悩める鳥猟ハンターに朗報!カルガモの雌雄の見分け方
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狩猟よもやま話

このところ移住計画に頭がいっぱいで何かと他のことが手につかないspinickerです。不動産業界もなかなか闇が深いようだ…(´・ω・`)
移住をしたいって理由は狩猟を含めた山里暮らしを堪能したいがためですが、現状では空気銃でのカモ撃ちができません。昨年に空気銃を手放してしまったもので。
昨期の一猟期の間空気銃なしで過ごし、やはり自分には空気銃がいる! となったので、現在ストリームライン2を申請しています。これで次の猟期にはまたカルガモ鍋が食べられるはずです。
さて、カルガモの雌雄の見分け方。これは厄介ですね。たいていのカモは雌雄で明らかに色彩がちがうのに、カルについては非常にわかりづらい。自分でとってきた↑の画像のやつは十中八九オス♂ですね。
以前から漠然と「カルはオスの方が黒っぽい、でかい」ぐらいに思っていてそれはおおむね合ってはいるようです。
そして先日、もうちょっとよく調べてみようとキーボードを叩いてみたところ、詳細な説明のあるページを発見できました。ネット社会すごい!

画像はhttps://zukan.com/jbirds/question/5956より
まず、幼鳥~若鳥では識別がしにくいようです。ここでは成鳥の場合を考えています。
この二羽でいうと、尾の付け根の方、尾筒(びとう)のあたり。「艶のある黒がオス、艶のない黒褐色がメス」である。
そして、側面~背中に向けての羽の縁。淡色で輪郭が目立つのがメス、暗色で目立たないのがオス。となっています。
こうしてみるとやはり全体的にオスの方が黒っぽく見えますね。オスが黒っぽく見えるのは、博物館の学芸員さんも同じように言ってました。やはり!
同ページにあった、他の画像も見てみましょう。

これでいうと、左がオス、右がメスですね。

右がメス、左がオス。
けど銃猟の距離で判別するには、それなりの双眼鏡があった方がいいかもしれませんね。スコープの方が倍率高くても、銃を向ける形でないとのぞけないわけだし。見回りなどでは双眼鏡が使いやすい。

しかし中には個体差のせいでちょっとわかりにくいのも?
この二羽は右の方が尾筒が黒いオスの特徴を持ってるけど、羽根の縁取りがくっきりしていてなんとも。まあマルガモ(マガモとカルガモの混血)なんてのもいるぐらいでカモは鳥類の中でも割合はじけてる方らしいし、一筋縄ではいかないのかもしれませんね。(´・ω・`)
以前から「よく肥えたカモが外見で分かるようになれば仕留めておいてガッカリしなくても済むのにな」と思ってました。
それと同じように、カルの雌雄がわかればいいなと以前から考えていました。獣ならともかく、カモは雌雄で味は変わらないように思います。可能ならオスを獲るようにすれば、卵を産めるメスを撃つより個体数に与える影響は小さくなるでしょう。
いつまでも日本の水景にはカルガモが泳いでいてもらいたいものです。
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