猟師予備軍におすすめ。狩猟トレーニング法「カメラハンティング」
公開日:
:
狩猟よもやま話
こう見えても新規ハンターの世話・勧誘に貢献している…つもりのspinicker。ほぼブログ経由オンリーですけどね。元来はあまり面倒見のいい人間ではありません。orz
以前にはハンター予備軍に向けて「猟師になりたい未成年の君へ。今からやっておくといい、5つのこと。」や「僕が首都圏在住の猟師予備軍なら埼玉の「猟師工房」の門を叩いてみる」などなど、いくつかの情報提供をしてきましたが、ネットの海にはここ以外にも狩猟ブログがいくつも浮かんでいて、同じように猟師予備軍への熱いメッセージが放たれていたりします。
そのうちのひとつ、「桔梗屋繁盛記」というブログに、大物猟のコツを習得するにあたってとても役立ちそうなトレーニング方法が掲載されていたので紹介します!
実は同じようなことをしているハンターは他にもいるし、僕自身似たことを考えたこともあります。しかし、ここで紹介されている方法はひとつ上を行ってました。
それは、撮影自体も狩猟と同じルールにのっとって行う。という制約の下でトライされていること。なので発砲できない状況ではシャッターも押さない、撮影する時は常にバイタルに照準を合わせる、などなど。
僕などは
「猟期外にカメラ持って山行けば練習になるかもなー( ᐛ)」
ぐらいにしか考えていなかったので具体性は雲泥の差です。orz
そして撮影されたのがこちら。距離は30m弱とのこと。これならM870でスラッグ弾立射でもまず外さない。膝射ならバイタルもまちがいなし!
ある程度以上猟場で鹿と相対したことがある人ならわかると思いますが、この二頭とも間近に人間がいることに気づいていないはず。
こちらに気づいている鹿は
このように顔をこちらに正対させてこっちを見ます。まさに「こっち見んな」の体勢。
横向いたり後ろ向いたりしてるのはこちらに気づいていないからでしょう。尻毛も閉じてます。カモなんかはこっちを注視する時は半身になってますけどね。
あと、画像だからわからないけど、おそらくこの鹿は時々立ち止まりながらもゆっくりと歩いてたはず。警戒していない時の典型的な行動です。
当然ですが、カメラ持って山へ入るのは狩猟免許も銃も必要ありません。猟師を目指すような人で、カメラとやる気さえあれば誰にでもできることです。カメラがアウトドア向けの耐寒・耐衝撃仕様なんかであればなおいいですね!
現役ハンターはもちろん、猟師予備軍にもいい練習になることでしょう。
桔梗屋繁盛記にはカメラハンティング以外にも猟師予備軍必読の記事がたくさんあります。
時には耳に痛いものもあるかもしれませんが、ひととおり目を通した後には確実に一歩先行く猟師予備軍になっていることでしょう! m9( ・`ω・´)
関連記事
-
鴨臭さの原因、埋没した筆毛を除去する方法
猟期も終盤に入ってくると、『筆毛』の目立つ鴨が多くなってきます。『棒毛』とも言いますね。
-
初出猟前の予行演習。詳細なハンターマップの見方はここで学ぼう!
もうすぐ8月。当地では盆ぐらいにその年度の狩猟者登録があるので、8月半ばあたりになるとグッと
-
二の矢が必要?不必要?空気銃猟時のカモのリアクションを読む
空気銃猟の醍醐味は一撃必殺の狙撃。待ち伏せたり、またある時は存在を消しつつ近づいたり。狩猟で
-
混獲注意!おいしいおいしいヒヨドリと間違えそうな鳥たち
wikipediaより[/caption] 例年、1~2月にはヒヨドリを専門に狙う日を少なく
-
心の予行演習。あなたは白鹿を撃てますか?撃てませんか?
表題は以前、「他の猟師たちはどうなんだろうか?」と思い立って、Twitterでアンケートをと
-
これから始めるハンター予備軍の味方、狩猟セミナー紹介!
僕の場合は「うまいカモ鍋が食べたい!」と思い立ち、そのまま勢いに任せて、主に"銃の所持"関連
-
先猟期に逃した射獲チャンスを振り返って再認識したこと
相も変わらず休みの日はほぼ家から出ずkenshiで遊んでいるここ最近。四十すぎてまさかゲーム
-
狩りガール予備軍は特に留意しておきたいこと―狩猟とトイレ
人間、生きている以上、食物を摂取する必要があります。霞を食べたり光合成でエネルギーを得ている
-
これも狩りの一形態。大鷹、ハリスホークなどを使う「鷹狩り」
「日本人は農耕民族である」 というのは一度や二度は耳にしたことがあるかと思われますが、
-
銃刀法違反?ナイフを自作する時は形状に要注意!
ハンターでも手先が器用でこだわりが強くそれだけの能力もある人は、狩猟の際に使うナイフなんかも
Comment
なるほど、これは良いですね!こういう練習は、一石二鳥や三鳥にもなりますね。考えた事ありませんでした。
四つ足は罠しかしていませんが、カラスやカワウに関しても同じ練習をすれば、距離感を掴む練習にもなりますし、殺気を消す練習にもなりますね!
僕もカメラ=写真を撮るものとしか考えてませんでした。けど写真と射撃ってちょっと似てるとこあるんですよね。どっちも「ショット」って単語使うし。( ´ー`)
警戒心の強いアオサギとかカワウに気づかれず30mまで近寄れれば空気銃ハンターとしては超一流かと。僕は無理です。orz