉もあるとおり、まず大切なのは食生活。そして、狩猟は獲物を通じて「食」にも関わってくる趣味であって、この点でも健康に関係してくるところがあるわけです。

栄養源としての鹿肉

slism

では、鹿の肉を栄養源として考えた場合、どれぐらいの栄養素が含まれているのか?

食品の栄養素が一目でわかる・カロリー計算できるうえに各項目も見やすい「カロリーSlism」によると、鹿肉100gに含まれる栄養素は次のとおりになっています。

特筆すべきは、赤枠で囲んだ「タンパク質」と「脂質」の項目。この数字がいかに優秀な数字であるか。同重量の牛肉と比較してみましょう。

※牛肉は部位によって栄養素がかなり前後しますが、ここではタンパク質、脂質ともに平均的な「肩ロース」を対象にしています。

このように、タンパク質が牛肉で17.9gなのに対して鹿肉は22.3g。脂質にいたっては牛肉が17.4g、鹿肉が1.5g。鹿肉は圧倒的に高タンパク低カロリーなのです!

栄養源としての鴨肉

お次は鴨肉。鹿とちがって山奥に入る必要もなく、空気銃一挺あれば比較的容易に捕獲できる鴨はより身近なジビエ食材だと言えるかもしれません。そんな鴨肉100gに含まれる栄養素は?

このサイトのいいところは、鴨を家禽化した「アヒル」、そのアヒルと鴨を交配した「合鴨」、そしてジビエとしての「鴨」、それぞれに栄養素の提示をしているところ。芸が細かい!

で、上の画像はマガモの栄養素。タンパク質が23.6g(牛肉17.9g)、脂質が3g(牛肉17.4g)。鹿肉に比べてやや脂質が高いですが、その分タンパク質の含有量も高くなっています。

しかし鴨肉の場合、特筆すべきは牛肉と比べた場合のビタミンの含有量でしょう。 画像下半分の棒グラフによると、ミネラルもそうですが、ビタミン類はさらにぶっちぎり!

牛肉でもナイアシン(3.5mg)、ビタミンB12(1.8μg)などは鴨と同じくグラフが振り切れていますが、含有量を見てみると鴨はナイアシンで9.3mg、ビタミンB12は3.5μg。それ以外でもほぼ勝負になりませんね。圧倒的じゃないか、鴨軍は! (・∀・)

ジビエを売り込む際の販促ワードとして「ヘルシー」「高タンパク低カロリー」というのは見たことがありますが、どうヘルシーなのか、どれぐらい高タンパク低カロリーなのか。という点を数字で示したり、もっとわかりやすくするといいかもしれませんね。

あとは売り込む相手でしょうかね。「鹿肉は鉄分が豊富で女性に最適!」ということも盛んに言われていますが、もっとこの高タンパクである点を前面に出して行こうじゃないですか。

タンパク質を英語でいうと「protein」。そう、筋トレ中の人が摂取するアレ、プロテインです!

なので、

ジビエ=高タンパク=高プロテイン=マッスルマッスル

という考え方はどうでしょうね? 筋トレしてる人だとかボディビルダーをターゲットにするわけですよ、今までとは真逆のベクトルで! 我ながらいい考えだ、食品会社に高給でヘッドハントされたらどうしよう!(・∀・)

・・・まぁその場合、副作用として女性の皆様方のお買い上げは激減するでしょうけどね。責任ですか? そんなの知りません! (゚∀゚)

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Comment

  1. 藤屋 より:

    私も狩猟が健康に直結してると実感してます。父母共に糖尿病で有難く継承してますが、猟期には数値がグンと下がります。ただ、主ゲームのシシはシカほどダイエット効果は無いのでシシカツの食べ過ぎには注意してます。当地には余りシカ肉の食習慣が無いのですが、今期は県北に入ってシカ狙いも考えましょう。とっ成ると軽四駆は必須。

  2. spinicker より:

    狩猟そのものも健康にはいいだろうけど、好きな趣味に没頭できるという環境もストレス解消に大切なことですね。

    僕の回っているところでは、奈良はシシ、鹿とも多いですが、北和歌山にはシシしかいないエリアがあるようで、今期はシシ肉の入手機会が増えるかも。(・∀・)

    糖尿病は大変だと聞いています、ご自愛ください。

  3. ltchughes より:

     野生の肉が、子供のアトピーなどに良いという話題をネット上で見た事があります。

     医学的に根拠が無いと考えていますが、なんと、娘の皮膚症状が劇的に良くなりました。EBMとして全く受け入れられない話なのですが、マガモ様のありがたい救いの手と考えるようにしています。

     年明けて、もしも花粉症まで改善していたら、、、アオクビ様を神棚に祭って感謝ですね。

    • spinicker より:

      はじめまして! (・∀・)

      ジビエがアトピーに効くというのは初耳でした。万人に効能が見られるのであれば一つ売りが増えますね。

      僕も花粉症ですが・・・残念ながらこちらには効果がないようです。orz

  4. トキハ より:

    アトピーだけでなく、喘息にも効果があったとのお店の商品説明の記事があります。
    http://magamoya.com/?mode=f2
    わたしもたまに喘息が出るので、鴨には期待をしていますが、発作が出た時に食べても遅いか…苦しくてご飯どころじゃないし。(笑)

    • spinicker より:

      天然の鴨で商売するのはなかなか大変そうです。一羽一羽のコンディションに大きな差があるのが天然ものの特徴でもあるし、運が悪いとハズレ鴨ばっかり届きそうな。。。( ̄∇ ̄;)
      でも栄養源として見れば優秀なのは変わらないはずなので、鴨肉の摂取で症状が軽減するといいですね。

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