今なお輝くガンスミスの金言。故・築地恵氏の銃&射撃コラム
こんなブログを閲覧しているような物好きな人は、たいていの場合は銃か狩猟のどちらか、あるいはその両方に興味のある人なんでしょうね。
今日紹介しようとしているコンテンツはそういった方であればご存じかとは思うのですが、ご存じでない方には有用であろうということで今さらながら取り上げることにしました。(・∀・)
かつてこの業界には「築地恵」という名物オヤジがいたそうです。氏はすでに亡くなっていますが、ファーイーストガンセールス(FEGS)社という銃砲店の社長だった人です。
若い頃にアメリカの銃メーカー、Weathreby社でガンスミス(鉄砲鍛冶)として勤務した経験をもとにFEGS社を立ち上げ、その豊富な知識を活かした銃器関連のコラムがこの銃砲店の目玉の一つでした。
このコラムは、氏が亡くなった今でもFEGS社のウェブサイトに掲載されていて、誰でも読むことができます。
僕が銃を手にした頃にはもう彼岸の住人だったので人となりは伝聞でしか知りませんが、こういったブログであるとか、またそのコラムを読んでいると人柄が手に取るように伝わってきます。口は悪いけど知識もユーモアも豊富で魅力的な人物であったようです。
やや古い情報ではあるものの、じっくり腰を据えて読んでいると半日やそこらはあっというまに過ぎている、読み応えのある記事ばかり。このブログを書いている最中にも「ちょっと目を通しとくか」といくつか確認だけするつもりだったのですが、気づけば1時間ほど針が進んでました。おそるべし築地コラム! Σ(゚д゚;)
空気銃の話も少しはありますが大方装薬銃の話なので、装薬銃を始めたばかりの人、またこれから始めようと思っている人には大変参考になるかと。
母体のFEGS社は代替わりしてからちょっとアレであるとか、メールや電話したときの応対がちょっとゴニョゴニョであるとかカタログの情報が古いとかいろいろ言われていますが、それでも今なお多くのハンター、シューターの目を集めている理由の一つが「銃器オークション」。
お目当ての品がお値打ち価格でゲットできるチャンスがあるということで、熱心に待っている人も多い人気コンテンツです(もちろんライセンスは必要ですが)。
なんだかんだと言われてますが、数年前に「FEGSでお年玉セールやってるよ」と先輩ハンターに聞いて、かなり安い値段でレインストームの新銃をゲットできたのもこの会社があってこそ。
まだこの会社のサイトを訪問したことのない方は一度訪れてみてはいかがでしょうか? もしかしたら今年もお年玉セールがあるかも。
もちろん、その際には氏の名物コラムにも目を通してみてください。(・∀・)
・・・さて、それでは僕はこれからサンタ狩りに参戦してくることにします(M870にスラッグ弾を詰めながら)。
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Comment
このホームページは、幾度も訪れています。寝る前なんかに読んでると、いつの間にか1時とか。危険です。
ただ、私の持ちたい銃の取り扱いが無いので、銃を購入する時は、師匠の紹介で購入する予定です。
猟友会主催の銃砲所持講習会で、講師の先生が、「大阪では、一番初めにポンプ式銃の所持が出来ない」と言っておられました。ベネリーM3スーパー、かっこよくていいかなと思っていたのですが…。
銃所持に関してはいろいろな噂がありますが、所轄の担当官さんによって差違のあるケースも多いようです。僕は大阪在住ですが、初めて手にした散弾銃はM870、ポンプ式でした。というより、大阪ではベネリは軍用銃扱いされて所持は難しい、と聞いています。これもまた”噂”ですが。( ̄∇ ̄;)
一人サンタ5匹のノルマ達成できましたか?
申し訳ありません。直接の被害はなかったのですが、サンタの吐奈怪に尻をかじられて気絶していました。今晩リベンジに出ます。(♯´・ω×`)ゞ
こんにちは。
最近になって、こちらへ寄らせて頂いております。
築地さんとは、FEGSがまだ田園調布に社屋を構えていた頃にお付き合いがありました。
現在所有している5丁の内2丁の銃(Remington M870&M700 7mmRemMag)は、そこで購入したものです。
電話での応対はぶっきらぼうでしたが、お会いして話してみると実に気さくなお方でしたよ。
銃に関する知識はとても豊富で、様々な疑問にもその場ですぐに答えて頂けました。
惜しい方を亡くしてしまいました。
ご紹介頂いている氏のコラムは、現在では知識の宝庫です。
いつまでも残しておいて頂きたいものですね。
こちらのブログ、記事が上がるのを楽しみにしております。
風邪など引かぬように頑張って下さい。
はじめまして! (・∀・)
そのお話を聞いて、今もFEGS社の電話とかメール対応がちょっとアレな感じなのは、ひょっとすると筑地さんがいた頃からの社風?なのかなという気がしてきました。
なんにせよ、できれば僕も筑地さんのお話を聞いてみたかった。
ライフルをお持ちだということは少なくとも僕よりは長くやっておられるということで、あまりベテランの方のお役に立ちそうな情報はないサイトだとは思いますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。m(_ _)m
はじめまして。
築地氏はFEGSの前はエアガンのアサヒファイアーアームズにも関わっていた方のようで、日本の既得権益と常に戦っていた為か、豊和やミロク、SKBなど日本メーカー全般にとても手厳しい意見を発していたのが、国産好きにとっては少々苦々しい人でもありました。
国産の古い銃を「タダでも要らない銃」「要らないから沖縄に送って、米兵に5000円で売る。」「送料その他考えると赤字にしか成らないが」等々、ボロッ滓に扱っていたのは、彼の生前よりとても苦々しく思っていました。恐らく、今のFEGSも彼と同じ事を続けていると思います。廃銃で溶鉱炉に送る位なら、米兵に土産として売れ、と。
しかし、それによって思わぬ恩恵も得られるようになりました。日本では専門誌でもなかなか写真すら見られないような、かなり古株の猟師でもなければ名前すらも知らないような無名の国産銃が、恐らく彼の経路から米国に渡って、現地のガンコレクターの手でレストアされ、「エキゾチックな銘銃である」と再評価されている例を、ここ4-5年程の間に数多く見かけるようになったのです。
現地のコレクターは写真だけではなく動画サイトなども活用して、その銃のメカニズムを非常に詳しく紹介してくれる為、日本ではもう目にする事も難しいであろう30-50年位前の国産散弾銃や空気銃などを、改めて詳しく知る機会が持てるようになりました。これは10年前、彼が未だ生きていた頃には考えられなかった事ですし、彼自身もそれを意図していたかどうかは全く分からない事なのですが。
私個人は生前の彼の事があまり好きではありませんでしたし、今でも彼の書いた文章を読むと心が痛む事が数多くあります。しかし、彼が国産中古銃をゴミにせず、飽くまでも商品として処理する事に拘った姿勢が、結果として文化財としての国産銃を幾らかでも保護する事に繋がったという事実だけは、高く評価すると共に感謝したいとも思っています。
はじめまして!(・∀・)
知り合いにもいます。人間性というところではなんかそりが合わなくて好きになれないんだけど、言動を冷静に見ていると、一本筋が通っていてなるほどと思うことも少なからずあるので一目置いているというか、なんというか。
僕などは銃のことについてはほぼ素人なので、築地コラムの存在は非常にありがたく思っています。ただ、築地氏亡き後の現在のFEGSは、少なくともメール・電話担当者の対応については…ゴニョゴニョな感じですね。