狩猟で一日山へ入る時、弾を何発持って行く?ツイッターで聞いてみた

公開日: : 狩猟よもやま話

散弾とスラッグ弾

最近、kenshiという超時間泥棒なゲームに頭のてっぺんまでどハマリしてしまって何事も手につかないspinickerです。そのうちブログで取り上げちゃる。オンライン要素も追加の課金もない3000円足らずのゲームにここまでのめり込むとはおそるべし。

今日もこれから遊びたいので、今年1月のTwitterでのつぶやきをお題にしてお手軽にブログを更新します。内容は「大物猟で丸一日山に入る場合、携行する実包の数は?」です!

スポンサーリンク

結論からいうと、このような結果に。けっこう持って行く人多いんですねぇ。(・ω・)

今思うと設問がかなりざっくりすぎる気がするけど、僕は単独猟では十発、半矢でも犬が止めてくれることも期待できるグループ猟ならちょっと少なめ、六発を携行しています。

なぜこんなことが気になったかっていうと、知り合いハンターと山に入った時、その人の弾帯にはスラッグ弾二発しか刺さってなかったのですよ。
それ見てヘタレな僕はドキドキしました。ひとごとなのに。二発撃ってまだ倒れなかったらどうするんだろう、って。(; ・`д・´)

狩りバカ日誌 2019年2月16,17日(散弾銃・単独忍び猟)後編

僕の870はごっつい12番ってこともあるのか、しとめる時はたいていの場合初矢でかたがついています。初矢をきれいに外したけど二の矢をうまく命中させてしとめたことって一度もありません。矢をかけたことなら何度かあるけど、それも数は少ないです。リカバーが下手といえばまあそうですが。orz

だから、外す時もそうだけど、決まる時はそれ以上に一発です。初矢が当たってこのままほっといても死ぬだろうけどあまり苦しめるのも本意じゃないから止め矢を入れる、ってことはままありますけど。

散弾実包ってけっこうな重さがあるんで、数がまとまるとわりと無視できなくなってきます。携行数が多いとそれだけ紛失の可能性も上がるわけだし。だいたい一発、止めを入れても二発以内で決まることが多いし。

そういうところから言うと、確かに二発か三発あればいいっちゃいいようにも思うんですけどね。

けど、ハンターは皆先輩から聞いています。二発三発それ以上食らっているのに倒れない、とてもタフな、しぶとい獲物の話を。ああいうの聞くと、やっぱり多めに持って行きたくなるんですよねぇ。(; ・`д・´)

有名どころでは何と言っても繁殖期のオスイノシシ。牙で切りあってメスを取り合うので、それに備えて繁殖期は脂肪がガチガチに硬くなります。板みたいです。さらにウソかホントか、松の幹を牙で傷つけて松脂を塗りたくって補強するって噂もあります。壮健なオスだと場合によっては弾が脂肪の層で止まってしまうのも少なくないとか。

あとは五月六月、青葉の時期のシカも矢強いそうです。シカ(ホンシュウジカ)は冬よりこれぐらいの時期がもっとも脂が乗っていて、脂がゼロといっていいほどな冬場よりよっぽどタフだと聞いています。シシみたいに硬くはならないけど、あるとないとでは衝撃吸収の点でやはり差が出るようで。

役立たず、力を発揮できないというたとえに「陸に上がった河童」って言葉があります。

河童はまだ陸上でも相撲が達者だというけど、鉄砲猟師が弾を切らしたら陸に上がった河童以上に何もできません。師匠は一度、シシを倒すまでに七発消費したことがあると言ってました。

全弾撃ち尽くしていくらか当たって動きが鈍ってる、あれなら次の一発で止められる、でも残弾ゼロ! という可能性は、多めに携行すればするほど遠ざけることができます。

状況が許すのならある程度は多めに持って行った方が悔しい、申し訳ない思いをせずにすむかもしれないですね。というお話でした。m(_ _)m

Twitterやってます。役に立つこともたまにはつぶやいてるので、よければフォロー願います!(・∀・)
アカウント → SPINICKER @Boy_Meets_Meats

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

クマー

日本史上最悪の獣害「三毛別羆事件」のwikipediaが恐ろしすぎる件

今年の6月に秋田県で4名がツキノワグマに襲われて死亡、その一部が食害されていた。という事件が

記事を読む

yeah!

次の猟期が待ちきれない人に送る、ちょっと早く解禁を迎える方法

もう言ってる間にお盆ですね。お盆といえばうちの支部では狩猟者登録申請の時期です! なんだかん

記事を読む

集落内に現れたシカの群れ

見つけないと撃てない。僕がシカを発見する時に見ているのはここだ!

2023年度の猟期が始まって二十日あまり。早いようなそうでもないような。皆様、獲物には恵まれ

記事を読む

学校

【超朗報】大阪府猟友会、狩猟アカデミー開校へ!

「ハンターを志した、または実際に狩猟免許を取ってはみたけど教えてくれる人が誰もいなかった」

記事を読む

2014猟期用ボディ01

2014年猟期用ボディ、完成!

あと3日。もうこのあたりになってくると、散歩の時間が近づいてきた犬みたいにソワソワしている今

記事を読む

犬vsシシ

昔の森はこうだった?犬の群れvs猪の格闘が見られる動画はこちら

近畿地方の梅雨明けでテンション上がってるspinickerです。ハンターになるまでは冬より夏

記事を読む

林業用アシストスーツ

狩猟にもOK?山中の歩行を支援する”林業用アシストスーツ”実用化へ

狩猟のなかでも、銃猟といえば空気銃猟と装薬銃猟に分けることができます。どっちが上だとか下だと

記事を読む

ストロング猪

ここらで世界の巨大イノシシを見てみましょう。

狩猟オフシーズンの楽しみ、ジビエ料理。僕は猟期中はあまり獲った獲物の肉は食べないのです。猟期

記事を読む

鹿師匠

師匠と歩く猟場―忍び猟(おもに鹿)のコツを聞いてきた。

たまにサイトアドレス宛てにメールをいただくことがあるのですが、なかには 「教えてくれる

記事を読む

引っ込み思案

猟友会に入ったのに猟隊に誘われない、という時に取るべき行動。

こういったブログを運営しているといろいろとメールが届きますが、そのなかには 「猟友

記事を読む

Comment

  1. LONE-WOLF より:

    そうですねぇ・・・
    私の場合、7mmMagのライフルですが携行弾数は4発程度ですね。
    1発撃ってハズレたら、その周辺の獲物は逃げてしまうので、次の出会いまでにはかなりの時間が経過します。
    1日に発砲出来る機会は2~3回あれば良い方でしょう。

    ONE SHOT,ONE KILL ! に徹することで、不要な弾を持ち歩かずに済みます。
    ライフルもマグナム弾になると重いのでなおさらです。

    • spinicker より:

      ライフルはショットガンよりさらに音でかいので、そのへんも影響するのかもしれませんね。しかし4発だけってのはすごい。僕は多めでないと不安になります。自分の腕を信用していないので。(;´∀`)

LONE-WOLF へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

もうかりまっかPC01

PAGE TOP ↑