今がシーズン、素揚げ用テナガエビを釣ってきた(釣り方解説あり)!
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最終更新日:2018/05/28
BC級グルメ
梅雨の時期はテナガエビ釣りのベストシーズン。ということで今日はひさびさにテナガエビ釣りを敢行しました!
目指す先は大和川。うちから車で20分強と若干遠いですが、地元を流れる悠久の大河石川に先日仕掛けた罠にはかからなかったので、確実にいると情報を得ている大和川へ向かうことにします。
空は梅雨時らしい曇天。夜行性のテナガエビですが、この時期はこういう天気であれば昼間でも期待できます。いざ出発!
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テナガエビのポイントは河川中流域より下流寄り、流れが緩やかでゴロタ石や沈み根、テトラの際など障害物のある場所。
こういうところがベストですが、ここは川のどまんなかなので行けません。。。(´・ω・`)

カルガモ発見。距離約15m、こちらに気付いてるのに逃げも隠れもしません。都会のカモはのんびりしてるなぁ。ここが猟場で今が猟期だったらまちがいなく仕留めてるぞ! (`・ω・´)
この時期メスは子育てしてるはずなのでこいつらはオスとみた。なんかどっちも黒っぽいし。

余談ですが、河川敷なんかによく生えているススキ。この時期葉っぱがこんなふうに折りたたまれてるのをよく見ます。
これは『カバキコマチグモ』という、在来種では最強の毒を持つクモの卵のうなので触らないようにしましょう。中には母親もいます。噛まれると痛みも腫れもかなりのものだそうです。

かなり歩いてよさげなところ発見。水中には岩がいくつも沈んでいて、岸には水域のすぐ際まで生えている植物。水深は深いところでも腰あたりまであるかないか。一級のポイントです。

Googlemapでいうとこのあたりです。周囲には他にもテナガエビ狙いの人がいました。

便利な世の中になりました。今はもう自分で仕掛けを一からちまちま作らなくてもいいのです!
今回使ったのは市販のテナガエビ用仕掛け。↓の商品です。スペアの針が3つもついていて、今回もかなり助かりました。
※この仕掛け、そのまま使うとウキの浮力が大きすぎて、ネットで調べるとよく出てくるような水面下数センチでサスペンドするような形にならず、浮かびっぱなしになります。そのために、朝夕の活性の高い時や、中ぐらいより大きい個体でないと当たりが取りにくいです。
水中ウキのように使うのであれば、小さいガン玉おもりをいくつか持っていくのがベストかと。

エサはカニかま。赤虫がベストとのことですが、カニかまでも十分釣れます! これなら198円のパックを一つ買えば、10回釣りに行っても使い切れないぐらいの量になります。生き餌高いですからね。

カニかまをほぐして、一本の繊維? をさらに小さくちぎって針を隠すよう通し刺しに。1回分これだけ。ほんのちょっとでいいのです。
カニかまが釣行1回あたり約20円、のべ竿780円、出来合いのテナガエビ仕掛け240円×2で480円、道具を一からそろえても1500円でお釣りが来ます。テナガエビ釣りは貧乏人の味方です! (・∀・)

しまったな、と思ったのは、1.8mの竿にしたこと。ポイントに届かせるのがひと苦労。短くて困る場面は多くても長くて困ることはそうそうないので、3mぐらいはあった方が良かったかも。リールを使わないのでなおさらです。
しかし選んだ場所がよかったのか、仕掛けを投入するとまもなくウキがスーッ、ピクピク。今まさにテナガエビが餌をつかんでいます! 魚釣りのように派手に消し込むようなことはまずありません。

ウキが動き始めてから20~30秒ぐらいたってから、そーーーっと竿を上げると、手元に伝わるピンッピンッとした小気味いい引き! テナガエビが釣れました! (≧▽≦)

食べるためには生かして持って帰る必要があります。ブクブクとバケツも持ってきています。
バケツの準備ができたら、慎重に口から針を外します。
テナガエビの弱点は口です! こいつらはエビのくせに水質の悪化に強いですが、無理くりに針を外して口を傷つけたりするとあっさりと死んでしまいます。針に返しがついていたらペンチではさんで潰しておきましょう。そのうえでそっと外します。釣り用の針外しがあればテナガエビのはさみではさまれることもなくてベスト。
気をつければ素手でも構いませんが、大きい個体のはさみ攻撃はそれなりに痛いです。もし針が外れない場合、無理に外そうとするよりハリスから切ってしまった方がいいです。

その後も続々と釣れるテナガエビ!

