久々の自転車だけどMTBで林道デビューしよう、という人に贈る言葉
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最終更新日:2016/10/24
林道(MTB)
男という生物には乗り物好きが多いように思います。人と比べるのは難しいようにも思うものの、かくいう僕も人並み程度には乗り物好きなんじゃないかという気がします。
人並み程度に乗り物好きで、山奥でシカやらシシやらを追うハンターで、林道&獲物の居場所探索が好きで、運動不足を解消したい。という属性を持つ僕が最近はじめたのがMTB(マウンテンバイク)。
人生初MTBで林道デビューした様子は「人生初MTB。マウンテンバイクで猟場の林道を走ってきた。」にある通りですが、それ以降も何度か林道を走ってみていろいろと気づいたことがありました。
走ってみてわかったこと
舗装路+ママチャリとはまったく別物
タイトルの「久々の自転車だけどMTBで林道デビューしよう、という人」がどれぐらいいるかはわかりませんが、1ヶ月ほど前の僕がちょうど該当します。
久々というのがどれぐらいかというと、自転車を所有すること自体がほぼ20年ぶり。というレベル。
なので山へ行く前に一度、近所をコンビニまで買い物がてら、15分ほどうろうろと走ってみました。舗装路です。20年ぶりに乗る自転車だけど問題なく行って帰って来れました。これはいけるな、と。
そして意気揚々とサンバーにMTBを積んで林道へ繰り出してみたのですが、
けちょんけちょんに蹴散らされました。orz
今までの人生では「自転車=通学で駅まで載っていたママチャリ」でしたが、同じ自転車でも、MTBでガレガレの林道を下るのとママチャリで舗装路を走るのとはまったくの別物ということに気づきました。
特に、車の運転に慣れてしまうと、自転車にはエンジンブレーキがないのがとても不便です。
①スピードを落としたい→②エンブレがないのでブレーキレバーを握る→③急勾配の未舗装路は簡単にタイヤがロックする→④制御不能になる→⑤こわい→⑥スピードを落としたい→⑦エンブレがないので(以下ループ)
という無間地獄に陥ってしまいました。orz
どうやらMTBはブレーキを最小限にしてそこそこスピードを出した方が制御しやすく、後ろタイヤを振り回しつつライドするのが正しいスタイルで、その方が結果的にこわくない乗り物である様子。
20代の頃にはマツダのロードスターでちょっと元気よく公道を走っていた時期もありますが、次々と迫り来るコーナーをこわいんだけどなぜか半笑いでクリアしていく感覚はどこか似てるように感じます。
防具は必要
これは以前、林道を走っていた時に撮った画像です。
お わ か り い た だ け た だ ろ う か 。
素手です! これはいけない。
林道走行に転倒はつきもので、先のとがった石なんかもごろごろしてます。実際に僕は転倒時にそういった石の上に手をついてしまって痛い思いをしました。orz
それからは、自転車が緑なのでおなじく緑だったこのヘルメットと、うちにあったいぼいぼ軍手を持っていくようにしました。
ヘルメットは安かっただけあって、届いてみると発泡スチロールにプラスチックのガワをつけただけのものでしたが、自転車のスピードレンジだとまぁ問題なさそう。そのぶん軽いし。
転倒時には必ずといっていいほど手はつくことになるので、安心感でいうとヘルメットよりは手袋の方が上でした。
今では街中でもヘルメット着用のチャリンカーはよく見ますが、手袋まではしていない人も少なくないですね。でもMTBで林道を走るならそれ用のグローブとヘルメットは必要かと。
レベルにあった状況・場所で走るべき
今のところ猟場の林道ばっかり走ってますが、そもそも猟場の山はけっこう険しい部類に入るようで。奈良の山はそういう場所が多いとも聞きます。
僕の場合は猟場の探索が目的でMTBはそのための手段だったので必然的に最初からそういう場所で走ることになったのですが、可能であればもっとマイルドな林道でデビューするべきなんでしょうね、そもそも。
そしたら、上にもあった「⑤こわい」のところが全然マシになるはず。
こわいといえば、僕はここまですべて単騎で走りに行っています。単独行動大好き人間ではあるものの、助けがないので大ケガするわけにいかない、というのも頭にあります。こんな時は仲間がいればなー。
という、「仲間+必要な知識」を得ようと思ったら、やはりそういうMTBに強いショップなんかの常連になるのがもっとも限りなく正解に近いのかも。
ただし、そういった店は「一見さんお断り≒うちで自転車を買った人でないと相手にしません」という場合もある様子。となると最初の一台をどこでどう買うかも重要で、値段に釣られて量販店で買った僕はわりと間違ってたという可能性がなきにしもあらず。orz
このあたりも自転車=ママチャリのままの認識ではなかなか気づかないかも。僕は気づきませんでした。一見さんOKのMTBショップを探そう。(´・ω・`)
なんだかんだで楽しい
ぜんぜん意のままに乗れないうちは爽快感もへったくれもないですが、コツがわかってくると愉快痛快。
「これはきびしい、降りて歩こうかな、いけるかな? ええい、行ったれー! ( ゚∀゚)」
という場所を華麗にクリアできた時は叫びたくなるような達成感! スカッとします! WOW!
