出猟中に林道で通算5回目のパンクをしたので原因と対策を考える。
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狩猟車・猟用車
こないだ、またぞろ出猟中にパンクしましてね。たぶん5回目ぐらい。何年か前には同時に右の前後輪をやった(これが3,4回目)ことすらあります。(´・ω・`)
狩猟中のトラブルとしてはメジャーかつまあそれほど困るものでもないというか、いや困るんだけどスペアタイヤと換えればいいし、サイドウォールをやったんでなければ修理キットでほぼ完全に修理もできるんで軽く見がちではあるんですが、5回も6回もやってるとさすがにめんどい。
今回を機に、山中でのパンクと回避方法についてちょっと真剣に考えてみたところ。なんとなく共通点が見えてきました。
うちの近所の山はけっこう攻撃力の高そうな、エッジの効いた岩石が待ち構えているエリアが何か所かあります。適当に撮ったやつでこれなんで、場所によっちゃもっと凶悪なやつも転がってるんでしょう。
原因1.摩耗・劣化したタイヤを履いていた
一番か二番かって原因はこれかと。すり減ってバーストしたわけじゃないんですが、
これを新品タイヤの断面図としようじゃありませんか。
新品で溝もバリバリ残ってるので厚みがあります。地面から空気が入ってる層まで距離があります。
ぶ厚いので、▲のようなとがった石が刺さったところで、空気のところまで届かないわけですよ。
一方、こちらは溝がすり減ってちびたタイヤ。その分空気の層までの距離も短い。新品タイヤの半分ぐらいしかありません。
同じような石くれが刺さったら、届いてしまいます。
これが細い釘とかだと刺さったままいてくれるんで空気の漏れ具合は遅いんだけど、石くれなんかは傷口からすぐ抜けてしまって、空気をせき止めてくれない。
昔のパンク時の摩耗具合は覚えてないけど、前々回前回の場合はめっちゃ減ったセミブロックタイヤ。今回は履きつぶすつもりでいた、かなり減ったスタッドレスタイヤでした。
特にブロックタイヤは泥が詰まらないようにするためにパターン間をだいぶ空けてあるものがありますね。あれが摩耗したらスカスカ、かつ薄々で、こういうケースにはかなりよわよわになってしまいそう。
原因2.スピードが出ている
僕の場合は原因1にめっちゃ心当たりがあったので2以降はちょっと巻きぎみで行きますが、スピードですよスピード。車の事故はスピードさえ落とせば結構な割合でなんとかなるんですよ。
ゆっくり運転であれば地球にもタイヤにもやさしい。摩耗してうすうすであったとしても、その脆弱さをカバーしてくれるのがゆっくり運転です。
原因3.積載重いめ
一番最近にパンクした時は、このへんではでかいめのシカ二頭が荷台に横たわっていました。合わせても150キロないぐらいなので過積載には程遠い重量ではあっても、空荷ってほど軽くもない。
トラックのよく通る道では路面がへこんでしまってるところも少なくないですね。質量はあらゆるものにダメージを与えます。アスファルトにも、タイヤにもです。
原因4. 1~3のすべてが重複した
で、今回の僕の場合。1~3まで全部揃ってました。
ヒヤリハットで収まらず何かが起こってしまう時は、たいていの場合、ちょっとした細かな原因がいくつか重なって問題が露呈する。といったことは、「メーデー!航空機事故の真実と真相」を視聴してる人ならおわかりでしょう。
すり減ったタイヤで荷台にシカ二頭のせて早く帰りたくてまあまあ急ぎ気味で尖った石ゾーンを疾走した。
山からの帰りはほとんどの場合で下りですわな。スピードも出ます。段差のところに埋まってる石は転がってるのとは違って固定されていて攻撃力もバツグン。3,4,5回目は最近のことなんでよく覚えてるけど、獲物しとめて荷台に積んでの帰り、下りでした。場所もおそらく同じ。たぶんあそこだ。(´・ω・`)
そういった知識って、本格的に四駆・クロカンで遊んでる人たちからすると、たぶん当然に知ってることなんでしょうね。山に入る人間はそういった本を読んで海馬にしまっておくと、ひとつ上のハンターにグレードアップして、より無事にスマートに帰って来れるようになることでしょう。
林道でホイールタイヤを換える時は、厚めの板切れとかプラダンがあると便利ですよ。地面が少々ガタガタでもぬかるんでいても、下にかませばかろうじてジャッキアップできるケースも多いです。不安定さゼロにはならないんで、注意は必要ですけどね!
パンクしたままでもゆっくりなら走れるので、そうそうクリティカルな状況にはならないでしょう。
とはいえ、帰りが遅くなったら誰かに心配をかける。なんて人は、トラブルなくしゅっと帰宅するのも思いやり。この記事を読んで、事前に山パンクを防いでもらえれば、書いた甲斐があるってもんです。(・∀・)
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