たまにエビ以外の魚もかかったりします。ハゼがよくかかるんだけど、これはなんだろうな、日淡はあんまり知らないな。。。しかもボケてるし。(´・ω・`)

今は繁殖期まっただなか。抱卵したメスもかかります。リリースして来年以降に期待することにしましょう。

結局、朝から昼過ぎまでで9匹の釣果。ひさびさにしてはまずまずでした。が、1匹は天晴れなジャンプを披露して脱出。もう1匹は針を外すときに口を傷つけて死なせてしまったので、水葬に。
お持ち帰りは7匹になりました。次からは蓋付きバケツにしよう。(´・ω・`)

助手席の足元にバケツを置いて安全運転で帰る・・・つもりが、一度急ブレーキを踏んで派手に水をぶちまけ、車内が大和川の香りになりました。次からは絶対に蓋付きバケツにしよう。orz

広いめの入れ物、狩猟の獲物用クーラーボックスに水道水を張ります。
テナガエビは水質の変化に強いそうですが、むかしアクアリウムをやっていた者としてはエビ類を塩素バリバリの水道水に漬けておくのは抵抗があるので、薬浴のつもりで1時間だけ水道水に漬けておくことにします。
1時間たったら、あらかじめ用意しておいたくみ置き水と入れ替えて1日ほど泥抜きします。

1日たちました、いよいよ実食です!
詳しい手順は本サイト「テナガエビの素揚げ」で掲載していますが、素揚げなので何も難しくないです。^ ^

ウマ━━(゚∀゚)━━!
身がうまいのはもちろん、手もぱりっぱりですげー香ばしい! 要するに全部うまい!
日本一水の汚い川といわれる大和川産なのでちょっと身構えてましたが、なんてことはありませんでした。てかそのへんの居酒屋の川エビなんかより断然うまいっす! (・∀・)
ひとつ気をつけるとすれば、釣り上げた際に、食い込みが深くて外さずにおいた釣り針のこと。揚げる前にすべてのテナガエビの口をのぞき込んで、針が残っていないのを確認してから次に進みましょう!
次の猟期までの折り返しにさしかかり、猟欲は増すばかり! といったこの梅雨の時期がテナガエビ釣りのハイシーズンだというのはまるで天の配剤のよう。
しばらくの間は、銃を竿に持ち替えて、奈良県の山のかわりに大和川で遊ぼうかと思います。(^o^)
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Comment
お早うございます
あ~、わたし勘違いしておました
手長エビ釣りはやったことがないのですが、ハサミでエサを掴んだところを釣り上げるのだろうと思っていましたよ
ザリガニ釣りと同じなのかなとね
その雑魚はタナゴですか?
魚体の特徴がわかりませんが、背びれと色がタナゴに見えます
薬浴で塩水に浸けたら、塩気も付いて一挙両得では?(笑)わたしも90にエーハイムの外部付けて水草メインのアクアリュームしてました
ブクを持っていったのであれば、クーラーボックスくらいは持って行っていると思ったのに、バケツ…
大和川の香りをまとったエブリィ、下取り価格が下がってしまわないといいですけど
時期戦闘車両はサンバーですか、今の寝床などの装備品がそのまま使えたらいいですね
おはようございます。(・∀・)
テナガエビ釣りは針をくわえさせる釣りです。しっかり食ったらちょっとやそっとのことではバレないですよ! 魚は確かにタナゴっぽいですね、体高的に。
使い回せる車中泊グッズが多そうだなと思ったのもサンバーを選んだ理由のひとつです。大和川の香りは半日ぐらいで取れました。 (^ ^;)
エビ釣り、初めて聞きました。
「食べるのなら死んでもいいじゃん?」って思っていましたが、しばらく生かして、泥抜きをしなければいけないのですね。驚きです。
そろそろ港でサビキを使ったマメアジの季節でしょうか。エビもチェックしてみます!
川魚系は泥臭いとか言いますし、なんせあの大和川ですから(実際のところ今の大和川は鮎も泳いでいるそうですが)。泥抜きはしっかりやろうと決めていましたw
小アジの南蛮漬けは父の好物だっけ。元気にしてるかなぁ。←実家まで車で30秒
[…] 大和川→大和川|wikipedia、テナガエビ釣り参考記事(今がシーズン、素揚げ用テナガエビを釣ってきた(釣り方解説あり)!|吾…) […]