ヒストリーチャンネル久々の当たり!自作刃物好き必見「刀剣の鉄人」
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最終更新日:2016/09/21
ヒストリーチャンネル
長い長いなが~~~い狩猟のシーズンオフ。あまり派手に出歩くと猟期に向けた積み立てが難しくなるので、必然的に家にいることが多くなります。今期はちょっと旅に出たりしたのでなおさらです。
するとスカパー!の面白そうな番組にチャンネルを合わせる機会が増えるのですが、こないだ久々に当たりな番組をヒストリーチャンネルで発見しました!
それが「刀剣の鉄人」です! 男の子はいくつになっても刃物とか大好き! ハンターならなおさら! (゚∀゚)
(※放送は7月となっていますが、再放送がちょくちょくあるので今後も放映されるはずです!)
刀剣職人が鍛冶場でその技を競い、チャンピオンを決める。作った刀剣には厳しいテストが行われ、専門家の審判が判定する。第1ラウンドでは自己流の刀剣を鍛造し、第2ラウンドではそれを武器として機能するものに仕上げる。
決勝では毎回、かつて人類が作った素晴らしい武器の一つが指定され、それを自宅の鍛冶場で製作。チャンピオンは誰か?60分×8話
30秒の動画ではなかなか魅力が伝わらないなぁ。制作側もお試しとして1話ぶんぐらい無料で公開すればいいのに。面白い番組なんだから。(´・з・)
内容としては、上記の公式サイトにあるような感じですが、ちょっと補足します。
毎回4名の鍛冶職人が優勝と賞金1万ドルを目指して腕を競い合い、各ラウンドごとに1名が脱落していきます。第1ラウンドで4名が3名になり、第2ラウンドで3名が2名に、そして最終ラウンドの一騎打ちで勝者が決定します。
第1、第2ラウンドで勝ち抜くための刀剣は、スタジオに設営された鍛冶場でカメラの前でトンテンカンと鍛造されていきます。4名の鍛冶職人が同時に刃物を鍛えていく様は圧巻。
余談ですが、登場する鍛冶職人には日本で修行した人がけっこう多くてなんとなく誇らしく思います。そういう人は作務衣で作業してました。インドのジャマダハルを作る回の時は作務衣の人が優勝してたっけ。でもいきなり敗退した人もいたなぁ。(´・ω・`)
第1ラウンドではおもに見栄え、第2ラウンドでは武器としての機能がチェックされ、それぞれ1名ずつが脱落。そして2名が残った最終ラウンドではひとつの武器が「お題」として出題され、その武器を今度は自宅の作業場で製作することになります。
人によってはスタジオに設営された鍛冶場より自宅の方が設備がしょぼかったりするのが意外。普段自分がよく作る刃物に最適化していることが多いようで、それ以外のものがお題に出て苦労している人が多かった印象。
そしていよいよ最終ラウンド。お題の武器の出来映えを総合的に判断して優勝者が決まります!
画像はバイキングの斧の機能性テスト。当時の家屋を模した板張りの壁に5回斬りつけてどれぐらい破壊できたか調べる、って感じだったかな。
お題でチャクラムが出てきた回は思わず目を輝かせてしまいましたね僕は。マンガやゲームではよく見るけど、実際に武器として機能するレベルのものを作れるのか、と。
この時のテストに「複数本のサトウキビめがけて投擲、破損度を調べる」というものがあり、優勝した人の作品は見事サトウキビを1本か2本、すっぱり切断してました。投げ方がうまければもっと上手に切れてるはず。お見事!
刃に向けて銃弾を発射するテストもあった模様。銃弾は見事まっぷたつ! マジか! ( ;゚Д゚)
と、ナイフを自作するような刃物好きの諸兄のみならず、刀剣女子のなかでも気合いの入った方にはおすすめできる内容になっています。
ドキュメンタリー御三家(ナショナルジオグラフィック、ディスカバリー、ヒストリーチャンネル)の中でヒストリーチャンネルはちょっとレベルが落ちると思っています、今でも。ちょっと飛ばし気味の番組が多くてねぇ。UMAとか宇宙人とかは特に飛ばしすぎだろあれ。(´・ω・`)
けど、少し前の「アイスロードトラッカーズ 北極圏を走れ」はかなりよくできてたし、今回の「刀剣の鉄人」もいい出来。
ヒストリーチャンネルにもこういうレベルの高い番組が増えてくれれば、貧乏なハンターがシーズンオフに家でゴロゴロする時に非常に助かるので、がんばってもらいたいところです。
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Comment
CSは、面白い番組やってますよね。私は、ディスカバリーチャンネルと、ナショジオと、ヒストリーチャンネルと、ATXが映れば1ヶ月以上引きこもれる自信があります。
物作りの風景は、私も見入ってしまいます。YouTubeや、ニコニコでよく見ています。最近は、アニメの刀剣を実際に作る企画がお気に入りです。
海外の番組は、メチャクチャな企画が多いですが、その代わり、見ている方は楽しいですね。
NHKもこれくらいの企画をしてくれるなら、受信料を払ってもいいのですけど…。まあ、無理ですよね。
海外ドキュメンタリーみたいなのを国内でも作れないかという気がするのですが、たぶん作っても視聴率が低いんだろうなぁという気がします。たけしの万物創世記なんかも打ち切りになったわけだし・・・。あれも素晴らしい番組だった。
ナショジオといえば、ナショジオワイルドはちょっと迷走してる気がするのは僕だけでしょうか。動物番組を設定したのならナショジオの方は動物以外で固めればいいのに。(´・ω・`)
銃弾そのものはバターナイフでも切れたりしますが、結局のところ『鋼の纏め方しだい』だったりすます
日本の工兵がアメ車の板バネで作った日本刀(厳密に言うと違いますが)を造ったところ非常に良い物ができたりとか
まあ
それほどいい鉄を板バネに使う国に勝てるわけないだろ!!って落ちの話なんですが(笑)
ただ、マシンガンの射撃7発に耐えるとかになるとやはりロマンに溢れていると謂わざるをえず
なもんで和歌山の某重工業では無免許で刀を造って残念な事になった方々もいたりして
と、僕なんぞの講釈より面白いサイトがあるので紹介しておきます
備前長舟上田刀匠のブログとなります
刀鍛冶の日々
http://bizenosahune.blog67.fc2.com/
長生きしていただきたいと思います
それと
http://www.nipponto.co.jp/
かなり大きいですが敷居の低い刀剣屋さんですので
大阪に御用がある時などついでにどうぞ
戦前の日本とNYの比較画像を見たことがありますが、天と地の差でしたね。勝てるわけがない。。。orz
我々ハンターもナイフ自作する人とかいて僕も興味ありますが、形状は注意するべきですね。ヘタすると銃刀法にひっかかる。
大阪に御用、というより大阪の南河内在住なのでドンピシャです。備前長船も名前は聞いたことがある。時間のある時にでもじっくり見てみます!(・∀・)