もちろん山は下りばかりでなく登りもあり、ぜーはーいいながら押して歩く局面もありますが、これはこれでいい有酸素運動。谷が深いから山が高く、また、だからこそ心肺機能向上とBMIの減少が見込めるのです!(・∀・)
はじめのうちは不安もあったMTBですが、この調子でいけば趣味として定着しそうな予感。
当面は初心者向けの林道と、南河内近辺で一見さんOKなMTBショップを探していきたいと思います。
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Comment
私は、自転車の法令が厳しくなってからめっきり乗らなくなりました。もうすぐ保険も義務化になりますし。
この前から、スーパーカブで山に行ってますが、エンジン付きでも下りは怖いです。(帰りは、荷台に丸太を積めるだけ積んでます。)自分と荷物で150㎏以上はあると思いますが。
南河内ではありませんが、住之江にあるウエムラサイクルなんかはどうでしょう。会社の後輩はここで色々と買ってるらしいです。
サイクリングコースは、水越峠を通って祈りの滝から奈良側に行って戻って来るのはどうでしょう。
二輪だとエンブレがあってもやはりこわいですか。舗装って偉大ですね。林道は勾配きついところも多いしなぁ。
ウエムラサイクルもちょっと調べてみようと思います。寝屋川のニコフランドってとこもよさそうだけど、さすがに遠い。。。(´・ω・`)
HPやfacebookを見て、定期的に山に遊びに行っているのがうかがい知れるショップが間違いないでしょう。ロードは値引き重視のショップ選びでいいかもしれませんが、マウンテンに関しては遊び場に連れて行ってくれて、楽しみ方を教えてくれるところでないと面白くならないと思います。目立ちにくいショップですが、ニコフランドは超穴場です。facebookの活動履歴を見る限り、100万クラスの高級車とかバリバリの下り系とかいった敷居の高い雰囲気はまるで感じられません。サスすらないリジッドのマシンで走っている人も。走るフィールドは公開されていませんが、井手町近辺のイノシシやら鹿が闊歩して掘り返しているトレイルと思われます。
ありがとうございます。ニコフランドはたしか寝屋川あたりのお店でしたっけ。店主さんが元バックパッカーみたいで、サイトを見て親近感をおぼえた記憶があります。もうちょっと近ければ言うことなしなのですが・・・
クモの時期だということもあって、最近はMTBなのに街乗りメインになってしまっています。湯船のMTBコースなら大丈夫そうなので、都合が合えば猟期までに行ってみる予定です。
バックパッカーかつバイクトライアルのシニアクラスで世界8位で、その後東欧あたりのバイクトライアルチームのマネージャー・コーディネーターをしていたとか。店に立ち寄って話してみると面白いですよ。ちなみに最近までサンバーを愛用していました。
http://www.nikovland.jp/のイベントのカレンダー。
晩秋から冬場はMTBが多くなります。頼めば試乗車も用意できるとのことです。ニコフさんのところで聞いた話ですが、冬場のトレイルでGPSを首にぶら下げた甲斐犬の猟犬と出会ってしばらく一緒に走ったそうです。普通の人が分け入らないトレイルを走っているみたいです。ルートを公表できないわけですね 笑
いろいろやってきた人なんですね。猟犬にしても、甲斐犬だとわかる時点で只者ではない予感。猟期終わったらちょっとニコフランド行ってみたくなりました。(*゚∀゚)