昼とは違う注意点も。今が旬のテナガエビを今度は夜釣りで釣ってきた。

公開日: : BC級グルメ

猟期が終わり、獲って食う生活から離れること3か月強。毎年だいたいこれぐらいの時期に禁断症状が出てくるんですよね。

そしてこの時期はちょうどテナガエビ釣りのベストシーズン。また今年も大和川のいつもの場所へ行ってきました。

過去の釣行とちょっとした釣り方解説はこちら↓

関連記事:今がシーズン、素揚げ用テナガエビを釣ってきた(釣り方解説あり)!

昼とは違う注意点も。今が旬のテナガエビを今度は夜釣りで釣ってきた。

しかし今年は今までと一味違います。今回は夜釣り。夕方から日付が変わるぐらいまでの半夜釣りで臨みます。

魚みたいに夕まづめぐらいから釣れ始めるのかと思ったら、そうでもないんですね。浅い所でやってるので出てきたら姿が見えるんだけど、陽が落ちるまでは隠れ家に潜んでることが多いようです。明るさの残っている間はアタリはほぼなしでした。

昼とは違う注意点も。今が旬のテナガエビを今度は夜釣りで釣ってきた。

空が美しいグラデーションに染まる頃。川面を渡る涼しい風が昼間の蒸し暑さを洗い流していきます。足元でくすぶる蚊取り線香の香りに、幼いころの何かを思い出しそうになります。

昼とは違う注意点も。今が旬のテナガエビを今度は夜釣りで釣ってきた。

日没を迎えると、動きが活発になってきます。このあたりは水深が数十センチなので、岩の合間を歩き回るテナガエビの姿がよく見えるのです。

今回の餌はカニカマとベーコン。においの強いベーコンの方がよく寄ってきますが、招かれざる客まで誘引してしまうので考えものです。

仕掛けはいつもの市販のやつ。

夜釣りということで、狩猟でも使っているヘッデンを持ってきています。スイッチオン!

基本、魚の夜釣りでは光が水面に落ちるのはよくないとされてますが、テナガエビについてはあまり光を気にしていないようです。強い光を当てるとすぐに隠れましたが、ヘッドライトの弱ぐらいの、周囲の確認ぐらいは十分だけどそう強い光ではない、といった光量なら問題なさそう。照射範囲をズーム可能なモデルが向いています。

そのことに気づくまでほぼライトなしでやってたので、効率はちょっと落ちました。もうちょっと早く気づいていれば。(´・ω・`)

昼とは違う注意点も。今が旬のテナガエビを今度は夜釣りで釣ってきた。

しばらく観察していると…出歩いてるのはほぼすべてといっていいほどオスばかり。あっちこっちでオス同士が争っています。始終戦ってました。

それを反映してか、釣れるのもオスがほとんど。昼間はメスも半分近く針にかかるんだけどなあ。最終的に針がかりしたのは9割以上がオスでした。

エビということで歩く姿はザリガニをイメージしてたけど、こいつら非常にすばしっこいです。足はほぼ補助、移動は腹脚(ふっきゃく)を使って泳ぐのがメインのようです。

昼とは違う注意点も。今が旬のテナガエビを今度は夜釣りで釣ってきた。

昼との違いに戸惑いながらも、次々と上がってくるテナガエビ。

テナガエビのアタリというと、ウキがすーっと横に動くのが典型的な形。隠れ家まで餌を運んで食べる習性からそうなります。

しかし、夜はウキが動くことなくいつのまにか釣れている、ということも多かったです。たぶん活性が上がることで大胆になってるんでしょう。天敵のカワウが休んでいるってのも大きそう。

あとは、一度聞き合わせをしておいた方が針にかかる率が上がるようです。アタリから同じぐらいの時間が経過していても、聞き合わせをせずいきなり上げるとよく針がかりせず落ちました。一度食事中に軽く邪魔してやると意固地になって離さなくなるような印象。

昼とは違う注意点も。今が旬のテナガエビを今度は夜釣りで釣ってきた。

そして夜はこいつら。カメも非常に活発です。

足元をチョロチョロしていたこいつなどは、邪魔なので一度手づかみで掴んで遠くに放り、また来たので再度つかまえてまた放り投げ。これでもう来ないだろうと安心していたら、最後には針にかかって上がってきました。

見釣りしやすいってのもそうだけど、夜はカメ対策の意味でも水深の浅いところでやるのがよさそうです。浅ければすぐに発見、対策できます。

昼とは違う注意点も。今が旬のテナガエビを今度は夜釣りで釣ってきた。

6時間ほどで30匹ぐらい釣れました。そんなに食べきれないので元気のいいやつを10匹ほど選って、でも1匹逃げられて9匹お持ち帰り。きれいな水にエアレーションをかけて1日泥抜きさせます。エアレーションさえしていればカルキ抜きは必要ありません。

昼とは違う注意点も。今が旬のテナガエビを今度は夜釣りで釣ってきた。

人によっては泥抜きは必要ない! っていうけど、やっぱりやっといた方がよさそう。1日でこれぐらいの泥、というか砂を排泄していました。泥抜きをしていなければ、これも一緒に食べてしまっていたことでしょう。

昼とは違う注意点も。今が旬のテナガエビを今度は夜釣りで釣ってきた。

あとはいつもどおり180℃の油で素揚げ。いつ食ってもうまいなあ!

頭のてっぺんの角は折っておきましょう。でないと、口の中で刺さります。でかい個体だとけっこう痛いです。(´・ω・`)

テナガエビは街中の川でも、流れの緩い下流・河口部なら、たいていのところで生息があるはずなので、時間をみつけてちょっと出かけてみてはいかがでしょうか。

食べても美味、夏の夜の納涼にももってこいですよ! (・∀・)

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Comment

  1. コロナで暇な大学生 より:

     カメは香辛料と柑橘で臭みを取って焼くと美味いです。外道邪道と言わずに一度食してみては如何でしょうか。スッポン・カミツキガメ以外は甲羅の処理が面倒ですが、その気になれば切り出し小刀一丁で捌けますし。

    • spinicker より:

      ううむ。うまいという話もまずいという話も聞きます。カメについては。そういやスッポンも食ったことないな…。カメは食べ物に見えない体質なのかもしれません…。(;・∀・)

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